goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

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勿忘草の仲間たち

2008年05月19日 | 08 花たち


♪別れても 別れても 心の奥に~~
 いつまでも いつまでも 憶えておいてほしいから
 幸せ祈る 言葉にかえて~~
 忘れな草を~~ あなたに あなたに~~

賠償千恵子の澄みきった声が蘇ります。
日本の抒情歌として、すっかりスタンダードになってますよね。
調べてみましたら、昭和39年(’64)の発表です。東京オリンピックの年ですよ。
思春期真っ只中でした。

昨年のワスレナグサの記事に、おじさんが自分で育てた初めての花だということ、何故この花を選んだのか憶えていないということを書きました。
昭和39年に「忘れな草をあなたに」の歌が発表されていたのなら、この歌に影響されたことが考えられます。
青春のとば口で出会った倍賞千恵子の歌と、ワスレナグサの小さな青い花とが、少年の心を鷲掴みにしたことは想像に難くないですね。

今でも大好きな花です。

今年もワスレナグサの花を、ムラサキ科の他の花と一緒に紹介いたします。
属は違ったりしますが、青い花は、それぞれ似ています。

【ワスレナグサ・勿忘草】ワスレナグサ属

ワスレナグサ・勿忘草の名前は、英名の「Forget me not」の直訳で、「私を決して忘れないで」との強い意味がありますね。
英名の「Forget me not」も、中世ドイツの悲恋伝説に因む、「Vergiss mein icht(僕を忘れないで)」からきています。

和名の「勿忘草」の「勿」は「なし」の命令形で、禁止を意味する「~してはいけない」ということですから、「Forget me not」の訳としてはこれ以上の文字はありませんね。
植物学者の川上滝弥によって、1905年(明治38年)に名付けられました。

世界各国でも、同じような意味の名前が付けられてるそうですよ。

もしもワスレナグサの花をプレゼントする、もしくはされることがあったら、このエピソードを思い出してくださいね。
知らなかったよでは済まない局面を迎える可能性が、ありますのでね。

ワスレナグサと称して流通しているものは、ノハラワスレナグサ・野原勿忘草(ノハラムラサキ・野原紫とも)、エゾムラサキ・蝦夷紫、あるいはそれらの種間交配種がほとんどだといわれてます。
ヨーロッパ原産の本家のワスレナグサを見ることは、まず無いでしょうね。
広義の意味、ワスレナグサ属の総称が「ワスレナグサ」だと考えたほうがいいでしょうね。


【ルリソウ・瑠璃草】ルリソウ属

画像からはわかりませんが、ワスレナグサより濃い色の青で、花の中央の様子も違っております。

実はルリソウとは言いましたが、はっきりいってわかっておりません。
自生種のルリソウでは無いと思いますが、こちらの分野も園芸種が投入されておりますのでね、わかりません。


【ヤマルリソウ・山瑠璃草】ルリソウ属

本州の福島以南から、四国、九州にかけて自生する多年草です。
出会ったのが4月の頭でしたので、ロゼットの状態で花を咲かせておりますが、時間が経つと立ち上がってくるんでしょうね。

山のルリソウ・瑠璃草(青い花)というのが名前の由来です。


【ホタルカズラ・蛍蔓】ムラサキ属

日本の各地に自生しているとのことですが、初の出会いです。
どちらかというとカストロ台地など、荒地で成育していることが多そうです。

ホタルカズラの名前は、花の中央の白い星形を蛍の光に見立て、細い茎が地を這うように伸びて新しい株を作ることから、カズラ・葛(状)と名付けられたようです。
葛ときくと蔓性植物を連想いたしますが、そういうことではありませんでした。

  


【キュウリグサ・胡瓜草】キュウリグサ属

古代帰化植物のひとつで、日本各地に生育しているといわれております。
おじさんはこちらで、それもブログを始めて初めて確認した植物なんですよね。
存在に気が付いたからでしょうね、どこででも見かける野草ですね。

葉を揉むとキュウリの匂いがするのが名前の由来です。


【ハナイバナ・葉内花】ハナイバナ属

キュウリグサとよく似た花です。
どちらも極小の花だしね。

葉に抱かれるように花が咲くことから、葉の内の花、ハナイバナと名付けられています。

おじさんのフィールドでは、キュウリグサはワンサカと見ることが出来ますが、ハナイバナは滅多にお目にかかりません。
増えるどころか、昨年見かけた場所から消失してしまいました。
何かの加減が作用しているんでしょうかね。


