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山座同定 (岩湧山は本当に見えているのか?)

2005-12-01 22:35:58 | 知識
                          (ブログ目次へ)
柱本の道、鉄塔182から根古峰の先に、本当に見えているのか?

カシミール3Dなら確認は簡単ですが、山行中にカシミールは使えませんよね。
以下に 例会時、現地で紹介された山座同定法を紹介します。
比例計算しているだけですから簡単。一度、経験してみてください。
現地で地図と定規(シルバ・コンパスでも距離が測れます)があれば応用できます。

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 
山座同定手法について           2004/11/14 例会
   根来春樹会長(当時)、西野美穂リーダの紹介手法から 書き換えて掲載しています。

 現在地から、比較山の後方にある目標山が、どのくらい突出して見えるかを
地図上から簡単に計算する方法の紹介です。 一般的な比例計算手法




 【具体的な計算例】
鉄塔182から根古峰野向こうに、岩湧山が見えるかを山座同定する


  柱本の道、鉄塔182より根古峰の向こうに岩湧山が何メートル頭を出しているか?
  注)鉄塔182番は 北緯34度22分46秒4、東経135度37分20秒4 辺りにあります。

  ・地図上から以下のデータを読み取ります
   目標山標高 岩湧山   897m
   比較山標高 根古峰   750m
   現在地標高 鉄塔182  595m
   目標山までの距離     26.4cm(地図上の距離)
   比較山までの距離     16.8cm(地図上の距離)

  これを(式1)に当てはめると

   突出高=(897-595)m - (26.4/16.8) × (750-595)m
    
      =58m
 
      岩湧山頂は根古峰から上に、約58m見えている計算になります。

(例会資料を参考に書き換えています。文責は引用者にあります)
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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
算数苦手 (風のささやき)
2005-12-03 08:05:50
なるほど、なかなか面白いですね。

最近は、こんな計算式したことありません。

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