goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

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八重の秘密

2009年05月14日 | 09 花たち



【ムラサキツユクサ・紫露草】ツユクサ科ムラサキツユクサ属

この冬は、というか昨年の晩秋以来、ムラサキツユクサが咲いているのをよく見てきました。
場所によっては、かなり遅くまで咲いていましたよ。
本来は梅雨時にかけてが花の最盛期なんですけどね。

goro’s 花 Diaryでは、ムラサキツユクサとオオムラサキツユクサとを区別することなく、
すべてを「ムラサキツユクサ」で統一しておりますので、そのあたりはお含みおきください。

ムラサキツユクサは北米原産の常緑の多年草ですが、もともと園芸的に改良されている植物ですのでね、原産地にこの花色やこの姿の花が自生しているということではありません。 
基本種は「ヌマムラサキツユクサ・沼紫露草」(未見です)で、検索画像で見るともっと小振りの花のようです。

日本には観賞用として明治の初めにやってきたとされていますが、今では野生化しているものも見られます。
東京でも花壇から飛び出して、道路脇の植栽などで咲いているのを見かけることがあります。
 

ところで、ネットの情報のなかには、花名だけは提供されていても、実物の画像にはなかなかお目にかかれないものがあります。
この春紹介した「キクザキヤマブキ・菊咲き山吹」がそうでしたが、「ムラサキツユクの八重」も、そんな花のひとつです。
ムラサキツユクサには八重のものもあるとの記述は、いろいろなサイトに書かれてはいるんですけどね、過去に興味があって検索したことがありましたが、納得するような画像は、探し出せませんでした。

その八重と、出会いましたよ。

なるほどね・・・ こんな変異をしていたんですね。

花には、葉や樹形など基本的な構成は同じでも、一重と八重の品種があるものがあります。
元来は一重しかなかったのに、環境の変化など外的要素によって変異を起こし、八重になったと考えられます。
何らかのストレスを受けて、雄蕊が花びらに変異し、八重の花が誕生することが多いようです。
すべての八重花が、雄蕊が変異して八重の花びらになった訳ではないということも、付け加えておきます。
今現在の園芸種は、バイオの技術を駆使して新しい品種を作っているでしょうから、こんなに単純じゃないでしょうけどね。

(八重の花がどうやってできるのか、基本的な知識は、このサイトを見ると判りやすいですよ)

上の写真のふたつの花は、ご覧の通り八重とはいっても違いがあります。

左の花は八重には見えますが、雌蕊も雄蕊も細い毛も見て取れます。

こんな花もありました。
変異した花びらは小さいし、雄蕊も細い毛も残っているのが見て取れます。

こちらになると、様相があきらかに変わっていますよね。
花びらの中に雄蕊の葯の黄色い色素も組み込まれ、もともとあった細い毛も、花びらの表面に直線的に取り込まれています。

これを見ると、なるほど雄蕊が花びらに変異したんだということが、よく判ります。

同じ株のなかには、一重のものもありましたしね。

安定した八重になるには、時間と環境が必要なんでしょうね。

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6 コメント

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Unknown (ロッキーママ)
2009-05-14 08:18:21
どんな世界でも、突然変異がいますね。
つい最近TVで、白いアオダイショウが発見されたと
報道されていましたね。
花の世界では、必ず半八重の子がいますね。

うちも先週位から咲き出しました。
八重の子はいませんが。
でも八重だとツユクサと呼ぶには、華やかすぎる気が
します。
ツユクサと云えば、梅雨時にひっそりと咲く花と云う
感じですから。
晴れの日に見るのもいけないような気もします。
この子達に… (ポージィ)
2009-05-14 10:46:32
降りかかったストレスとは、いったいどんなものだったのでしょう。
オシベたちが花びらになってしまったわけを聞いてみたいです。
花弁に葯の黄色が溶け込んで直接細い毛が生えているものなんて、
八重というより、もはや別種の新たな花のようです。アヤメ科などの。
今後、この株はこのまま変異を続けるのか、元に戻っていくのか
興味深いですね。
でましたか・・・ (noodles3)
2009-05-14 11:45:05
かなり前から、ツユクサ系を撮り貯めていますが、さすがに八重には出逢っていません。

