自由人

 己を『”親も無し、妻無し、子無し”職も無し、ローンもなければストレスもなし』と詠んで、六無斎清々を僭称。

”豚に真珠”とならぬ為に、、、

2017年01月25日 12時39分46秒 | コラム

 かって人魚の涙と言い伝えられていた海の宝石、真珠、今はその生育過程が分かって,養殖により大量生産も可能となり,多くの女性の耳や胸元を飾るアクセサリーとなっているのだが,天然の真珠が作られるには,アコヤ貝の長年にわたる自由獲得の努力があったことを忘れてはいけない。波が砂粒を漂流させ,アコヤ貝の開いた口に流し込んだのであろう。人間だってゴミが目に入ると涙が出てきてそれの流し去ろうとするように、掃き出すことに成功したアコヤ貝もあったろうが、掃き出せないで,もがき苦しむ内にその砂粒を自らの分泌物で覆ってしまう,そして痛みが感じなくなったときに,海の宝石、真珠ができあがる。

 人類の長年にわたる自由獲得の成果がすべて日本国憲法に反映されている。17世紀にイギリスにおける二つの市民革命、18世紀のフランス革命、アメリカの独立戦争を経て、人類が獲得した基本権が、国家からの自由という意味での,自由権、それ故に自由権、平等権は19世紀の権利ともいわれる。自由権の中の“経済活動の自由”つまりでれでも儲ける自由が保障されたことにより,実際に儲けることの出来た人とそうでない人との間に経済的不平等が生じてしまった。その根本解決には,マルクスは社会主義革命を提起したし,ケインズは,自由競争における生産性の発展という資本主義の利点を活かすべく,修正資本主義を提起した。1917年のロシア革命(今年で丁度100年目),ドイツにおけるワイマール憲法により,明記されたのが,国家による自由という意味での社会権、それ故に社会権は20世紀の権利といわれている。日本国憲法では,それらのすべてを網羅し,ほぼ世界人権宣言の内容と一致する項目を第三章で明記している。

 第二章第9条で、世界人類が願い続け到達できなかった”戦争のない世”に向けての指針が示されている。戦争で利を得る勢力にとっては,コスタリカのとどまっている内は容認できても、経済大国となっている日本にまで及んでは,困るのであろう。何とか9条を破棄して,国防軍そして軍備品を高値で購入し,日米同盟を推進、、さらに軍需産業を育成したいと考えている勢力がこの国では権力を維持している。現日本国憲法が条文改定される前に、その理念に合う政治体制を作り上げなければならない。70年前,日本国憲法とともに輝いていた”教え子を再び戦場に送るな!”は今は忘れ去られてしまっているが、その横への広がり、夫を!、恋人を!,我が子を!、世界の若者を!、、、、と世界の99%に繋がる運動にしていくことが,これから必要な時代となるだろう。

 そのために、”若者よ,学ぶこと,学ぶこと,そして学ぶこと!”を甦らせ、豚になるな,真珠の値打ちを知る人間になれ!我が愛する日本人よ!

 

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