まんがタイムスペシャル 2017年10月号より
以下、ネタばれあります。 (未読の方はご注意ください)
●恋愛ラボ (宮原るり 先生)
コミックス13巻、9月7日発売! そんな今回、新体制と二股と・・・?
冬休み中に登校してくるナギ。
生徒会室へ向かっているようですが、村山くんから「新会長」と呼ばれていて、
ナギが南中の新しい生徒会長に就任したことが、理解できますね。
そんな新体制発足を感じさせる冒頭ですが、副会長になったヤンに異変が!?
生徒会室に着いたナギが見たのは、どんより力尽きているヤンで・・・
なんて感じに始まった今回は、主にヤンの複雑な心情がコミカルに、
でも本人にとっては深刻に、描かれていました(^^;
自分の気持ちをようやく自覚したヤン・・・
前々回のマキとの会話から、自分の無意識の領域について考えたヤンは、
眠ることもできないまま考え続けて、重要な仮説に辿り着いたようで興味深い。
つまり、自分は無自覚でリコのことが好きだったのだと。
以前から私は、ヤンは無自覚にリコが好きだったと語ってきましたし、
そう考える読者の方も多かったでしょうから、ここに来てようやくかと感慨深いです。
ヤンが「すす・・・好きで」とか、思考でどもっているのが面白すぎでしたけど、
これまでの自分の心情を、自分で分析して受け容れているのは、見事なものですよ。
そして、リコがナギに本気だと知ったことで、「無自覚のまま失恋した・・・」。
そんな仮説を立てて、1人ダメージを受け続けるヤンが愉快でした。
おかげで、ボロボロになってるし(´▽`;)
ヤンって、理を重んじるタイプですから、情の部分、とくに自分の気持ちなどに
鈍感なのかもしれませんね。
さらに、マキに対する心情も・・・
リコのことを気にしていたように、マキのことも気にしているヤン。
つまり、自分は無自覚にマキを「好きになりつつ」あると考えて、苦悩しています。
しかも、今度はマキに「多分好きな奴がいる」と誤解(?)しながら、またも失恋したと
思っているようで可笑しいのですが、この微妙な誤解は、状況を複雑にしそうですね。
ただ、本気の失恋であれば、普通にショックで落ち込むので、そこまでヤンの気持ちは
高まっていないのかな? だから「好きになりつつ」あるという表現だったのかも。
それはともかく、失恋に関する仮説を否定したいと思いながらも、その整合性を認め、
苦悩を深めるヤンが愉快で、幼女に心配される絵面には大笑いでした゚(*゚´∀`゚)゚
また、「浮気」や「二股」なんて言葉に動揺して、リコとマキを好きだった時期が
かぶっているのではないか? とドツボにハマっていたのは、もはや気の毒なくらいです。
ん~、でも、2人の人を好きになるって、私は経験ないですけど、あり得るでしょうから、
「二股」というのは気が早すぎですよね、交際しているわけでもないですし。
そんなことで悩んじゃうなんて、マジメ君だなあ~。
浮気や二股は最低か?(いや、最低だろ)
最後の塾へと向かうリコとマキ。
そこで、2人が恋愛狩人の顔をしていたのは笑いましたが、
リコは乙女の顔も見せていて、何と言うか、微笑ましくもありましたね。
リコを見つけた時のナギの顔も、穏やかな喜びの表情で、それを見たマキが
羨ましそうにしていたのもよかったのですが、ヤンがマキに向けた表情には笑!
困惑を隠せなさすぎ(^^;
そして、「不倫」や「浮気」「二股」なんて言葉を聞くと、様子がおかしくなるヤン。
「ヤンさんは一途ですもん」と、なぜか誇らしげに考えているマキは、
彼がリコのことをずっと好きだったと確信しているから、そう言っているわけですよね。
ところが、様子のおかしな彼を見て、マキが認識の変更を迫られていたのには、苦笑い。
まあ、実際に彼が二股かけたわけでもないので、気にしすぎなのですが。
ちなみに余談ですが、今私がプレイしている『WHITE ALBUM2』というゲームは、
まさに浮気をテーマにした恋愛物語になっていて、興味深いです。
そういえば、アニメでナギ役だった水島大宙さんが、そのゲームの主人公を演じていて、
要するに浮気する役だったり・・・いや、浮気ルート素晴らしかったですよ(誤解を招く表現)
まだ途中ですけど、真面目に良い作品です。(アニメ版の第1話は無料で観れます)
それはともかく、マキとヤンの関係が、ヤンの妙な自責の念からおかしな方向へ流れそう?
浮気や二股の恋愛研究がはかどりそうですね(ォィ
なんて期待しつつ(するなよ)、今後も楽しみです!