自由人

 己を『”親も無し、妻無し、子無し”職も無し、ローンもなければストレスもなし』と詠んで、六無斎清々を僭称。

TPPの国会審議が始まった

2016年10月19日 06時31分40秒 | コラム

 この国どころか,中国を外しての太平洋に面する国々の将来を決しかねない協力協定(Partnership)なのだけど,その重要性から国会審議の様子を時間をかけてTVで放映されて居たが、聴取していて、嫌になってきてしまった。ごますりに徹する与党代表、多くの疑問点を追及する野党議員に対する,役人が書いた答弁書を棒読みするだけの答弁、、、。

 多国籍企業(商社)がより利益を追求するために都合の良い取り決めと言って過言ではないであろう。資本主義体制下の自由競争の勝者,つまり多国籍企業がその商品を何の制約もなく販売できるようになる協定なのだが、、、。多国籍企業に対抗する民族資本は完全に駆逐されることになるだろう。

 独占禁止法という法律が,どの国にも作られているが、その法律が厳密に守られていれば,多国籍企業など生まれてくるはずはなかった。初期の多国籍企業は,石油企業(メジャー)だが、エネルギー革命が進行する中で,外資系の企業がこの国ではほぼ独占的地位を占めているが,民族資本で抵抗してきたのが出光興産だった。そういえば出光興産の今の経営者は,昭和シェルとの合併を模索しているが,創業家の反対で延期が決まったとの報道があった。TPPが批准されれば,この国の企業は,名は日本名でも,実質外資系の配下に置かれることになるだろう。現にその状況が進行中であると言えるだろう。

 私ごとだが,車を使用するようになって(高度経済成長の恩恵からか、、、)以来、ガソリンを給油する時は,必ず出光のスタンドにしてきた。創業家のポリシーに共感できたからだ。それ故に,頑張れ創業家!

  創業者、出光作三は多くの言葉を残してくれているが,起業家だけでなく,政治家にも,あらゆる運動をやっている人にとっても心すべき言葉を記したいと思う。                ”黄金の奴隷となるな! 学問の奴隷となるな! 法律、組織、機構の奴隷となるな! 権力の奴隷となるな! 数、理論の奴隷となるな! 主義の奴隷となるな! モラルの奴隷となるな!”

 人の心を失った,と言うより亡くさないとその存続が出来ない多国籍企業は利を得るために何でもありとなってしまう性質を持っている。軍需産業(最大の多国籍企業)にとっては,どこかで紛争(人と人との殺し合い)があれば、その売れ行きが良くなり利を確保できる。モンサントに代表される農業分野における多国籍企業は、本来は大地の恵みを戴くという,人の生存に関わる問題を,儲けの種にしようとしている。”食の安全”こそ、TPP信義の最大のテーマである。

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