飛来飛去 ~風の吹くまま~

中国・遼寧省瀋陽在住歴十数年。
最近ネタぎれ気味ですが、何気ない、でも誰かに話したい日々の発見を綴ります。

寒食節

2017年04月04日 | 年中行事いろいろ

4月4日、今日は清明節。

数年前から、清明節をからめて三連休になっているので、休みが近づくにつれ、私も何となくウキウキしていました。

先週の金曜日、仕事終わりに、「連休を楽しんで!」という気持ちで、皆に「節日快楽!」と言うと、同僚から「清明節は“快楽”じゃないよ」と指摘されました。

 

あっ、そうか!

中国では清明節=墓参り。

それは、「おめでとう」って雰囲気じゃないよな......

 

そういえば、1日には携帯のショートメールに市からこんなお知らせが。

「紙のお金を売らない、買わない!マナーを守って故人を弔おう!」

 

過去記事にも書いたように、中国では何かにつけ、紙で作ったお金を燃やして故人に送る習慣があるのですが、大気汚染の事もあるし、火の不始末も危ないし、道も汚れるし...ということで、基本的には禁止されています。

それでも、年寄りは「ご先祖様があの世でお金に困るじゃないの!」と、やっぱりお金を燃やしちゃうんですけどね...

まあ、その気持ちも分からなくはないですが。

 

清明節といえば、日本のお盆やお彼岸のような祭日ですが、別名「踏青」とも言われ、郊外に出かけて、新緑の春を楽しむ日でもあるそうです。

東北の瀋陽では、まだそんなに緑は多く見られませんが、昨日、今日と、最高気温はなんと23度!

こんな4月初旬は初めてじゃないかというぐらい暖かい(いや、暑い)。

いつもは部屋の暖房が切れて、一番寒くてつらい時期なのに、今年は全く平気です。

そして、この暖かさにつられて、桃の花も一気に開花!

「踏青」とはいきませんが、身近な所で“春”を感じています。

 

ところで、清明節には火を使った料理を食べないという風習もあるそうです。

火を使わない料理は「寒食」と言います。

本当は「寒食節」は冬至から105日目で、「清明節」は冬至から108日目なのですが、まあ日にちが近いので、一緒くたになっている地方もあるようです。

どうして火を使わないかと言うと......

昔(春秋時代)、介子推という人がある王子を助けたのですが、その王子が国王になり、介子推を官僚に取り立てようとしました。しかし、介子推は断って、山中に隠れました。国王はどうしても彼を呼び寄せたくて、山に火をつければ出てくるだろうと思ったのですが、結局、介子推は母親と共に山で焼け死んでしまったということです。

つまり、介子推を偲んで、この日は火を使わなくなったそうです。

瀋陽の私の周りでは、あまりこの習慣は聞きませんが、清明節=寒食というイメージは各地であるようです。

 

今日テレビで見た南の地方では、清明節に草団子を食べるそうです。

これはなんか日本人にも親しみがありますよね。

ぜひ食べてみたいものです。

 

我が家には草団子はありませんでしたが、今日はママが摘んできた春の野草に味噌をつけていただきました。

見た目はただの雑草ですけど、苦味はそれほど強くなく、美味しかったです。

冬に貯め込んだ体の中の悪いものを、排出しなければ!

そろそろ私も動き出します! 

 

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