風さんの今日の詰碁

おかげさまで五年目に入りました^^。
きときと碁界の話題も提供していきます。
一緒に囲碁の世界を楽しみましょう。

実戦死活 3 

2010-06-21 13:12:03 | Weblog
前回のテーマ図から白1で封鎖しようとするのは、黒8まで失敗です。

そこで下図白1,3が強手!



白5には黒はつげませんね。そこで黒6、白7で大きなコウになります。
コウは嫌ですねえ^^。コウが嫌いで碁をやめた人もいるくらいですから。
どうしたらコウを好きになれるのでしょうか。
風の特効薬としてははコウが生じたらコウに勝ってしまうことです。すると好きになっていくでしょう^^。

ということで下図



黒2には構わず白3と抜いてしまいましょう。2で他の場所に打ってきたとしても同じです。これを天下コウと表現します。
2,4の突き出しもめちゃくちゃ大きいが左辺もそれ以上に大きいと信じるのが良いでしょう^^。

このあと、白A、黒Bが利けば上の白の強化に役立ちそうですが、ブラック軍はBで右下隅を取りに来そうです。そこで白5と生きることを優先するところでしょうか。

いずれの変化図になるにせよ、難しいものです。急に当ブログのレベルが上がってきました^^。こうなったら、下方修正する前にもう少しお付き合いください。

最初のテーマ図では、下図の手順で黒を取りにくのが良かったのです。一手目の白6が少し贅沢な攻め方でした。



黒1には白2,4としっかり黒の広さを制限してから白6がベストな攻めです。
そして黒7には白8(イタチの腹ヅケと表現しています。この攻め方を覚えましょう)がとどめの一撃です。

では今日の問題です。ヒントは三手目の決め手がイタチのなんとか^^です。攻め方の手順が浮かびますか。全部の黒が取れますよ。




実戦死活 2 万葉ジュニア囲碁リーグ

2010-06-18 14:00:04 | Weblog
前回のテーマ図です。
白1と封鎖して黒を取れていれば一番良いのですが、黒2から4がしぶとい!
オイオトシを避けて、白5はしかたありませんが、黒6とピッタリ生きてしまいました。
これは悔しいですね。白の失敗です。

そこで白は下図



白1と急所においての攻めも有力ですが、黒2がしぶとい。白の封鎖網が少し薄いのです。
黒Aに白Bが利いているので、黒6と切られて白三子との攻めあいは白負けです。これも大損ですね。
上図白3でつなぐと下図のように、かっこも気にせずひたすら脱出していくでしょう。つかまりませんね。



うーん困った^^。なかなかブラック軍もしぶといなあ。
それなら最後の手段に訴えるしかないか^^。下図の攻めはどうなるかな。



白1,3とはねついでダメヅマリを狙います。黒6,8と切断を狙いとするのは白9まで今度はブラック軍をギャフンと言わせました^^。

しかし黒にも最後の手段が残されています。それは下図



黒6の飛びつけです。やっかいな手ですねえ。これがどうなるか、今日の問題です^^。

}果たして捕まえることができるのか逃げられてしまうのか、みなさんの読みはいかがですか。頑張って!


小休止

昨日、小学校でのPTA親子活動の囲碁教室のアンケートの結果を役員の方が持ってこられました。

総勢96名、親子それぞれ感想を書いていただいたのですが、実際に生の声だけあって、リアルでこちらも大いに参考になりました。
初めは「え、囲碁?」と思っておられたご家族も多かったようですが、
印象がずいぶん変わったこと、
これからも続けてみたい、
そして久しぶりに子供と真剣に向き合えた喜びなど、
前向きなご意見が多く、うれしかったですねえ^^。
近くの公民館の囲碁教室に通ってくれる子も増えそうです。いっそのこと夏休みなどを利用して、親子教室を開催してもらえるよう館長さんと相談してくるつもりです^^。

