飛来飛去 ~風の吹くまま~

中国・遼寧省瀋陽在住歴十数年。
最近ネタぎれ気味ですが、何気ない、でも誰かに話したい日々の発見を綴ります。

中国のランチ事情

2017年05月13日 | 中国・瀋陽 暮らしの中から

お昼11時過ぎ。

街中は、猛スピードで走るバイクで溢れかえる。

あっちにもこっちにも。赤に黄色に青に黒に...色々なバイクが横切っていく。

 

 

中国人の昼ごはんは、スマホとともに、すっかり変わった。

今は、スマホで食べたい物を予約して配達してもらうというシステムが一般的。

だから、お昼時にはデリバリーのバイクが走り回っているのだ。

 

超高層ビルの玄関には、何台ものバイクが止まって、注文者を待っている。

 

そして、お弁当を渡すと、また猛スピードで次の配達先へと向かって行く。

 

日本でもこのようなシステムは普及しつつあると思うが、デリバリーが中国で爆発的に広まっているのには、やはり中国ならではの事情があると思う。

日本の都市部では、会社を出て5分も歩けば、コンビニの1軒ぐらいはあるだろう。

ファーストフード、弁当屋、安い食堂、ラーメン屋等も、そんなに遠くまで行かなくても、たどり着けるだろう。

しかし、中国はとにかく広い!!! 一つのビルがでかい!!!

瀋陽で「ちょっとそこまで」と言ったら、軽く20~30分はかかる。

向かいの店に行くのにも、広い道や車がバンバン走るロータリーを越えなければならない。

コンビニはあっても、日本のようなお弁当は無い。(北京や上海にはあるかもしれないが)

人が集まる所には屋台で食べ物を売りに来てくれる場合もあるが、毎日そのようなジャンクフードを食べるのも、健康面が心配だ。

職場や学校の近くに食べる所があれば幸せだが、みんながみんなそのような環境にいるわけではない。

それに、昔のようにのんびり昼食をとる時間も無いほど、一分一秒が惜しいビジネスマンも増えている。

そういうわけで、「外売」と言われるデリバリーが重宝されているのだ。

 

これは大学生でも同じで、4限目のチャイムが鳴ると、校内には配達のバイクが引っ切り無しに出入りしている。

寮の1階の窓から弁当を受け渡ししているのを見かけることもある。

もちろん前もって注文しておかないといけないから、10時頃になると、学生たちはスマホ片手にそわそわしている。

否応なしに、人でごった返す学食で昼ごはんを食べていたのも、今や昔。

学生のランチも様変わりしたもんだ。

 

しかし、何と言っても、このデリバリーの普及はスマホのおかげ。

スマホで注文、スマホで決済。これは中国ではもう当たり前のことだ。

(この事については、下の記事を参照していただきたい。)

「中国人の『スマホ依存』が極限まで進んでいる理由」

 

ほんの10年ぐらい前までは、「将来は電子マネーってものができるらしいよ」なんて、夢物語のように話していたが、こうやって急激な庶民生活の変化を目の当たりにすると、「あー、あの時の“未来”で生きてるんだなぁ~」と、しみじみ思う今日このごろである。

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