≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ by ごろー

洋楽ロッククラシックの偉大なる500曲を勝手に選びます。≪たのむから静かにしてくれ≫改題。

No.317 ザ・ローリング・ストーンズ/ザ・ラスト・タイム (1965)

2017-07-26 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その317
The Rolling Stones - The Last Time

この曲はストーンズの14枚目のシングルとして発売された。
14枚目と言ってもまだデビューしてたったの2年ぐらいだ。当時のロックバンドはほんとによく働いたと思う。エラい。

14枚目と言っても初期のストーンズはカバー曲を中心にしていたので、オリジナル曲は「テル・ミー」「ハート・オブ・ストーン」に次いでこの曲でまだ3曲目だ。
そしてこの曲で、初めてオリジナル曲で全英チャート1位を獲ったのだ。

今聴いたってカッコいいギターリフに、ロックンロールの新時代を告げるかのようなストーンズらしいグルーヴはこの曲で誕生したように思う。

わたしが初めて買ったストーンズのレコードは、デッカ時代のヒット曲を集めた日本編集盤の『グレイテスト・ヒッツ』だった。
そして最初に好きになったのがこの曲だった。
だからわたしは昔からこの曲は、ストーンズの中でもとくに好きなのだ。
何年経っても飽きない。
何度聴いても飽きない。

1965年、この「ザ・ラスト・タイム」でストーンズは覚醒した、とわたしは思っている。
そして3か月後には「サティスファクション」を発表して世界中のチャートで1位を獲りまくり、その名を知らしめるのである。

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No.316 スモーキー・ロビンソン&ザ・ミラクルズ/ゴーイング・トゥ・ア・ゴー・ゴー (1965)

2017-07-25 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その316
Smokey Robinson & The Miracles - Going To A Go-Go

イントロのドラムの激しいビートにゴーインに揺り起こされて、「ゴーゴーへ行こうよ!」と誘われたら、もう行かなきゃしよーがないような気分になってくる、ミラクルズの強力な名ダンスナンバーだ。

と言っても今の若い人たちは「ゴーゴー」なんて知らないだろうけど。いやわたしだって知らない。

たぶんわたしの親の世代たちの若い頃、60年代に流行した「ゴーゴーダンス」を踊る場所、今で言う「クラブ」、われわれの世代で言う「ディスコ」みたいなものだと思う。もっと昔は階段と階段のあいだに「踊り場」というのもあったらしい。

時代と共に名前や言い方は変わるが、目的はいつの時代も変わらぬ、人類の求愛行動のひとつである。

この曲をローリング・ストーンズのカバー・バージョンで知ったロックファンも多いことだろう。わたしもそのひとりだ。

1982年のライヴアルバム『スティル・ライフ』に収録され、先行シングルとしても発売されてトップ30に入るヒットとなった。
キース・リチャーズのタメの入ったギターが本領発揮の、ロケンロールなダンスグルーヴが流石の転石である。

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No.315 ザ・シュープリームス/カム・シー・アバウト・ミー (1964)

2017-07-24 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その315
The Supremes - Come See About Me

この曲もまた、彼女たちが全米1位を連発しまくっていた時代の名曲、「愛はどこへ行ったの」「ベイビー・ラヴ」に続く3曲目の全米No.1ヒットだ。

今聴いても3人の声は尋常じゃないぐらい可愛らしいし、力強く躍動感のあるモータウンサウンドとの組み合わせが最高だ。
いったい当時のそのインパクトといったら、どれほどのことだっただろう。

曲を書いたのは当時のモータウン最強チーム、ホーランド、ドジャー、そしてもうひとりのホーランドの3人だ。
人類が滅びた後の地球でも、われわれ人類が遺した最良の遺産として、次の地球の支配者たち、猿だかイカだかにも聴き継がれることだろう。

先日、日本の歌謡界の発展に多大な貢献をした歌手・作曲家の平尾昌晃氏が死去した。

「グッドバイ・マイ・ラブ」「二人でお酒を」「瀬戸の花嫁」「草原の輝き」「カリフォルニア・コネクション」など、わたしも子供の頃から大好きだった曲をたくさん書いた人だ。

