≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ by ごろー

洋楽ロッククラシックの偉大なる500曲を勝手に選びます。≪たのむから静かにしてくれ≫改題。

No.032 ザ・バンド/ザ・ウェイト (1968)

2016-10-14 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ 32
The Band / the weight

この曲も、史上初のロック映画『イージー・ライダー』で使用された曲だ。
美しい夕陽を浴びて2台のバイクが疾走するシーンによく合っていた。

ザ・バンドのファンの方はたいてい良い人ばかりなのできっと怒らないと思うが、わたしは若い頃、これほどダサいバンドもないんじゃないか、と思っていた。

とりあえず見た目は置いておくとしても、まずバンド名がダサい。
完全にスベってると思った。
いや笑わせようとしたわけではないだろうが、若いわたしには狙ったようにしか思えなかった。

そしてドラマーが歌っている映像を見て、これもなんだかなあ、と思ったものだった。
ドラマーなんて手も足も使って忙しそうなのに、そのうえ歌うのかよ、ほかにだれか歌えないのかよ、などと思っていたのだった。
歌うドラマーのみなさんには本当に失礼な話なのだけど。
そしてザ・バンドはドラマーだけでなく、ほとんどのメンバーが歌うのだということもその当時はまったく知らなかったし。

そして肝心の音楽も、刺激とスピードに飢えた若者にとってはイライラするようなもので「レイドバック」などという難しい言葉で誉めそやされるのにもイライラさせられたものだった。

「レイドバック」という音楽用語の意味を調べてみると、ほんの少し遅れ気味のリズムのことを言うのだそうだ。本来の意味はゆったりしたとか、リラックスしたとか、後ろに傾いた、とかだ。
前傾姿勢につんのめって疾走するパンクとかとは真逆な音楽ということですね。だからわからなかったに違いない。

その後、いろいろな音楽を聴いていくうちにわたしも成長して、いろいろな世界が開けてきて、ザ・バンドの音楽もだんだん好きになってきた。
ダサいこともカッコ良さの一部だ、ということも年を取るにつれ、だんだんわかってきた。
やはり大人にならないとわからないものはたくさんあるのである。

映像はザ・バンドの解散ライヴを映画化した『ラスト・ワルツ』より。
一緒に歌っているのはゴスペル・グループとして有名なステイプル・シンガーズだ。
彼らもまた素晴らしい歌声を聴かせてくれる。
こうやってあらためて聴いてみると、まるで100年も前につくられたルーツ・ミュージックのように思えてくるような歌だ。

ジャケの写真もカッコいい。
間違いなく、100年前の人たちだ。

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