まんがタイムスペシャル 2017年5月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●恋愛ラボ (宮原るり 先生)
続・クリスマス会!
リコとナギ、その会話のつづきが気になる所でしたが・・・?
「俺は変わらない」「多分ずっと」と、リコに語ったナギ。
この言葉の真意に注目していましたけど、工藤くんがやって来て、会話は中断。
というか、リコが逃げ出したことで、中途半端に終わってしまいました。
リコは、ナギの言葉からフラれる兆候を感じたようですが、それはつまり、
変わらない=これまでと状況は何も「変わらない」、と受け取ったわけですよね。
けれど、ナギの真意は果たしてそうなのでしょうか?
昔、リコのことを好きだったナギ。
その気持ちが今でも「変わらない」、だとしたら、それって告白同然なのでは?
なんて考えたりもしたのですが、ナギが何を言いたかったのか、大いに気になります。
一方、マキとヤン・・・
トイレで準備を整える藤女の面々。
エノが髪の毛や服、リップなどを気にしているのに対して、
マキはヤンへの言い訳の材料をそろえていたのが、笑えました!
演劇中、その内容に疑念を抱いていたヤンの様子から、
彼の疑念を払拭するための証拠資料を、持ち出してくるとは用意周到(^^;
そんな様子を、ヤンと「同類」だとエノに言われていたのも可笑しかった。
外ではさっそくヤンが待っていて、詰問されていましたけど、
証拠も十分あることから、伝説のコントの実在は証明され、めでたし・・・
と思いきや、劇中の「誉め言葉」に鋭い指摘を始めるヤン。
あの劇が、まさに意中の相手に好意を伝えるような内容だったことに、
ヤンは気づいていたようで、そこを突かれてマキも動揺しています。
ただ、マキがヤン(役)へ伝えた言葉は好意と解釈されておらず、不満げで笑!
ある意味、告白がそうと気づかれずにスルーされたようなものですからね。
言葉の真意は・・・
マキの言葉を「台本通りの社交辞令」と受け取っていたヤン。
それに対して台本を渡し、そのセリフの部分を見せつけるマキ。
そこに、社交辞令のセリフなどなく、脚本担当・モモさんの粋な計らいが
感じられるスペースだけがあったことには、感服してしまいました。
つまり、それぞれが意中の人に「伝えたい言葉」を述べるための演劇だったと。
だからマキの言葉も、ヤンに伝えたかったことだとヤン自身が知って、
レアな表情を浮かべていたのは、よかったですね~。
彼女のセリフを「謝罪&ねぎらい」と受け取ったヤン。
そこから、自分もマキに対する偏見を謝罪し、彼女を評価していたのが好感触・・・
でしたけど、「変人」だとも思っていると述べていたのは面白い。
この評価の両立は大事だと思うのですよね。
あるゲームのセリフで、あなたのダメな所を100言えるけど良い所は101言える、
みたいなものがありますけど、それこそが愛なんじゃないのかなって。(何言ってるの)
良い所もダメな所も、きちんと見て受け止められる関係は、理想的だと感じます。
そして、プレゼント・・・
ヤンにクリスマス・プレゼントを渡すマキ。
「うちの会社のノベルティグッズ」なんて言ってますが、実は手作り。
そんな所が、いじらしいですね。
そのプレゼントに「Y.」の刺繍を見つけるヤンでしたけど、
これに、ごもっともなツッコミを入れていたのは大笑いでした!
そうですよね、「Y.」じゃダメですよねえ(´▽`;)
とはいえ、プレゼント自体は、ありがたく受け取っていて、一安心。
自分は何も用意していないと述べるヤンでしたけど、マキは
「さっき、もらいましたから!」と笑顔だったのが、晴れ晴れしかった。
ヤンとのやりとりで、もらったプレゼント。
それは、これまで気にしていたことを解消し、さらに素直な評価を得られたという、
マキにとっては、何よりも得がたい喜びだったと確信させますね。
そして最後に、ヤンの心の声が聞こえてましたが、その声に自分自身で驚くヤンに笑!
もう、着々とマキへの気持ちが深まっていることがうかがえます。
あとは自覚するだけ、かな?
などなど、リコとナギのやりとりが気になっていましたけど、
今回はマキとヤン中心のお話となりつつ、最高のクリスマスプレゼントをもらえたマキ。
当然リコも気になりますが、次はエノでしょうか? といった感じで、今後も楽しみです!