彼の死を伝えるTV報道で見た、過去のインタビュー映像がとても心に残った。
「最近は、お風呂に入った時なんかに自然に口づさんでしまうような歌、心のどこかにいつも在る歌っていうのが少なくなってきたでしょう。僕ならそういう歌が書けるんだけどなあ…」と、時代の変化を寂しそうに語っている映像だった。

わたしもそういう歌が聴きたい。
ややこしい一風変わった音楽も面白いけど、なぜかわからないけどつい口づさんでしまう、ただふつうに良い歌にももっと出会いたい。
ロックもそうだけど、そんなに斬新でも奇抜でもなくていいから、そんな歌もときどきは生まれてきてほしいなと思う。

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No.314 ディオンヌ・ワーウィック/ウォーク・オン・バイ (1964)

2017-07-23 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その314
Dionne Warwick - Walk On By

ディオンヌ・ワーウィックの出世作で、全米6位まで上がる大ヒットとなった曲だ。

これも彼女のヒット曲を何曲も書いたバート・バカラック&ハル・デヴィッドのソングライターコンビによる名曲である。

もし通りであなたに会って
わたしが涙を浮かべても
立ち止まらないで
あなたを見るたびに泣き崩れそうになるけど
気づかないふりをして通り過ぎて


ディオンヌの最大の武器はその美しくてキレのよい声だけど、このバカラック&デヴィッドの書くポップで美しい曲にピッタリだ。
フックのあるメロディやひねりのあるオリジナリティは、真のポップス職人が書いた曲だなあといつも感心してしまうのだ。

この曲にもカバー・バージョンがたくさんあるが、わたしは中でもアイザック・ヘイズが1969年に発表したアルバム『ホット・バタード・ソウル』に収録された、12分に及ぶ大曲と化したカバーが異様すぎて大好きだった。ここで選ぼうかとも思ったけれど、さすがにディオンヌを差し置いてそっちを選ぶわけにもいかない。

好事家の方は、機会があればぜひ。
普通の方にはディオンヌだけで充分。

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No.313 チャック・ベリー/ユー・ネヴァー・キャン・テル (1964)

2017-07-22 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その313
Chuck Berry - You Never Can Tell

50年代後半にロックンロールの創造主として一大旋風を巻き起こした後、しかしその4年後にはチャックは少女に売春を強要した容疑で逮捕されて刑務所生活を送ることになる。

表舞台から姿を消していたチャック・ベリーが60年代になって復活できたのは、大西洋の向こうで彼の影響を受けてバンドを始めた若者たち、ビートルズやストーンズなどのブリティッシュビートバンドたちによる彼の楽曲のカバーや限りないリスペクトのおかげだった。
この曲はそんな経緯でふたたびチャックが注目を浴び始めた、1964年のヒット曲だ。

この曲はけっしてチャックの代表曲というわけではなかったが、後に注目を集めたのが、1994年のアメリカ映画『パルプ・フィクション』で使用されたのがきっかけだった。

ギャングのボスの妻、ユマ・サーマンに振り回されるボディガード役のトラボルタが、酒場のダンスコンテストにむりやり引っ張り出されて踊るシーンだ。
全然気のりがしない様子で無表情に踊ってはいるものの、意外とノッてくる感じが面白い。
男女のダンスのシーンとしては愛の雰囲気がカケラもないのがクールだし、またチャックの曲もよくハマって、記憶に残るカッコいいシーンになっている。

タランティーノはわたしの大好きな映画監督のひとりだけど、ほんとこういう選曲の巧さというのは右に出るものがいないと思う。



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No.312 ジミー・リード/ブライト・ライツ、ビッグ・シティ (1961)

2017-07-21 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その312
Jimmy Reed - Bright Lights, Big City

それにしてもカッコいいタイトルだ。
気持ちをソソるケバケバしいネオンが輝く夜の街をちょっと酔っぱらって歩いたりしていると、ついついこの歌を口づさんでしまう。名古屋なら錦、京都は四条大宮や河原町、大阪は難波や天王寺。
豊田はさすがにないか。

50年代後半~60年代前半にかけてあのB.B.キングすらも上回る、ブルース・マンとしては最も多くのヒット曲を放ったジミー・リードのいちばんの大ヒットとなった代表曲だ。

