Piacere・・・ピアチェーレ

ありきたりの毎日でもなにかしら昨日と違う一日です。
毎日、はじめまして・・・。

韓国ドラマ 黄真伊(ファンジニ)の好きなシーン。

2008-02-10 | 韓国のドラマ
“スクリーン”でパク・ジョンチョルを見て、“青い魚(ブルーフィッシュ)”を見ることになり、
“青い魚”でリュ・テジュンを見て、“黄真伊(ファンジニ)”を見返している今日この頃です・・・

“ファンジニ”の中で礼判大監(相当偉い人)キム・ジョンハン役のキム・ジェウォンが前から好きな私
現代劇とはひと味違う彼の時代劇もなかなかいいですよ~




私の好きな“ファンジニ”のワンシーンを書きましょう!


妓生(キセン)であるジニ(ハ・ジウォン)は、その才能を認めるペンムによって初めての恋を引き裂かれることに・・・
初恋の若様・ウノが死んでから4年、ウノの前で踊ったのを最後に決して踊ることをしないジニ
ジニから名前もミョンウォル(名月)に変えて・・・

そんな彼女の前に、時の皇帝陛下に朝鮮の音楽を守ってほしいと命じられるキム・ジョンハンが現れる
当時、明(中国)の属国であった朝鮮は、音楽や楽器を失くせと迫られていた
明の使者の前でペンムの率いる妓生たちが踊りや音楽を披露することに・・・
しかし、ミョンウォルは「朝鮮の音楽を失くそうとしている者に、どんな音楽を奏でても意味がない」といい、寺にこもってしまう
寺にミョンウォルに会いに行ったジョンハンは
「私は、きみの真心を信じる」と・・・

かつて、ウノが自分に語っていた“真心”という言葉を思い出し、ジョンハンにウノの姿を重ねるミョンウォル・・・
会場に駆けつけたミョンウォルの機転で何とか明の使者を満足させることができた

そんなミョンウォルを自分の宴席に呼んだピョクケス(リュ・テジュン)
その席にはジョンハンも・・・
「演奏してくれ」というピョクケスに「演奏する気分ではありません」というミョンウォル
「代わりに夜伽をしたいと思います」
それを聞いて驚くジョンハン、ピョクケス


ミョンウォルの上着の紐を解こうとするピョクケスに
「ピョクケス大監の一夜を買う」というミョンウォルは、逆にピョクケスの着物を解き・・・
100両、200両、300両でどうかと金を出すミョンウォル
やめろと言うピョクケス
「財力、権力で動かすこともできないものもあることを覚えておいて」と出て行くミョンウォル

              

ミョンウォルがピョクケスと一夜を過ごしていると思うと何も手がつかないジョンハン
彼は、強気の裏でどこか弱さを持っているミョンウォルのことが気になり始めていた
そんなミョンウォルに対する想いを詩に書くことしかできないジョンハン

酒席で酔ったミョンウォルもまた母にジョンハンへの想いを告白していた
「礼判(キム・ジョンハン)は権力のために動く人じゃない
 ウノにどうしてそんなに似ているのか・・・
 ウノが同じ服を着たら、あんな姿だったに違いない・・・
 そうじゃないと弁明ひとつしない、大人だからそうか、
 真心なんてものは妓生に出すものじゃないと思っている
 それが全然ウノと違う・・・」



ミョンウォルのもとにピョクケスから届いた数編の詩・・・
実はピョクケスがジョンハンのもとから盗んできてミョンウォルに自分の詩だと送ったのだった

それを知り怒ったジョンハンはピョクケスに会いに行くが、
どうしてもミョンウォルの心を掴まえたかった・・・と言われる
「遊びではなく本気で好きになれる女に出会えた」と告白するピョクケス

「自分の真心を与えろ、それがミョンウォルの心を得られる唯一の方法だ、
 ひとりの芸人として大切にしろ・・・」とジョンハン


そんなジョンハンにベンムが言う
「ミョンウォルに気があるでしょう?ミョンウォルの人生から離れてください
 あなたは妓生の愛の対象にはなれない人ですから」


ミョンウォルへの想いに耐え切れなくなったジョンハンは都に戻ることを決意する・・彼女には告げずに

ミョンウォルはピョクケスから届いた詩がジョンハンのものだと気がついた
自分への想いが詰まった詩・・・
そして、旅立ったジョンハンを馬に乗って追いかける


船着場で船に乗り発つジョンハン
一足違いでやってきたミョンウォル

             
             

船頭のおじさん「あの人も乗るところだったのかな?儲けが二倍になったのに・・・」

                  
                  

振り返り岸を見るジョンハン、そこにはミョンウォルが!

