五里霧中

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◆ ヤングキングアワーズ 感想

2017年05月05日 | ◆[不定期] ヤングキング・アワーズ

2017年6月号

 

 今月の『僕らはみんな河合荘』感想はこちら
 今月の『ナポレオン -覇道進撃-』感想はこちら

 表紙は、『MUJIN』
 伊庭八郎の戦う姿が勇ましい。
 隻腕ではないものの、すでに戊辰戦争の渦中のようですね。

 

 

 『ますらお 秘本義経記』 (北崎拓 先生)

 与一、瑠璃姫に迫られるの巻。

 刀を向けられながら、裸の瑠璃姫に迫られる与一でしたが、いったん受け入れると
 見せかけて、組み敷きながら要求を突き付けていたのは、なかなかお見事・・・

 だったものの、そこは瑠璃姫が上手だったようで、与一が死を覚悟していたのは潔し。
 とはいえ、その潔さの背景には、姉と、かつて射殺した熊とのお話があって、
 与一の内面がうかがえる内容になっていたことが、しみじみ興味深かった。
 そして、与一に訪れる危機・・・ これは不吉な予感しかありませんね。

 

 『MUJIN』 (岡田屋鉄蔵 先生)

 試衛館にて、近藤さんとの稽古に励む八郎さん。

 以前、沖田くんと試合したことで、話題になっている八郎さんを見ようと、
 人々がその様子を眺めに来ている所は、面白かったですね。

 そして、白熱する近藤さんとの稽古は、文字通りのぶつかり合いとなり、
 八郎さんが何かをつかみかけているようにも思える所が、楽しかった。
 また、沖田くんとの稽古を望む八郎さんが、その先に見ている人物・・・
 なるほど、そこまで考えてのことだったとは、感服でありました。

 

 『鬼を飼う』 (吉川景都 先生)

 今回、鷹名くんが奇獣がらみの事件を解決へ・・・

 浅草白羽組からの依頼を受けた四王天さんが、鷹名くんを派遣するという形でしたが、
 組長さん相手にも落ち着いて話をする鷹名くんが大物すぎ(^^;

 依頼の奇獣は、投資がわりに買ったもので、本の形をしている所が面白かった。
 その奇獣をめぐって起こる、とある恩讐の物語で、鷹名くんが活躍していたことは
 痛快でありつつ、彼の成長を感じさせてくれましたね。
 四王天さんの“試験”も順調なようですが、次は何が待っているのか、楽しみです!

 

 『アラサークエスト』 (天野シロ 先生)

 今回、番外編!

 水晶玉を使って見るSNSで、友人たちの日々の報告を眺めるベアさん。
 最初は微笑ましく見つめていたものの、呼ばれていない結婚式の話題に困惑したり、
 離婚の話題に「あらあら」となる自分が嫌になったり、感情の起伏が愉快でした。

 そして、いろんな人たちの近況報告をのぞいてるうちに、自分だってと奮起!
 見事に美化した自撮り&食事写真をアップしていて、面白かった(´▽`;)
 萎える気持ちはわかりますけど、SNSは継続が大事ですぞ(ぇ
 それにしても、目次コメントで長谷川哲也先生が、前回の内容?に触れていたのは笑!

 

 『超人ロック トリビュート』 (環望 先生 / 大石まさる 先生)

 今回は、2本立て! 1本目は環望先生のロック。

 超人ロックの略歴が語られる冒頭、シリーズ未読の私にはありがたい内容でした。
 物語は、ロックに関する極秘情報を盗み出した男のお話。

 亡き妻の思い出を抱えながら、ロックへのこだわりを抱く男が連邦情報部に狙われ、
 情報を託そうとした女性の指示によって、逃走することになりますが・・・
 ここに、ロックを関わらせてきたこともですが、男の妻への想いを絡めた措置も、
 見事と言わざるを得ない内容になっていましたね。 もちろん、ロックの“答え”も。

 
 2本目は、大石まさる先生のロック。

 いやはや、もはやロックというより、大石先生のキャラクターになっている感ですが、
 それでも大地と共に生きようとする所などは、ロックらしい造形になっていましたね。

 ロックがお世話になった家のジイさんと孫娘とのやりとりも、パワフルに面白く、
 宇宙軍に徴兵されるあたりで、こいつらとやり合うのかな?と思っていたら、
 なんとも自由なロックの行動に大笑! 大石先生らしいロック像が、痛快でしたよ!

 

 『師匠シリーズ』 (原作:ウニ 先生/漫画:片山愁 先生)

 すまきの話(後編)ということで、前回の続きですが・・・

 いや、恐ろしいだけでなく、不可思議かつ混沌の中に突き落とされるような内容でした。
 うに君、師匠に死が迫っているとおののきつつ、指示通りに歩くさんの部屋へと向かい、
 指示通りの言葉を告げますが・・・

 これは夢だと言われながらも、リアルに感じる傷の痛みが現実感を伴う恐怖。
 それは、師匠の死に直結しているわけで、はたして夢か現か、歩くさんは現実だと言い、
 うに君は夢だと信じたがるやりとりに、緊張感があって引き込まれましたね。
 「現実から目覚める」 この言葉だけで背筋が凍る思いでしたよ。

 

 『スーパー・カルテジアン・シアター』 (六道神士 先生)

 筥崎くんの出力を元に戻したものの・・・

 それがアダとなり、体育教師の三沢先生に目を付けられています・・・陸上の勧誘で。
 またもフラれてしまった三沢先生は、仕事に生きる女を目指してしまい、燃えてる最中。
 ほぼストーカー状態で付け回されることに・・・

 そして、櫻の園が三沢先生のために画策して、筥崎くんと2人きりにさせ、
 くっつくチャンスを与えたものの、先生が立派に先生だったのは、素敵なことでしたね。
 まあ、その後も大変だったので、薬院先輩が関わってきたのは愉快でしたけど(^^;

 

 

【新連載!】
●絶滅酒場 (黒丸 先生)

 

 絶滅動物が訪れる酒場にて・・・

 そのお店にやって来るのは、絶滅した動物たち。
 彼らを相手に、ママさんが話を聞きつつ、様々な悩みがやわらぎつつ、
 少し爽やかな気分になれる気がする、そんな酒場のお話になっています。

 新連載で今回2本立て。
 1本目は、ディアトリマという大型鳥類がお客様。
 社外プレゼンで負けちゃったと、悩みを打ち明けているのが、ちょっと可笑しい。

 そこで、プレゼンの裏にコネによる贔屓があったのではと、疑心暗鬼なディアさん。
 けれども、ママさんとの会話の中で、次第に前向きになってゆく所がよかったですね。

 2本目は、サーベルタイガーのスミロドン。
 ディアトリマさんとも知り合いで、2人のやりとりが面白かったり。

 また、スミロドンさんと、恋人であるティラコスミルスさんとのケンカも、
 スミロドンさんの問題がママさんとの会話の中で解消されてゆく内容が、楽しかった。

 などなど、そんな風に酒場へやって来るお客様のお悩みが、ママさんとの会話によって
 自然な流れで緩和されることが、面白味になりそうな作品ですね。

 決して説教臭くはなく、お客様が自覚を持ったり、気づいたりする流れが、
 やさしい雰囲気でなごみます。

 お客様が絶滅動物という珍しい存在であって、その簡単な解説がついてくる点も
 興味深く楽しめそう・・・ということで新連載、期待です!

 

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