きらびやかな大都会が可愛いあの子をおかしくしちまった、おれがなにを言ってもききやしない、と都会に行って変わってしまった彼女のことを嘆く歌だ。
ちょうど「木綿のハンカチーフ」の男女が入れ替わったような感じだ。

無駄に力を入れない緩い歌い方が素敵だ。
中間のハーモニカがまた、たまんないな。

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No.311 ハウリン・ウルフ/ザ・レッド・ルースター (1961)

2017-07-20 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その311
Howlin' Wolf - The Red Rooster

ロックファンにとってはストーンズがカバーしたことで有名になった曲だろう(ストーンズはこのシングルで全英1位になったのだ。なんて時代だ)。
わたしも最初はストーンズ、次にサム・クックのバージョンを聴き、このオリジナルはその後で聴いた。

ストーンズも、あの若さでよくあんな渋い演奏をしたもんだと感心するのだけど、しかしこのウルフ先生のオリジナルの大迫力にはかなわない。
ルースターは雌鶏のことだけど、彼の歌で聴くと見上げるような巨鳥がのっしのっした歩いてくるようだ。

若い頃のわたしはあまりウルフ先生の良さがわからなかった。ダミ声のインパクトが強すぎてその他の要素が聴こえてなかったに違いない。
今はそのダミ声のカッコ良さはもちろんのこと、アレンジや彼の楽曲の持つ独特のグルーヴ感みたいなものも気に入っている。

この≪500≫に3曲も選ぶことになるとはちょっと自分でも意外だったけど、今はこの独自のスタイルを貫き通した大真面目な武道家みたいなウルフ先生がカッコよくてたまらないのだ。

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No.310 レイ・チャールズ/ヒット・ザ・ロード・ジャック (1961)

2017-07-19 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その310
Ray Charles - Hit The Road Jack

「ジャック!もうあんたにはうんざりよ、出てってちょうだい!」
「なんだって?」
「ここから出て行って、もう二度と戻って来ないで!」
「おまえみたいな可愛げのない女は見たことないぜ!」
「あんたは最低、そのうえ一文無し!」
「おまえがそう言うなら、出てってやるさ」
「さっさと出て行って!そして絶対に戻って来ないで!」
「なあ、そんなこと言うなよ、いつか必ず強い男になるからさ」
「もううんざり!出て行って!」
「なんだって?まさか本気じゃないだろう?お願いだよベイビー、おれはどうしていいかわからないよ」

とまあそんな掛け合いの、楽しい曲だ。

きっと世界中で、今この瞬間も世界120カ国で漏れなく行われているだろう男女の営みだ。
最後は虚勢も剥げ落ちた男が縋りついて許しを乞うのも、世界中同じに違いない。
そして女は「男って、ほんとバカ」と愛想を尽かすのも万国共通に決まっている。

「我が心のジョージア」に続く、レイ・チャールズにとって2曲目の全米No.1となった大ヒット曲だ。



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No.309 エディ・コクラン/サマータイム・ブルース (1958)

2017-07-18 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その309
Eddie Cochran - summer time blues

クソ暑い夏にぴったりの曲を、どこにも行かず働くだけしか能がない人たちと共有したい。わたしもそのひとりだからだ。

この曲は、曲も良いけど歌詞もまた素晴らしい。コクランとそのマネージャーの共作だ。

おれは大声で言いたい
たった1ドルをもらうために
おれは夏中働かなくちゃならないんだ
彼女とデートしようとするとボスは言う
ダメだ坊主、残業するんだ
おれはもうどうしたらいいかわからない
どうしようもない憂鬱な夏なんだ

オヤジとおふくろも言う
日曜にドライヴしたけりゃもっと稼いで来い
いや、おれはボスに病気だって言って仕事を休んでるんだ
じゃあおまえには車は貸せないな
だっておまえはちっとも働かないじゃないか
おれはもうどうしたらいいかわからない
どうしようもない憂鬱な夏なんだ

おれは休みをとって楽しい休暇を過ごしたい
だからこの問題を国連に持ち込むことにした
下院議員に電話で訴えたらそいつはこう言うんだ
なんとかしてあげたいけど
きみは選挙権を持ってないからなあ
おれはもうどうしたらいいかわからない
どうしようもない憂鬱な夏なんだ


