五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ 今月の恋愛ラボ

2017年06月24日 | ◆4コマ誌⑦ まんがタイムスペシャル

まんがタイムスペシャル 2017年8月号より
 
 
 
 

以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)

 
 
 
 
 

●恋愛ラボ (宮原るり 先生)

 

 リコ、大赤面!

 その理由は、ナギの一言でしたけど、これは確かに効く・・・
 というか、ほとんど告白なのでは? と思わせるほどの破壊力でしたね。

 発言を聞いた後、思考停止して止まってしまうリコが可愛らしく、
 ナギの言葉の意味に気付くや、顔を真っ赤にしていたのは微笑ましい。
 マキとヤンが、秘かに見守っているのも可笑しかったり。

 

 

  

 リコとナギ。

 かつて、リコのことを「男みたい」だと言ってきたナギ。
 なのでリコも気にしていたわけですが、それはリコがナギのことを「かわいい」と
 言ったことに対する反撃のようなもので、女でないと言ったわけではないと・・・

 リコはナギに、「かわいいのは事実だろ」なんて言ってますけど、
 たとえ事実でも、誉め言葉のつもりでも、本人が気にしているのであれば、
 言ってよいかどうか考えなければならないことも、ありますよね。

 そしてナギの方は、かつての「告白」以来、リコのことを恋愛対象として見ないよう
 意識してきたと語っていて、このあたりに彼の心情がうかがえた気がします。

 リコは落ち込んでいましたけど、これも彼女の早とちり。
 ナギは、恋愛対象として「見えない」とは言っていないとも述べていて、
 読者にはわかりきったことですけど、リコにとっては救いの一言になっていましたね。

 ナギは「変な誤解も期待もしないように、ずっと気をつけてた」にもかかわらず、
 リコの方から好意丸出しで突撃してきたものだから、混乱するのも納得です。

 それまで懸命に自制してきたのに、いきなりそんな状況になったため、
 「まだついてけない」と言うナギの心情は、何となく察することができました。
 これが、彼が告白の返答をできていない理由なのですね。

 

 

 

 そんなナギに、攻めの姿勢を崩さないリコ。

 ナギにフラれたわけではないと知ったリコ、ここから再び攻めに出ます。
 「早くあたしを好きになってくれ!」のセリフが、たまりませんね。

 ナギにしてみれば、もう少しゆっくりと穏やかに覚悟を決めたい所なのに、
 容赦ないリコの攻めで、タジタジになっているのが愉快愉快(´▽`;)
 さらに、リコから手作りクッキーを手渡され、容量オーバー状態になっていて笑!

 そして、リコの最後の「誤解」については、語らなかったナギ。
 それもそのはず、それこそが告白の返答なのですからね・・・

 もはや、2人の気持ちは通じ合っている状態。
 だとすれば、あとはナギの覚悟が焦点になるわけで、どのように素直な気持ちを
 リコに伝えるのか、今後の展開にがぜん注目したい所です。

 

 

  

 マキとヤン・・・

 途中まで、リコとナギのやりとりをのぞき見していた2人。
 けれど、大事な言葉はリコだけが聞くべきだと、その場を離れた様子。

 そして、これで話はまとまったと思っているらしく、ヤンなどは
 「ナギがウダるのをやめればまとまる話だったもんな」と、遠くを見る目で
 述べていて、何かしら複雑な思いを感じさせます。

 マキは、ヤンがリコのことを好きだと思っているため、気づかうように接しますが、
 ヤンは当然、まだ誤解していたのかと否定しています。

 けれど、ここでマキが察したヤンの心情は、むしろヤン本人よりも的確なのかも?
 どのような人が「特別」といえる存在であるかを指摘されて、動揺するヤン。

 やはり彼は、リコのことを無自覚に好きだったのではないかと私は思っていますが、
 はたしてこのあたり、どういった感情なのか気になる所・・・

 ではありましたけど、今気にすべきは、それ以上にヤンのモヤモヤでしょうね。
 ヤンがリコのことを好きだと、マキが誤解(?)していることへのモヤモヤなのか、
 だとすれば、それの意味する所は・・・?

 リコのことを気にしてしまうヤンは、同じくらいにマキも気にしていると
 自分で考えているわけで、自覚まであと一歩という感じでしょうかね。

 などなど、リコとナギ、そしてマキとヤンの関係における、男子側の心情が
 見えてきたお話でしたが、それぞれ覚悟と自覚が必要といった雰囲気。
 なもので、も少し頑張れ男子諸君! ・・・なんて思いつつ、今後も楽しみです!

 

◆ まんがタイムスペシャル 感想

 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。