大きなトラの張り子がシンボルの信貴山朝護孫子寺(平群町)で25、26日、寺と信貴山観光協会が「信貴山 寅(とら)まつり」を開く。4回目。張り子の絵付け体験や、願いを込めたトラの張り子の祈禱(きとう)、フードフェスがある。

 1400年あまり前、信貴山で戦勝祈願をした聖徳太子の前に、毘沙門天が現れた。必勝の秘法を授かった聖徳太子は戦に勝ち、この山に伽藍(がらん)を開いた――。聖徳太子毘沙門天と出会ったのが「寅年、寅の日、寅の刻」とされ、トラに縁のある寺として知られる。

 かつては全国から泊まりがけで信者が集ったが、近年は参拝者が減少。僧侶の松井介澄(かいちょう)さん(33)らは「一年で一番縁起がよい寅の月に、若い人も楽しめる行事を」と考えた。信貴山のファンを増やし、「ぜひ何度も訪れてもらいたい」。

 午前9時~午後5時。張り子のトラの絵付け体験や祈禱、約30店のフードフェス、野菜をふんだんに使った白虎汁のふるまいは両日開催。26日午前11時から寅年の人らの「寅行列」、午後2時から「納め寅供養」がある。問い合わせは朝護孫子寺(0745・72・2277)。