働くことは愛だの恋だのと同じぐらい人類の普遍的な営みにも関わらず、働くことについて歌った歌は意外と少ないように思う。
わたしは働いてるか飲んでるか寝てるかぐらいのつまらない人間なので、働くことについての歌はもっと聴きたいものだ。

しかも働くことについての歌は、働くことのつらさや苦さを歌ったものばかりで、なぜか働く喜びを歌ったものはあんまり聴かない。
それでは社会に出る前の若者たちは、そんな喜びは存在しないかと思ってしまう。わたしもそう思っていた。
そうでもないのにね。

この曲はいろんなアーティストがそれぞれ個性的にカバーしている。

たぶん一番人気はザ・フーのバージョンだろう。原曲を壊さない程度に少しハードな仕上がりはさすがのカッコ良さだ。
ウルフルズもこのままカバーしている。

やけにパーカッションを多めに足して、木魚の高速連打みたいなのはT・レックス。
ただし、後年のライヴ動画を見てみるとそのバージョンではなく、ほぼザ・フーのバージョンで演奏している。なにか、間違いに気づいたのかもしれない。

サンフランシスコのバンド、ブルー・チアーは強烈なディストーション・ギターで、原曲の夏の爽やかさやユーモアなど微塵もない、超ヘヴィなバージョン。

カントリー界の貴公子、アラン・ジャクソンの94年のカバーはその真逆で、爽やかな風が吹き抜けるような気持のいいサマータイム・カントリー・ブルース。PVもいかにも田舎の夏!って感じで楽しい。

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No.308 バディ・ホリー&ザ・クリケッツ/ザットル・ビー・ザ・デイ (1957)

2017-07-17 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その308
Buddy Holly and The Crickets - That'll Be The Day

この曲はソロでなくザ・クリケッツとしてのデビュー曲であり、彼らの唯一の全米No.1ヒットとなった代表曲だ。

これもまたシンプルで魅力的な曲だ。
ポップだけど甘すぎず、肩の力の抜けた感じがまた良く、当時の「新しいロック」の香りは今聴いても失われずに伝わってくるようだ。

リマスターされたせいで音がまたいい。
短いイントロと間奏のギターの、美しい音にシビれる。

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No.307 エルヴィス・プレスリー/監獄ロック (1957)

2017-07-16 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その307
Elvis Presley - Jailhouse Rock

この曲はエルヴィスにとって3本目の主演映画『監獄ロック』の主題歌として発表された曲だ。

それにしてもデビュー2年で3本目の映画とは恐れ入る。
それほど凄い勢いと人気だったのだろう。
それにしても昔のアーティストはよく働いたものだ。エラい。

曲を書いたのは「ハウンド・ドッグ」と同じ、ジェリー・リーバーとマイク・ストーラーのコンビだ。

この曲のイントロのインパクトは凄い。わたしはこのイントロを聴くと、背筋がシャンとする気分になるのだ。

今聴いてもカッコいいけど、これが初めて地上に出現したときに聴いた若者たちの鳥肌感はいかなるものであったことか。
うらやましい。
そんな体験をしてみたかった。

この曲ももちろん多くのアーティストがカバーしているけど、どれを聴いてもこのイントロのフレーズの絶妙なタイミングの感じに違和感があって、わたしはガッカリしてしまうのだ。

この曲を演奏しているオリジナルメンバーの顔も名前も、エルヴィス以外はわたしはまったく知らないけどれも、こういう人たちこそがロックンロールを創造した真の立役者としてリスペクトされるべきなのだろう。

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No.306 サム・クック/ユー・センド・ミー (1957)

2017-07-15 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その306
Sam Cooke - You Send Me

厳密に言うと違うのだけど、だいたいで言うとこの曲はサム・クックのデビュー曲である。
厳密にといってもたいした問題ではないので気にしないで大丈夫だ。
この曲はサム・クックにとって唯一の全米No.1ヒットでもある。

