goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

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先駆けて出るいのち

2006年07月25日 | 06 花たち


毎日のように通っている道なんですが、ある日突然風景が変っちゃうことがあります。
空地が出現してるのです。
昨日までどんな家が建っていたのか、まったく憶えていなかったりします。
人間の記憶っていい加減ですよね。経験ありませんか?
余程目立つか、こちらの思い入れがある建物しか、見てないんですね。
そこに普通に在る風景としてしか接していないんですね。

次の建築作業が始まっちゃえば、それを受け入れた日常が続くだけです。

でも空地がそのままで残ったりしてるところもありますよね。

そんな空地に、いち早く育つ植物たちがあります。

荒地や原野などに最初に根付くものたちを、先駆植物というふうに言うんですが、さしずめ今日の花はそれですね。


「ヨウシュヤマゴボウ・洋種山牛蒡」ヤマゴボウ科

名前が示す通り、北アメリカからの帰化植物です。
アメリカヤマゴボウという別名があります。

かなり前から咲いてましたよね。
大きいものだと、2メートルくらいになりますが、冬には枯れてしまって、すっかり姿を消してしまいます。

  

  

実を見れば、知ってる方たち、ぐっと増えるんじゃありませんか?

この実を搾ってオママゴトをしたって女の子(大方が元でしょうが)、たくさんいらっしゃるでしょう?
きれいな赤紫の色水が出来上がりますものね。

英語では「インクブルー」といわれ、インクとして使っていたということは、昨年PanPanさんから教わりました。
実際ペンで文字も書いてらっしゃいましたよ。

有毒植物とされてますが、実には毒はないようですよ。
昨年1粒食べてみましたが、その1回きりで充分なお味でした。
決してお薦めできません。

実が成熟するにつれて、茎まで赤くなっていきます。
秋になると、きれいな紅葉もみられるんですよ。


どうしてなんでしょうか?
私の中では、先駆植物ということだけじゃなく、ヨウシュヤマゴボウと次の花はセットになってます。


「タケニグサ・竹煮草・竹似草」ケシ科

名前の由来は、竹と一緒に煮ると、竹が柔らかくなるというものと、幹が中空になっていて竹に似ているというものの2つがありました。
だから漢字を当てると、2つのパターンになります。

タケニグサもヨウシュヤマゴボウと同じように、かなり大きくなります。
両者とも有毒植物です。

タケニグサの別名に、ウジゴロシというのも見つけました。
説明は控えますね。

実は今回、初めて認識したことがあります。

私とこのタケニグサとの出会いは、記憶以前の出来事なんですが、すっかり帰化植物だと思い込んでおりました。
確かに山野に生えておりましたよ。
でもどう見てもこの風体ですよ、日本の風景にいつのまにか入って来た外来種だと、そう思いませんか?
姿、花、実、どれをとっても、他の日本の植物には似ているもの、なかなかありませんよね。

チャンバギク・占城菊という別名もあるらしいのですが、チャンバとは、今のベトナムあたりの地名だそうです。
私と同じように思った方がいたらしくて、風貌のエキゾチックさから、チャンバの菊(葉っぱが菊の形に似てます。大きさは全然違いますけどね)と呼んだようです。
でもれっきとした、日本の自生種です。

火山の噴火ですっかり植物がなくなった土地に、タケニグサやイタドリ、ヤナギの仲間たちが芽を出し、まず土台作りをしてくれるんです。
生えて枯れてを繰り返し、根付く土が出現すると、次の植物の種が風や鳥たちによって運ばれ、大きな森の第1歩を踏み出します。

先駆植物たちがいなかったら、荒地は荒地のままでしかありません。

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3 コメント

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タケニグサ (ポージィ)
2006-07-26 11:38:43
トップのヨウシュヤマゴボウ、見事ですね!

ここまで大きいのは見たことがないなぁ…

うちの近所では、ヨウシュヤマゴボウやタケニグサといった

大型植物を見かけたらへし折ることにしてる方がいるようなんです。

1回目撃しましたよ。

目障りなんでしょうけれど、中途半端な高さでへし折られて

放置された姿のほうが目障りですぅ。



タケニグサのこと、あまり調べても見なかったのですが、

おやおや日本の在来種だったんですか!!目から鱗でした。

外来種に見えますよね、この雰囲気は。(^^;)

しかも先駆植物として役目を持っていることも初めて知りました。

花や実は今ひとつですが、蕾と葉っぱにちょっと魅力を感じます。
空き地って・・・ (noodles)
2006-07-26 16:27:01
本当に、昨日まで何だったか思い出せません(笑)。何故でしょう?

ヨウシュヤマゴボウ、うちの方ではまだ実が赤くなっていません。

インクだったですね!

勉強になります。

タケニグサはもう見る影もありません。。
ありがとうございます (悟郎)
2006-07-27 01:24:24
ポージィさん

青山墓地での撮影です。

この規模のものが、かなりの数ありました。

ただ撮影には気を使います。

墓石を入れないようにすると、限られてきちゃいます(笑)。

私は平気なんですが、やっぱりギョッとするかた、いらっしゃるでしょうしね。

ご丁寧にへし折るかたがいらっしゃるんですか。

憎っくきヤツメって、折ってるんでしょうかね。

中途半端はいけません。根元からやってくれなくちゃね。



そうですよね。

タケニグサのこの風貌は、外来種そのものですものね。

まさか昔から日本に自生するものとは。

私も目鱗でした。

先駆植物には前々から興味があって、そこそこのことは体験的に知っているものもあります。

水気が多い土地に柳がまず生えるということが、はっきり興味を募らせたきっかけでした。

食物連鎖と同じようなサイクルが、植物界にもあるんですね。

素晴らしいです。



特に実はゾワッなんですよね。

実が揺れるて出す音は、素敵なんですがね~



noodlesさん

見たいものしか見ない、興味のあるものしか憶えない、素晴らしい人間の能力です(笑)。

そろそろ赤くなりますよ。

こちらもまだチラホラですから。

色水遊び、息子さんとやってみてください。

夏休みの研究になりますよ。

タケニグサ、刈られちゃったんですか?

面白い実が付くんですけどね。

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