健康を科学する!

豊橋創造大学大学院健康科学研究科生体機能学のつぶやき

頭の回転速い高齢者「スーパーエイジャー」

2017-04-19 08:30:10 | 研究
人間の脳は加齢に伴い萎縮していくが、中には他の高齢者よりも脳の量が減らず、おそらくそれが理由で頭の切れが衰えない「スーパーエイジャー」と呼ばれる人々が存在するとの研究論文がJAMAに掲載されたそうです(AFPBB NEWS)。80歳以上の高齢者の中でもスーパーエイジャーは一般的な高齢者と比べ、大脳皮質が厚かったそうです。脳の最も大きな部分を占める大脳皮質は、しわが刻まれた表層部で、前頭葉、頭頂葉、側頭葉、後頭葉の4つの部分に分かれ、思考から発話、音声処理、視覚や味覚などの知覚情報までのすべてを司どっています。今回の研究では、記憶力テストで50~65歳の年齢層と同程度を得点した80歳以上の高齢者をスーパーエイジャーと定義し、調査にはそうした明敏なスーパーエイジャー20人と、同世代の平均的な高齢者12人が参加。18か月に及んだ調査期間中、大半の高齢者同様、スーパーエイジャーにも脳の萎縮はみられたが、平均的な同世代に比べて、萎縮した量は約半分で、萎縮率は平均的な高齢者が2.24%だったのに対し、スーパーエイジャーはわずか1.04%だったというのです。ただし今回の研究は、参加者を誕生時から追跡調査したわけではないため、スーパーエイジャーの脳の量の方が最初から多かったのかどうかは不明だとも。スーパーエイジャーについては世界中で多くの研究が行われているそうです。解剖した脳を調べたところ、一部のスーパーエイジャーの脳内に認知症を患っていた可能性を示すアミロイド斑(プラーク)が大量に沈着していたことが確認されたとする研究結果もあるが、それでも脳の機能は保たれていたことになるそうです。

http://www.afpbb.com/articles/-/3124174
ジャンル:
ウェブログ
Comment   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 世界の樹木種の9600種が絶滅危機 | TOP | 研究技術補助員(パートタイ... »
最近の画像もっと見る

post a comment

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

Recent Entries | 研究

Trackback

Trackback  Ping-URL
ブログ作成者から承認されるまでトラックバックは反映されません。