ぞうけいブログ

造形礼賛ブログ版

日本ペイント明治記念館

2009年11月18日 | 東京・横浜
ぞうけいブログ目次 東京の近代建築

自宅の至近距離、大井町駅の近くに建つ
日本ペイント東京事務所の明治記念館(地図
明治42年(1909年)に完成した日本最古の油・ワニス工場を
保存したもので、品川区最古の近代建築です。

 

受付で見学したい旨を申し出ると、
すぐに担当の方がいらっしゃり、丁寧に案内して下さいました。



中に入ると、館内には当時使用された機械類がそのまま展示されています。
明治に使用されていた設備は、そのまま塗料製造技術の歩み。
技術大国・日本が歩んできた足跡を残した貴重な産業遺産です。

 

外観だけではそれほど大きさを感じさせないのですが、
中に入ると意外に広い空間。煉瓦に囲まれた内部は空気も冷たい。
個人的には創建当時の煉瓦が残されていることに強く感動しました。



展示されている機器類は――。
説明して頂いたものの、機械系には全く弱い自分。
どのような名前で、何に使用されていたのか忘れてしまいました
(せっかくご案内頂いたのに申し訳ございません)。
確か上の写真は「ボイル油製造設備」だったような。

 

幾星霜を経てここに残ったこの建物の雰囲気、
煉瓦の色合い。保存を決めた日本ペイントの英断に脱帽です。
東京工場の門柱飾り(上の右写真)などが
さりげなく置かれていたり、機械類以外のアイテムも魅力的。
煉瓦の壁の「しみ」は、塗料業界が発展する過程で流した汗の如し。



日本ペイントは1881(明治14)年に「光明社」として設立され、
1898(明治31)年に「日本ペイント製造株式会社」に改組されました。
東京工場(現・東京事務所)は1896(明治29)年の開設です。
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