                  
                  

切ない表情で立っているミョンウォル・・・

                 

戻ったジョンハンはミョンウォルの前に・・・

                 

見つめあう二人・・・

ミョンウォルが口を開く「何か忘れていませんか?」

                  
                  

ピョクケスのもとから届いた詩の入った包みをジョンハンに渡すミョンウォル

             

大監のものですね?
今は私の手に渡るべきではないと思います
受け取ってください
この詩にこめられた思いが、持っているのも疲れます

そういって涙を流すミョンウォルを抱きしめるジョンハン


                  
                  
                  
                  






             



その詩にこめられた心が重くて松都を去られたのですか?
朝鮮の音楽は愛する心から生まれた、その音楽を守りたい
そのような大志を
卑しい妓生ごときのためにあきらめるんですか?

間違っています

                  
                  



私は、君のそばにいるのがつらい
君を望めば望むほどそんな自分に腹立たしく耐えられない
無責任な縁を結ぶべきではない・・・それをよく知る自分に怒り
君は責任の取れない場所の人だと
君のために、何もしてあげられないと
そのすべてがあまりに腹立たしく耐えられなかった


                  
                  
                  
                  

大監の心はすぐに落ち着くと思います
情や愛はそんなものです
時は流れ私たちは死ねば腐敗して何も残りません
しかし大監の抱かれた大志は違います
おそらく私たちが死んだあとにも長く生き続け
大監の愛する百姓たちと共に生きます

もう一度都監に戻ってください

私は大監に愛を求めません

                  
                  


しかし大きな夢を成し遂げる姿を
心に留めたいと思います
それが私に残された最後の姿だと

                 


15話のひとコマでした・・・

自分の気持ちを表に出さなかったミョンウォルが、ジョンハンが去ったことを知り
馬を走らせて追いかける姿がとても好きな私です
そんなミョンウォルが涙する姿を見て思わず抱きしめてしまうジョンハンの心情・・・
印象に残るシーンです


お互いを想いあう気持ちを確認したものの、
その身分の違いから許されない切ない愛へと変化していくジョンハンとミョンウォル

ピョクケスと、ジョンハンの愛を得たい、ミョンウォルとはライバルのプヨン
その4人とミョンウォルとプヨンの師、ペンムとメヒャンの争い
物語はさらに複雑に目が離せない展開になっていきます

鮮やかな色の映像と美しい衣装と素適な音楽・・・
その年の演技大賞をとったハ・ジウォンがなんといっても素晴らしいドラマです



音楽がこのシーンを盛り上げています

         

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8 コメント

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黄真伊 (mcnj)
2008-02-11 18:02:34
黄真伊、朝鮮王朝の中宗の名妓ですね。妓名を名月といいました。
朝鮮(北)開城に生まれ、その、美貌と、秀でた詩書音律の才能により、松都(開城)の三絶(三つの優れたもの)とうたわれました。
多くの高僧、両班たちが魅惑されたされたと言われます。
黄真伊の残した、愛を歌った、詩碑が、開城に程近い、臨津江の下流、臨津閣の傍に退かされています。

碧なす奥山の、たにがわ水よ、行きの早きを、
誇らざれ、ひとたび海に注ぎなば、帰り来むこと
難しきを、しばしは憩え、名月の、山に満つれば。

朝鮮を知る辞典より  ユン準学氏訳

当方韓国ネタをUP中です。
宜しかったら、遊びにお出で下さい。
ありがとうございます。 (granbina-h)
2008-02-11 19:23:21
mcnjさん、こんばんは!
おじゃまさせていただきました
とても勉強になりました
またいろいろと教えてくださいませ~。

      
楽しく拝見してます (yukijo)
2009-02-25 10:29:28
才能がありますね。テレビより心に残ります。
またいいシーンがありましたらお願いします。
yukijoさん (granbina-h)
2009-02-25 23:01:47
褒めて頂いて、有難うございます
励みになります

ネタばれするのはよくないと親しい友人に戒められています
私はもっといろいろとご紹介したいのですが・・・
なみだナミダ~ (obatyann)
2009-03-30 09:02:07
学校の世界史では、決して教えてくれなかった国にも、
すてきな女性がいらしたのですね。
原作本の日本語版をゆっくり読みたいです。
何度見ても美しい (式部)
2009-05-08 18:41:59
う~ん。最後まで見て、私もこの場面大好きです。
愛が昇華していく過程の二人の互いを思いやる切ない気持ちにうるうるでした。
高潔なキムジョンハンは彼のはまり役という感じで、素敵でした。最後まで彼目線だったので、私としては辛い悲しい結末でした。
obatyannさん (granbina-h)
2009-05-13 08:59:03
コメ、ありがとうございました
気がつくのが遅れました、ミアナミダ~

実在の人物だということは以前に何かでみたことがありました
日本の室町時代あたり?に、
隣国にこんな華やかな文化があったのに興味があります
式部さん (granbina-h)
2009-05-13 09:02:54
ジョンハンとジニが恋に落ちていく・・・そういう過程が好きで
このドラマの中で、いつまでも一番好きなシーンです
二人が幸せに暮らせると予想される終わり方にしてほしかったです

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