自由人

 己を『”親も無し、妻無し、子無し”職も無し、ローンもなければストレスもなし』と詠んで、六無斎清々を僭称。

過ぎてしまえば、すべて美しいのか、、、。

2017年04月05日 07時21分06秒 | コラム

 黄色い声で必死になって教育勅語を暗唱する園児の様子を見てどんな感想を持つのだろうか、、、。かって非国民にならぬ為暗唱を強制され、学校行事の式典で”御真影”を見上げることを禁止され、学校長が朗々と教育勅語を読み終えるまで、頭を下げ続けさせられた世代は、希少価値になってきたが、そんな世代の方から話を聞けたのだが、”御名御璽”の直後、一斉に”ズズズー”と鼻をすする音が講堂いっぱいに響き渡ったとのこと、、、。戦前回帰を目標とする”日本会議”に所属する大臣を大量に抱える現政権は、閣議で、”教育勅語”を道徳等の教材とするのに問題はないとの、復権を決定した。

 親を大事に、夫婦仲良く、兄弟仲良く、友達を信じ、等は明治天皇に命令されなくとも当たり前のことである。大日本帝国憲法と教育勅語と軍人勅諭は3セットで一体となるもので、天皇が神となるのを幇助した。天皇が神に昇格する過程で犠牲となったのが大逆事件の犠牲者である。 天皇は戦後人間宣言をしたのだが、”万世一系”のマジックが、象徴天皇になっても、いわれのない忖度がつきまとっている。いわれのない差別といわれのない忖度は紙の裏表である。住井すゑさんが、天皇制がなくなれば差別問題は直ぐになくなる、と言っておられたのは至言である。

 森友問題に加えてより規模の大きな加計学園問題、いずれも現総理に関係が深いのだが、違法でなければ責任が問われないのは当然だが、状況証拠からは真っ黒に近いのだし、検察が動き出して後、疑念はないとなるのだったらまだしも、検察が少しも動かないのに対して、正義は何処へ行ったとの嘆きが沸いてきて良いのだが、、、。国会議事録の中から、現総理がはじめの頃の”私や妻が関わっていたのなら、総理の国会議員も辞める”が削除されているとか、何でそんな姑息なことが行われているのだろうか、、、、。

 尻尾をとらえても、本体は己の尻尾を切り離し逃げ延びることが出来るし、尻尾は再生する。それの同じ現象が、前のコラムで述べた”腸内の善玉菌”足るべき検察や裁判官、ジャーナリスト、がその責めを果たさないと再現されてしまう。

 


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