きみはぼくを夢中にさせる
嘘じゃない、本当だよ
きみはぼくをドキドキさせるんだ

初めはよくある恋だと思ったけれど
だけど熱い想いがずっと続いてる
今の僕の望みはきみと結婚して
家に連れていくこと


これもサム・クック自身が書いた曲だ。
シンプルな歌詞が、それにふさわしく、シンプルながら圧倒的に魅力的なメロディにのせられている。
彼はソウルシンガーとして最高のヴォーカリストであるだけでなく、ソングライターとしても素晴らしい才能の持ち主だ。

わたしはこういうシンプルな音楽の持つ、名状し難い魅力に惹かれる。
シンプルだからこそ、その価値も魅力も変わりにくい、永久不滅の名曲である。

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No.305 ボ・ディドリー/フー・ドゥー・ユーラヴ (1956)

2017-07-14 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その305
Bo Diddley - Who Do You Love

ミシシッピ州出身のボ・ディドリーもまたロックンロール誕生の聖なる年、1955年にチェスレコードから、自身の名前をそのままタイトルにした「ボ・ディドリー」という曲でデビューした。

"ボ・ビート"または"ジャングル・ビート"と呼ばれる独特の、ケツがムズムズしてくるようなリズムで、ちょうどブルースとロックンロールの橋渡しのような役割を果たした。
ボ・ビートの基本編成はギターとスネアとマラカスだ。曲によって、ピアノが加わったり、ベースが加わったりする。

ローリング・ストーズのファンにはマディ・ウォーターズやハウリン・ウルフと並んで、親しみのある祖父のひとりのような存在でもあるし、バディ・ホリーの「ノット・フェイダウェイ」やU2の「デザイアー」などもボ・ビートによって書かれた作品だ。

ボ・ディドリーは2008年に79歳で亡くなった。
チャック・ベリーやマディ・ウォーターズほど有名ではないし、最近はあまり聴かれないのかもしれないけど、彼もまた偉大なるロックンロール・オリジネイターのひとりであることだけは忘れられてほしくないなあと思う。

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No.304 マディ・ウォーターズ/ガット・マイ・モジョ・ワーキング (1956)

2017-07-13 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その304
Muddy Waters - Got My Mojo Working

これもまたこの時代のブルースによく出てくる「モジョ」について歌った、ブルースの王様マディ・ウォーターズの代表曲だ。
ただし、もともとはアン・コールという女性ソウルシンガーの曲だったのを、彼女といっしょに公演旅行をしていたマディが気に入ってカバーしたのだそうだ。

「おれのモジョが効いてきたぜ!」と歌う、もはやブルースというよりほとんどロックンロールと言えるこの曲は、マディのライヴの文字通りクライマックスで演奏された曲だった。
モジョが効いてきた、と言うのはわかりやすく言うと、おれはもうビンビンだぜ、とかまあそんなようなことだろう。
モジョについて気になる方は、過去記事のNo.211のライトニン・ホプキンスの「モジョ・ハンド」の項を参照されたし。

オリジナルのスタジオ録音でもライヴ音源でも、マッチョな感じで豪快に歌う印象だけど、この動画では正装して渋くジェントルマン的に歌っているのが面白い。
まるで女性の耳元でそっと「そろそろモジョが効いてきましたよ」と囁いているみたいだ。

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No.303 ザ・プラターズ/オンリー・ユー (1955)

2017-07-12 | Weblog
≪オールタイム・グレイテスト・ソング 500≫ その303
The Platters - Only You (And You Are Alone)

オールディーズという言葉を日本で定着させたのは1973年の映画『アメリカン・グラフィティ』なんだそうだ。
そしてオールディーズと言えば思い出す曲の筆頭が、映画でも使用されたこの曲だろう。

出だしの「オンー、リー、ユゥ~」というファルセットヴォイスは一度聴いたら忘れられないインパクトだ。日本人でも子供以外ならだれでも知ってるだろう。
わたしはこのリード・テナー、トニー・ウィリアムズの声がとても好きだ。惚れ惚れする。

この時代のドゥー・ワップのシングルとしてはかなり画期的な、斬新な出来だ。
リードとバックの声の個性も面白いし、女性が1人いるのもめずらしいと思う。
だから彼らプラターズの音楽は、これまでのドゥー・ワップの枠を超えて幅広い層に愛されたのだと思う。

それにしても、"オンリー・ユー"なんて、まあなかなか言えるもんじゃない。

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