自由人

 己を『”親も無し、妻無し、子無し”職も無し、ローンもなければストレスもなし』と詠んで、六無斎清々を僭称。

凡人の三楽

2017年04月19日 12時04分51秒 | コラム

 紀元前4世紀の人物、孟子は”君子の三楽”として、父母兄弟が無事なこと、天、地、人に恥じないこと、天下の英才を教育すること、をあげていたが、凡人としての三楽として、①明日の食料と今晩の寝床に気遣いがないこと、②借金がないこと、③戦争がないこと、をあげたいと思う。人類の歴史、500万年と言われてるが、その99%、人類は今日の寝床と食を求めるために精一杯の生活を余儀なくされていた。

 ”富の源泉は労働にあり”とするマルクスの定義は彼以前の経済学者を経ての結論だが、労働生産性が高まり、己の生存をまかなう以上の富を生み出すことが、奴隷制社会を生み出す原動力と成った。四大河文明といわれるものも、その源泉は奴隷労働によるものだった。労働意欲という点では、奴隷労働より貢納労働の方が優れている。奴隷労働では働かせるために、鞭が必要だったが、貢納労働では一定量納めればそれ以上のものは自分のものになるからだ。資本主義社会の成立以降の賃労働は、現在まで続いているのだが、富の分配の不合理はずっと継続している。

 かって守銭奴は軽蔑の対象だったが、それが産業資本に成長し、さらに金融資本に大化けしてしまった。産業資本の頃は、人の生活に必要なものを生産し、それを販売して利を得る仕組みだし、それで蓄えた富を社会に還元しようとする産業資本家は存在したのだが、金融資本、まして国際金融資本に成長した化け物は、人の手から自らを解放し、人を支配するようになってしまった。儲けるためには何でもあり、戦争が最大の儲けの源と成っている。

 1921年に上映された、チャップリンの”キッド”を今見直して、作られている”フェイク”に対抗できる情報をつかみ取る必要がある。ソビエトの崩壊によって東西冷戦が終結したが、第二次世界大戦、冷戦によッて、資本主義の持つ欠点、過剰生産を免れ、軍産複合体に成長したアメリカの大資本は、定期的に戦争をしないと成らない経済の仕組みを作ってしまった。朝鮮戦争、ベトナム戦争までは冷戦の延長だったが、ソビエト崩壊後は、巨大な軍事力を背景にアメリカンパックスを実現する為に新たな敵の存在が必要となった。イスラム世界であり、未だ休戦中の北朝鮮である。21世紀初頭の最大のフェイク、ニューヨークビルの崩壊、アフガンで在庫品の一掃、さらに最近は脅しの大爆弾使用、イスラエルの安全のための、それに敵対するアラブ諸国への干渉戦争、、、、。北朝鮮のミサイル発射はキッドの石投げと同じ、ミサイル防御システムやイージス艦が、日韓に売れることに繋がる。

 国際金融資本のヘッドコーターはニューヨークにある。その知力,財力を行使しての謀略は効果的で、1%が99%をコントロールする仕組みを継続している。通貨発行権を保持していることが最大の武器である。世界通貨としてのドルは、ニクソンショック以降、偽札、紙切れに過ぎないのだが、通貨発行権を国に取り返そうとした大統領が暗殺されたように、1%による経済支配のみならず、政治も支配、さらにマスコミを通しての民衆の支配も可能にしている。天、地、人に恥じない政治家だと良いのだが、チェンジを主張し、アメリカ国民に期待を持たせたオバマ大統領は何らかの謀略で変えられてしまい、失望したアメリカ国民は、2001年、ウォール街占拠、民主党大統領候補選出にサンダース現象を起こしたが、その延長沿いにトランプ大統領選出という結果を生んだ。トランプ現象が人類にとって、吉となるか凶となるか、、、、。三楽の一つに、戦争のないことをあげた凡人が主権者としての責めを果たすことが人類の消滅を救う道と成るだろう、、、。

 

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