♪喜びの 喜びの 涙にくれて~~
 抱き合う 抱き合う その日がいつか来るように
 二人の愛の 思い出そえて~~
 忘れな草を あなたに あなたに~~

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5 コメント

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この、 (noodles3)
2008-05-20 00:34:21
ホタルカズラは、状態がいいですね!
それにしても、一気に放出しましたね〜。
noodlesさんよりも (悟郎)
2008-05-20 01:52:14
★noodlesさん

少しだけ早く撮影したのでね、いい状態だったのかな(笑)。
再撮をと思ったんだけど、そのときは駄目でしたからね。

一気にいかないと、どうしょうもないからさ。
出来る限り、頑張ってます~~(笑)。
昔の方は… (こぐま)
2008-05-20 10:30:09
川上滝弥さん、植物学者といっても、ちゃんと、日本語の教養もそなえていた。だからこその名前のつけ方なんですね。現代の植物学者なら、こうはいかないだろう…
私、いままで「忘れな草」なんて書いてたけれど、これからはちゃんと、勿忘草、と書こう!

ところで、きゅうり草は、そこらじゅうわさわさ生えています。そうなのよね、勿忘草科なのよね。
植物事典でこれを知ってから、「あーあ、これがご本家の勿忘草ならいいのになー」などとよく考えていました。
で、今日の新発見。裏山に、山瑠璃草にそっくりなんが生えてる!
あれなんかなぁと考えていたところ。明日朝、もう一度、確認してみよう。

GOROさま、いつも(あらゆる面で!)ありがとうございます。感謝しております…(苦笑)
勿忘草 (ポージィ)
2008-05-20 11:12:18
忘れること勿れ なんですね。
これから、勿忘草を見ることがあったら、必ずや、
恋人に可愛い花を贈ろうとして亡くなってしまった
ドイツの青年に思いを馳せましょう。

ワスレナグサのお仲間達、たくさんご覧になりましたね。
ルリソウにヤマルリソウ、ホタルカズラまで。おっハナイバナも。
みんなブルーが綺麗です。
私はキュウリグサにしか会えていません(笑)

以前、名前の同定でひどく悩んだことを思い出しました。
悟郎さんにも中途半端な、多分間違っているコメントまで
残したりして…ポリポリ
 
>広義の意味、ワスレナグサ属の総称が「ワスレナグサ」だと
 考えたほうがいいでしょうね。
 
いいなぁ、そうしましょ!
キュウリグサ、ハナイバナ、ホタルカズラ辺りの、はっきり分かる
もの以外はみんなワスレナグサの仲間って呼ぼうかな。

そうそう、ハナイバナはずっと前に1回撮ってアップしたきり、
私もとんと見かけないのです。消えてしまったのかもしれません。
 
コメントありがとうございます! (悟郎)
2008-05-21 00:31:57
★こぐまさん

教養ということでいえば、昔のインテリには叶いませんね。
漢学をもとにした素養ですので、言葉に対しては、現代人の数倍の語彙があったんじゃないでしょうかね。

キュウリグサ、そちらでも多く見られますか。
ワスレナグサの小型版だと思えば、可愛い花ですよね。
ただ咲き進んだ姿は、あまり美しくないんだよな。
ヤマルリソウに似た花を発見しましたか?
自生種のヤマルリソウに出会えるなんて、素敵な環境ですよ。

フフフ、どういたしまして。
これからも、ヨロシク(笑)。

★ポージィさん

古文時間に習った「な○○そ」ですよね。「な忘れそ」=忘れてはいけない!
ルドルフの話ですね。
私も忘れません~~(笑)。

ヤマルリソウとホタルカズラとの出会いがなかったら、今年はワスレナグサの記事はよしにしてたかもしれません。
このふたつの花との出会いがありましたので、大好きなワスレナグサを、堂々と記事にすることが出来ました。

いえいえ、ポージィさんのご指摘があったからこそ、ワスレナグサ(の仲間)にも色々な種類があるんだってことに気付いたんです。
感謝しています。

園芸種の分野では、次々と改良種が投入されますのでね、広い意味でのワスレナグサで、充分です。
細かいこと言い出したら、今年みたワスレナグサは、昨年のものと同じものかどうか、それすらはっきりわかっておりません。
そうですよ、一目でわかるもの以外は、ワスレナグサ、ワスレナグサの仲間たちで充分です。
別に困らないし(笑)。

ハナイバナの生育状況、そちらでもですか?
昨年やっと出会えた場所のものは、消えてましたのでね。
キュウリグサと同じフィールドで生きるとしたら、花数では負けちゃいますよね。
花数が少ないということは、種子も少ないってことでしょうし。
ハナイバナにとっては、厳しい現実にさらされているのかな(笑)。

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