ムラサキツユクサ自体の原型をとどめた八重咲きなんで、なんとなく親しみはもてますね。
コメントありがとうございます! (悟郎)
2009-05-15 02:55:22
★ロッキーママさん

白いアオダイショウのことがニュースになっていましたか。
昔から白いアオダイショウは大事にされています。
アオダイショウ自体も、家に住み着くといいことがあると言われ、ましてやそれが白だったら、神さま扱いでしたよ(笑)。
半八重は、よく見かけますね。

ロッキーママさんの庭でも咲き始めましたか。
自生種のツユクサと、ムラサキツユクサはまったく別物だと思っておりますのでね、ムラサキさんはどんなに派手でも受け入れられますよ。
外国のかたですから~~(笑)。
かんかん照りのもとで見ると、気の毒だとは思います。

★ポージィさん

何がこの子を変えさせたんでしょうね。
この子に限らずですが、八重になるってことは雄蕊が無くなるのだから、子孫を残すのを放棄するってことですよね。
どうしてそんな決断をしたんでしょう。
無理やりさせられたのかな(笑)。

八重の花は雄蕊が花びらに変異したとの知識はありましたが、こんなに判りやすいものを見るのは初めてです。
雄蕊がそのままの姿で花びらになってますからね。
興味深いものを見させていただきました。

この株の行く末ですか。
さて、どうなるんでしょう。
ムラサキツユクサには八重の品種があるといわれていますのでね、このままかもしれませんね。

★noodlesさん

見てみたいと思っていましたのでね、出会えてよかったです。

花が少し変異しているだけで、あとはムラサキツユクサそのものですからね、私はすんなり受け入れられましたよ。
見慣れちゃえば、普通に可愛い花でしかないでしょう(笑)。
むらさきつゆくさの儚い命(涙) (富山ばあちゃん)
2009-05-15 22:09:49
 悟郎さま

 八重に咲こうがひとえに咲こうが、どんなに頑張ってもこの花は一日花ですよね。
 美しい花の儚い命…
 でも次なる蕾がいっぱい控えているから。
 今朝、自転車で通りかかった道のわきに、赤紫のこの花を見ました。初見です。わが家のものは未だです。

 ニゲラが咲き、苧環が咲きました。アメリカ苧環は嫌いなので、植えません。
 芍薬が固いつぼみをゆるめて膨らんできました。
 蓮台とか言う中国種とソルベット、ごく当たり前のピンクと白それに濃い赤紫。
 底紅のエニシダが満開です。スズランも咲きました。花だらけで目移りして、草取りが手につきません。
 友人に頼んでおいたハマダイコンの種子、未熟なものをいっぱい貰いました。生のまま噛んでみたら、これが大ヒット。ピリッと辛くてしゃっきりした歯ごたえがあって、さわやかな後味~~おすすめで~す。

 但し、実の入り過ぎたものは駄目ですよ。
 お試しあれ…
ハマダイコン (悟郎)
2009-05-16 00:35:18
★富山ばあちゃん

そうなんですよね、ムラサキツユクサは一日花なんですよね。
一日花、言葉としても私は好きです。
「もののあはれ」を感じられるじゃありませんか~~(笑)

富山ばあちゃんの畑にも、春が押し寄せてきましたね。
次々と春の花たちが咲き競っていますね。
実はこちらでは、端境期です。
終わりかけた春と、これから始まろうとしている初夏の花たちが、微妙に遠慮しあっています(笑)。

ハマダイコンの種子を食べるのですか?
ピリッと辛くてしゃっきりした歯ごたえですか。
今度齧ってみます~~♪

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