明日は二つの小学校の交流会があります。どちらも囲碁クラブがある貴重な学校なのですが、将来の「万葉ジュニア囲碁リーグ」の構想の大事な布石の第一手目!!。子供たちのノリの良さに期待しましょう^^。

実戦死活 1

2010-06-17 11:42:34 | Weblog
前回のテーマ図です。

白1が味の良い攻めです。
黒2とつないでくれるなら白3が覚えておきたい「腹につける」攻めの手筋。これは白は一眼しかできませんね。
ただ黒2では下図



黒2と二眼作る場所があるのです。黒6と生きられた図の判断はどうなのでしょうね。この図をA図としておきます。
周囲が白が真っ白になったので、下辺の打ちこみH3や左辺B12のおきなどが良い狙いなので白が不満ということもなさそうですが、やはり全部の黒を取れるのなら取りたいところです^^。
ではどうするか。やはり変化が多く難しいものですねえ^^。



全部取りに行く時は白1のツケが眼を取る急所になります。
黒4とつなぎまではこうなる所。さてこのあとの白黒の攻防はいかに。周囲の白の包囲網がどれくらいしっかりしてるかどうかが焦点です。
この図が今日の問題です。
みなさん考えてみてください。風はそんなに難しくなく黒を取れる予定でしたがちょっと取れないかもしれません^^。なんでも勉強です^^。

布石の研究 39 隅の攻防 5

2010-06-15 10:58:48 | Weblog
カメルーンに勝ちましたね^^。終了直後思わず拍手していました。
これで土曜の夜は日本中が盛り上がることでしょうね。応援しましょう。

さて前回の研究です。なんと一ヶ月が過ぎてしまいました。時の経つのは早いですねえ。



白1のケイマがおすすめです。続いて黒2なら白3が良い。上の黒二子にプレッシャーをかける感覚です。隅のA地点は互いに大きなところですが、辺の展開を急ぎたい局面です。
下図



黒2とくるかもしれません。その時は白3がおすすめ、隅をしっかり守ります。黒4くらいでしょうから、最後の大場、上辺に展開して白は満足な展開でしょうね。



上図白1だと黒2が絶好点です。隅を守る適切な手段がなく、ちょっと困ります。
白3と守ると、すぐにでも4にすべられて気分が悪いでしょう。白も守ってばかりでは、面白くないので5あたりにはさんで戦いになりそうですが、黒Aと逃げだして、黒のやれる戦いでしょう。

カカリにケイマの受けか一間かはその展開先の石の配置によって使い分けすることを意識してみましょう。



上図黒2の定形は白3が好点、白9までの展開は黒が面白くないように見えませんか。

この図から少し手順が進んで下図



黒はノゾキ二連発から白地を荒らしに来ました。生きがあるのでしょうか^^。
白も生きられたらたまりません。最善の対応で黒を迎え撃ちたいところです。
続いて下図のように進みました。



上図が今日の問題です。白先でどうなりますか。出来れば全部の黒を取りたいですがいかがでしょう。黒の初手がカギを握っているかな^^。トライしてみましょう。


小休止

この一カ月相変わらず、週末はいろんなイベントがあり、きときと碁界は賑やかでした。
印象に残っているのは、由香里さんの講演会、それと小学校のPTA親子活動に囲碁が取り上げられたことですね。参加された方々にとっても世話したほうにとっても、本当に有意義な時間が送れたと思います。

特に学校での囲碁普及を最大の目標にしているものとして、「 親子活動に囲碁!」の発想は、暗闇の航海で道標となる灯を発見したような気持ちでしたねえ^^。

100人単位で囲碁を紹介できる。しかもジュニア世代だけでなく空白年代と言われるパパママたちにも!この一石二鳥の手筋を使わない手はありません。

今後はこのウルトラ手筋をまずはきときと碁界が先頭に立って広めていきたいですねえ、これをお読みのPTA役員のお父さんお母さんがた、どうぞよろしくお願いします^^。どこでも風のように説明に参上いたします^^。