五反田発リスボン行き急行列車

五反田駅からリスボン行き急行列車に乗ることを夢想する前期高齢者の徒然

2015・8・30

2015-08-31 00:16:13 | 日記
そろそろ「ホテルリスボン」の台本に取りかかって一カ月が過ぎようとしている。7月20日に前の芝居「証言」の公演が終わって、その高揚と慙愧とでとても次の芝居なんかに気持が向かわない期間はせいぜい10日、八月からは頭の中が「ホテルリスボン」になった筈なんだけど、まだ「証言」の公演で引きずっている問題もあり、100%新しい芝居のことで占められたかと云うとはなはだ疑問で、あーでもないこーでもないと毎日恋をした少年の様に思いを巡らせていることは確かなんだけど、その思いはまだ一字も文章化されてない。でも、スタッフや出演者に告げた締め切りは八月一杯なのだ。つまり後一日。何とかしないと18日から始まる稽古に間に合わない。それなのに今日は、何も食べないままマンションの理事会に10時から出席して終わったのが1時半。当然空腹で部屋に戻った私は、棒餃子を八本焼き、残りご飯で小松菜チャーハンを二人分は作り、レタスときゅうりのサラダで遅めのひとり朝御飯をお腹一杯食べて、今日もまた寝不足だったこともあったもんだから夕方まで惰眠を貪ることになる。母との老老ディナーは、痛風の発作が出たことを言い訳にさぼってしまう。だからと云って台本を書く訳でもない。パソコンに向かったのは昨日の日記を書いた時だけ。それも何を書いたらいいのか分からず一時間以上もかかってしまった。本も読みたくない。映画を見たくもない。食事も一食だけ。トイレには行くけど風呂には入らずテレビに映し出されている世界陸上をただぼんやりと眺めながらソファに横になっていただけの一日。あ、でも一つだけやったことがある。遂に兎さんの寝床を片付けたのだ。午後まで私が部屋にいられなかったり、空模様が怪しくて、布団を干せなかった一週間。夜中に部屋に帰って来ると、寝床が二人分敷かれている光景は、そこに人の姿はなくても何故か癒されたのだけど、もしも私が誰かに表で殺されて、刑事がこの部屋に入ったらどんな推理をするのか怖くなって、干すのをパスして押し入れ行きとなった。
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