平成維新のトラ トラのひとりごと

必ず行き着くところがあることを信じ、許される範囲で、世の中の事象をとらえご提案。
世の中の矛盾を少しでも解消できたら

平成維新のトラ とらのひとりごと

2015-05-16 16:06:27 | あってはならないことが多すぎる
  ある大国の北東部の地方に住んでいると言う方は、「急速な発展は必ず破綻する。」と言っているそうだ。日本に嫁いでこられた方が父親を指してこう述べられた。
 私たちの代表は、同じ急速でも考え方が異なるので、国民はよく考えなければ好ましくない方向に突っ走ってしまう恐れがある。
 極めて独善的にしかも強硬に推し進めているので、危険極まりない。先人たちが大切にしてきたルールさえも無視し、一方的に押しすすめているからメディアさえうろうろしている状態のようである。
 古今東西、過去の事例を見るにツケ強権政治はかならず大きな後悔を伴いながら
必ず消えている。そして気の遠くなるような時間が過ぎても、何代も後の国民がどんなに
努力しても世界中から蔑視の眼差しで見られることは否めない。
 長い歴史を振り返り、同じ過ちを、決して繰り返してはならない。ひと時の短絡的発想で或いは個人の好みをもって、大多数を不幸に落とし込む愚行は避けなければならない。
その為にも私たちは真実を捉え、平和社会の構築に献身する心を併せ持たなければ
ならない。
 ふと、平家物語の一節を思い出した。
「祇園精舎の鐘の声、 諸行無常のひびきあり。 沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらはす。 おごれる人も久しからず、ただ春の夜の夢のごとし。たけき者もついにはほろびぬ、ひとへに風の前の塵に同じ。 聞き流したり、読み過ごして忘れてはならない意味深長なことばと思う。平成27年5月16日付朝日新聞の「天声人語」にも、心すべき言葉があり、心に響く。「古代ギリシャの歴史家の言葉」として・・・・。「平和な時には子が父の弔いをするが、戦いとなれば父が子を葬らねばならないのだ」も忘れてはならない。
 どこかの誰かさんは、間違っても戦場にはゆかないし、子を弔うこともない、戦争を知らない世代である。戦争を重く受け止めてはいない軽軽しいことばが次々出てくるのは悲しいことである。