
(なんだ、どっかで見たようなのがあるな)

(こ、これは新版5手詰ハンドブック!)

(むーん、むーん)
うちの猫(メス3歳・4キロ)は21番でひっかかっていました。
あとこれは手前味噌になりますが、僕も編集をやらせてもらっている将棋講座テキスト4月号はなかなか面白いですよ。以下は見どころ。
・「野月浩貴のイチ押し初級アカデミー」。これは本気の初級向け講座です。駒の動かし方から復習したい人、もう一度「指す将棋」にチャレンジしたい人におすすめ。
・NHK杯はベスト8の4局。木村一基八段の自戦記があります。いつも陽気でサービス精神旺盛な木村さんとはちょっと違う、憂いのようなものが鼻の奥にツンと来てジンジンしちゃう感じです。
・新連載「棋士道」。将棋界は師匠が弟子をとり、その弟子が師匠になるという繰り返しで歴史、文化が作られてきました。それが棋士の作ってきた道であり、続いてほしい道。第1回は神吉宏充七段に、内藤國雄九段とのお話を書いていただきました。とってもいい話。
・もうひとつの新連載「棋戦プレイバック」。これまでは全棋戦を網羅していましたが、速報性ではネットや週刊将棋には敵いません。なのでスピード勝負はせずに、多少時期をずらして回顧するというのが企画意図です。時間が経過したからこそ話せること、見えてくること。速報記事は勝者の言葉が残りやすく、敗者には目が向きにくい。だから原稿をお願いする際に編集部は「負けてしまった棋士に強めのスポットを当ててほしい」という要望を出しています。4月号は渡辺−丸山の竜王戦七番勝負を、読売新聞の西條耕一記者に書いていただきました。
・僕の連載「渋谷系日誌」は一周年。▲羽生−△郷田戦、▲渡辺−△菅井戦の裏話を書いています。きっと岩根さんの連載の次に、気構えることなく読めるページだと思います。
・付録は「NHK杯 伝説の名勝負〜加藤一二三旋風編〜」。次の一手形式で振り返るのですが、今月は第20回から29回まで。加藤九段にご自身の将棋もそれ以外の将棋も、いいとこどりコメントつきで解説してもらっています。当時のこと、盤を挟んだ名棋士との思い出など。たとえば第3問の▲大内−△加藤戦のコメントはこんな感じ。
「若いころの中原さんが対大山戦にいい成績を挙げていたのは急戦で作戦勝ちしていたからです。今思えば、私も大山さんに対してもっと棒銀を使えばよかった。それなら作戦負けすることもなかったはず。本局は得意の棒銀で大内さんの振り飛車に完勝した一局です」。
いいですね、これでこそ加藤先生。
ほかにも面白い記事がてんこ盛りなので、まずは立ち読みからでも。気に入ったらレジに持っていってください。かの将棋世界と比べたらページ数も内容もライトですが、お値段も530円とリーズナブル。一度手にとってもらえたら嬉しいです。
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