goro's 花 Diary

東京の街を彩る花たちを追っかけています。

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アヤメと菖蒲

2009年05月05日 | 09 花たち


前回はヨーロッパを代表するアヤメ属のジャーマンアイリスを紹介したしましたので、今回は日本のアヤメ属の花を紹介いたしましょう。
正確には東洋のアヤメ属ですけどね。


子供時代から馴染んできたアヤメたちですのでね、おじさんにとっては迷うことなく同定できる花です。


【イチハツ・一初・一八・逸初】アヤメ科アヤメ属

イチハツは、中国中南西部からミャンマー北部にかけての地域が原産の、多年性の宿根草です。
耐寒性もあり、半日陰でも乾燥地でも湿潤地でも生育しますのでね、大変育てやすい植物だといっていいでしょう。
日本には江戸時代の初期に、観賞用として導入されました。

草丈30~60cm、花径は10cmほどです。
花の付け根から、白いモジャモジャしているものが出ているのが特徴ですが、何より4~5cmの幅広の葉っぱが、他のアヤメ属との違いを見分けるポイントです。
ジャーマンアイリスの葉も幅広ですが、イチハツのほうが柔らかくて、尖った先端は触っても痛くないし、伸びると途中から垂れます。

「イチハツ・一初」の名前は、アヤメの仲間たちのなかでいちばん最初に咲くことに由来します。
シャガがいちばんだろうとの声もありますが、イチハツは素知らぬ顔で咲いています。

未見ですが、白花もあるそうですよ。




【アヤメ・文目・菖蒲・綾目】アヤメ科アヤメ属

アヤメ科アヤメ属の基準花です。

北海道から九州まで、日本各地の山野に自生する、まさに日本のアヤメです。
朝鮮半島、中国東北部、シベリア東部など、極東アジア全般に自生地があります。
特に湿地を生育場所にしているということでもありません。

草丈は40~60cm、花径はイチハツより少々小振り、8cmくらいでしょうかね。
花茎は分枝することなく、頭頂部に1~3個の花を付けます。

すっと伸びた葉っぱと、外花被片(前面に垂れ下がった花びら)に網目模様があるのが特徴ですが、おじさんは無駄なものを削ぎ落としたようなシンプルな花姿を、見分けるポイントにしています。

とは言いつつ、こちらとの見分けは、つきますかね。


【ヒオウギアヤメ・檜扇文目】アヤメ科アヤメ属

goro’s 花 Diary、初登場です。

本州の中部以北から北海道の湿原などに自生しています。
この株には葉っぱがほとんど無かったので確認出来ませんでしたが、根元から伸びた葉の広がりが、古の貴族たちが使った桧扇に見立てて、「ヒオウギアヤメ・檜扇文目」と命名されました。

外花被片がやや幅広ではありますが、花色といい花びらの網目模様といい、アヤメそっくりの花です。
アヤメ属のなかで網目があるのは、アヤメとこちらのヒオウギアヤメだけだそうです。

あまり出会うこともないだろうけど、アヤメよりは葉が幅広だし、花茎が分枝して花を付けているし、アヤメとヒオウギアヤメの区別はつきそうですね。


アヤメの名前の由来には、次のふたつがあります。

①剣のように尖った葉がきちんと並んでいる様子から「アヤメ・文目(物事の道理、筋道、模様の意)」から。
②花びらのもとにある網目模様を、織物の綾目模様(斜線模様)に見立て、「アヤメ・綾目」の字を当てた。

なお「アヤメ」を「菖蒲」と書くのは、正式には間違いのようです。
(PCの変換でも「菖蒲」は出てきますけどね)

「ハナショウブ・花菖蒲」はアヤメ科アヤメ属ですが、菖蒲湯に使う「ショウブ・菖蒲」の葉は、サトイモ科ショウブ属の植物ですのでね、一層こんがらがってしまいます。

本日は「端午の節句」です。
菖蒲湯の予定は、ありますか?

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2 コメント

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Unknown (ロッキーママ)
2009-05-05 08:47:17
そうか。今夜は菖蒲湯ですよね!
支度しなければ。

イチハツはヒゲが派手ですね。
アヤメの方が気品があるような気がします。

ヒオウギアヤメは秋篠宮妃殿下のお印で話題になりましたね。
ただ、あまり見かける事はありません。
散歩道のアヤメも、側で咲いているシャガに負けないように開花しています。

雨の日に見るアヤメが好きです。

連休中に、毎回コメント入れてすみません。
毎朝ここを見て、気持ちを入れ替えて仕事に行っています。

一踏ん張り (悟郎)
2009-05-07 15:33:22
★ロッキーママさん

菖蒲湯、入られましたか?
私は今年は無しでした。
柏餅も食べなかったしな…

イチハツとアヤメとだと、断然アヤメのほうが品があります。
昔はイチハツのことあまり好きじゃありませんでしたが、取り敢えず最初に咲いてくれるので、健気だなと思い、愛しくなることがあります。
年のせいでしょうね(笑)。

紀子さまのお印がヒオウギアヤメだということ、今回検索してて、そう言えば聞いたことあるようなって、その程度の記憶しかありませんでした。
そうですね、ほとんど見かけることはありませんね。
今回出会ったのも、小石川植物園です。

雨とマッチする花、アジサイが代表でしょうが、アヤメもそうですよね。
アガパンサスも、雨が似合うと思ってます。

いつもコメントありがとうございます。
連休中はあまりPCを開けなかったの(記事のアップは予約投稿しました)で、返事が遅れてすみませんでした。
日曜日まではさぞかし忙しいことでしょうね。
あと一踏ん張りですね。
頑張ってください~~

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