韓国ドラマ 春のワルツ ２話

少年スホが父ジョンテに連れられて父のふるさとの島へやってくる。
あったことのない祖父にスホを預けるため・・・
しかし祖父は亡くなっていて、スホはソウルへ帰れると喜ぶ。



ジョンテは長い間、島から出ていて父親がなくなっていたことも知らずに号泣。
そんな親子の前にウニョンと母へスンが現れる。



幼なじみのジョンテとヘスン・・・
長い間ふるさとへ帰らなかったことをヘスンに聞かれてジョンテは
「カリフォルニアで事業をしていて、成功した姿を父に見せたかったけれど
　なかなか帰れなくて・・・」と答えた。

ヘスンにしばらくスホを預かってほしいと頼むジョンテ。

スホは一年前に孤児院に捨てられたことから父のそばを離れようとしないが、
ジョンテはスホを振り切って船に乗っていってしまう。

また捨てられたと号泣するスホを迎えに行くウニョン。

「お兄ちゃんと一緒に帰らないと私がご飯を食べられないの～」



　　




ウニョンは体が丈夫ではなく学校にもあまり行けないから友達もいない、
そんなウニョンと一緒にいて勉強も教えてあげてとヘスンに頼まれるスホ。

学校へ一緒に登校したウニョンとスホ。
小さな学校だから4.5.6年生は同じ教室。


先生から算数の問題を解くように言われたスホ。

黒板の前で立ったまま困っているスホ・・・
ウニョンが「先生！お兄ちゃんはアメリカに住んでいたから、わからないんです」と助け舟。



スホはお金を貯めてソウル行きの船に乗ろうと友達と賭けをしてお金を巻き上げている。

たまったお金を数えているスホにウニョンが、
「いつソウルへ行くの？早く行きなさいよ」

「そのうちにな」

「じゃぁ宿題をやりなさいよ～、先生に叱られるよ～」

「もうすぐいなくなるのに宿題なんか・・・」

「バカ、九九もできないくせに」

「なんだと！」

「そのうちって言ってないですぐに行きなさいよ～！」

「ああ、行ってやるさ、元気でナ！」


港へ行って船にただ乗りしようとするスホだけど、オジサンにあえなく制止され
トボトボと帰る途中、丘の上で出港した船を見て泣くウニョンを見つける。



　　




スホを見つけて喜ぶウニョン。

「行っちゃったかと思った・・・」

「お前のために戻ってきてやったんじゃないか」憎まれ口をたたくスホ。

「お前のせいで行けなかった」

「なんで？私のせいなの？私が何をしたっていうの？」

「知るか！お前のせいなんだ覚えておけ！」

「じゃぁ明日帰れば～行こうがどうしようが好きにしたらいいわ！」

「泳いでいくさ、ソウルへ泳いでいく！俺、水泳がうまいんだ、元気でなウニョン」

そう言って海へ入るスホ。

「戻ってきて！お兄ちゃん無理よ～寒いわよ、風邪ひいちゃうよ～」

「元気でな～」と泳ぎだすスホ。

「そんなことして死ぬつもりなの？」

ふざけて溺れたフリをするスホを助けに海に入っていくウニョン・・・

しかしウニョンは溺れて・・・助けるスホ。



診療所に運ばれたウニョンは意識不明・・・

駆けつけた母へスンは「一体何があったの？」

申し訳ない様子のスホ・・・



診療所へきた一緒に働く友人にヘスンは

「引き上げられはしたけど衰弱して意識がないわ、
　病室の外で待たされるってことは死ぬかもってことなんじゃないの？」という。


驚くスホ。

「ひどいもんだね、あの子の手術代を稼ぐためにあんたが食べるものも食べず
着るものも買わず頑張っているのに・・・
　それでも足りない上にいつ死ぬかもわからないなんて、お金は敵だ」と同情する友人。



家に帰ってきたヘスンとスホ。

「忘れてたわ、今朝、ウニョンが貯金箱からお金を出してね、
　町へ行く人にこれを買ってきてほしいって頼んだらしいの」

とスホにハンバーガーを手渡した。

「お兄ちゃんにあげたいって、お兄ちゃんの喜ぶ顔が見たかったのね・・・
　これを買うために一生懸命貝殻細工を作って・・・」

それを手にして涙を流すスホ。


　　



ウニョンの枕元にいるスホ。

「バカ、俺が本当に死ぬと思ったのか？
　ふざけただけだったんだ、俺が悪かった、だから目を開けてくれ！
それからな、俺は行くところなんかないんだ・・・
　行かないよ、ここでずっと暮らすよ・・・
　だから、お前もずっと生きろよ・・・」


目を開けたウニョン「お兄ちゃん・・・」

「大丈夫か？本当に大丈夫なんだな？」うなずくウニョン・・・



ウニョンがいつもお願い事をしている場所にいるスホ。


「神様、お釈迦様、竜神様、こんにちは、お願いがあります・・・
　ウニョンを治してください、
　ウニョンを治して下さったら私はなんでもいたします・・・
　嘘もつきません、意地悪もしません、九九も覚えます、
　宿題も一生懸命やります・・・本当です、絶対に守ります」



お金を巻き上げた同級生の兄が現れお金を返せと迫り、殴られそうになるスホ。

そこに父ジョンテが現れてスホを助ける。

お父さんが帰ってきてうれしいスホ。

おじいさんの家をきれいにしてここで暮らそうという父に

「嘘じゃないよね」と喜ぶスホ・・・





　　　　




砂浜で自分の作った貝殻細工をスホにあげるウニョン
「光に当てると虹が見えるよ、見てよ」

太陽にかざしているスホ・・・



　　　　　




「アメリカにも虹はあるの？アメリカの虹も七色なの？」
「当たり前だ・・・」



「ウニョン、俺はアメリカから来たんじゃないんだ。
　俺がアメリカに住んでたなんてみんな嘘だ・・・
　アメリカなんか行ったことないし飛行機も乗ったことない・・・
　学校も2年生のときにやめた、九九なんて知らない・・・
　泥棒で詐欺師なんだ！」


驚くウニョン。


「だけど、だけど、それでもお前のお兄ちゃんでいられるか？
　それでも・・・お前は俺の妹になるか？」

下を向いて何もいえないウニョン・・・


一人帰るウニョンが空を見上げると虹が！


　
　　　　




砂浜にいるスホも虹に気がついて・・・


二人の前にはハートの形の海が広がっている。








二話は子供たちの達者な演技にすっかり泣かされてしまったわ。

ウニョンはかわいいし、父に捨てられた淋しさを心優しいウニョン親子に慰められる
スホの切ない気持ちを演じるウン・ウォンジェくんの健気さ。


彼は子供のころからモデルをやっていたとか・・・右は妹さん。

ドラマの中の坊主頭とまったく違う今風のボクちゃんだ。



　　　　

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