五里霧中

★ マンガなどの感想 ★

◆ まんがタイムきららキャラット 感想

2017年01月02日 | ◆4コマ誌⑨ 不定期 きららキャラット

2017年2月号

 

 表紙は、なんとアニメ化決定の『ブレンド・S』
 お店のメンバー勢ぞろいで、それぞれの属性もよくわかります。
 けど一瞬、「店長ツンデレ」「キッチン男の娘」かと思って混乱しました(^^;

 

 

 今月の「アニメ化決定で賞」は、『ブレンド・S』

 

 属性を演じる店員さんのいる喫茶店4コマ!

 正直、アニメ化いつ来るかな? くらいに思っていました。
 というか、本誌読者であれば、何となくそうなる気はしてましたよね。
 他にも可能性ありそうな作品は、いくつかありますけど・・・

 目つきが悪く、なかなかバイト面接に受からない少女・苺香さんが、
 その特性を見込まれ、「ドS」キャラとして喫茶店で働くお話です。

 今回は、コミックイベントを初体験する苺香さん。
 店長との関係をモデルに、美雨さんにネタにされていたり、
 プロでない人たちの描く作品レベルの高さに驚いたりと、面白かったですね。

 後半はクリスマス会で、苺香さんと店長さんが天然イイ感じ。
 皆とも楽しく過ごして、幸福感ある雰囲気がよかった。

 などなど、苺香さんと店長さんとの関係が気になりつつ、個性的な店員たちの
 繰り広げる喫茶店模様を期待しながら、アニメ化楽しみです!

 

 

【コミックス2巻、発売中!】

●すわっぷ⇔すわっぷ (とめきち 先生)

  

 クリスマス会で入れ替わり!

 春子さんの発案でクリスマス会をすることになりますが、
 24日と25日どちらにするか決めようとしたら、本番の日を使うなんてと、
 春子さんが変な所で遠慮していたのは笑゚(*゚´∀`゚)゚ いいんだよ、本番で。

 でも、何だかんだで友達と祝えることが嬉しそうな春子さん。
 そこで夏子さんと一緒に、クリスマスコスチュームの買い物へ。

 春子さんがきわどいコスを、夏子さんに勧めていたのは可笑しかったですが、
 自分はタートルネックのようなものは着れないらしく、夏子さんに首をくすぐられて、
 「ひゃっ」と声を出していたのが可愛らしかったですね。

 そこで、入れ替われば、そうしたものも着れるのでは? と提案されて、
 さっそく試着して入れ替わる2人、とくに夏子さんの方がノリノリになっていたのは
 面白かったし、可愛かった。

 そんなこんなで、パーティの準備を楽しむ春子さんと夏子さん。
 でしたけど、春子さんが妙な心配をしていたのは彼女らしいというか(^^;

 他の皆も一緒なら、楽しさ倍増になるのは間違いなし。
 ということで、春子さんも心配しないことを勧めつつ、今後も楽しみです!

 

 

【コミックス1巻、発売中!】

●疾風ういんどみる! (晴野しゅー 先生)

  

 ヨット部の少女たちを描く4コマ作品。

 風鳴高校ヨット部に入ることになった少女ふうこさん。
 風を受けるのが大好きな彼女は、先輩のはやてさんをはじめ4人しかいない部で、
 全国大会をめざすことに・・・ といった感じのお話。

 今回は、蘭さんが大張り切り。
 朝練を提案して、元気いっぱいな様子が楽し気です。

 しかし、つむじさんは消極的で、それもそのはず、腹筋もままならない体力で、
 かなりの運動オンチっぷりが、気の毒ながらも可笑しかったり(^^;

 なので、朝練には参加しないと言い出すつむじさん。
 そこを蘭さんが説得にかかるのですが、じつは蘭さんがスポーツ万能ゆえに、
 様々な運動部から勧誘されるほどの人物だと知って、つむじさん驚いてます。

 そんな蘭さんが、なぜヨット部に入ったのか?
 というのは気になる所でしたけど、はやてさんが関わっているとわかって納得。

 蘭さんにとって、はやてさんの存在は大きいことがわかりますね。
 友人であり、ライバルである関係が、ほどよく蘭さんを結び付けているようで・・・

 そして、運動神経はあっても、頭を使うことが不得手な蘭さんは、それでも
 いろんなことを覚えて頑張って、ヨットを楽しんでいて、そのことに触発された
 つむじさんも、前向きになっていたのは良いことでした。

 といった感じの今回でしたが、蘭さんとつむじさんも、互いに足りない部分を補い合う
 名コンビになりそうな予感で、ますます期待が高まります。

 などなど、ヨット部を描く本作は、少女たちの関係や可愛らしさはもちろん、
 ヨット知識なども興味深い内容。 いよいよコミックス1巻も発売され、
 波に乗ってゆきたい所ですし、がぜん注目しつつ、今後も楽しみです!

 

 

【新連載!】

●花降り宿のやどかり乙女 (大堀ユタカ 先生)

  

 仲居修行する少女のお話。

 中学卒業後、老舗の「九条屋旅館」で仲居修行することになった千歳六花さん。
 女将の娘である雪さんと仲良くしつつ、面倒をみられながら、頑張る姿が描かれます。

 といった感じの4コマ作品ですが、六花さんの頑張り屋な所や、
 雪さんの無表情だけど感情がわかりやすそうな所など、それぞれの個性が楽しい雰囲気。

 そんな2人が一緒に仲居をする様子が、面白おかしくも、真剣に繰り広げられる点が、
 興味深い内容になりそうですね。

 また、雪さんが板場には出禁だったり、その理由が大食いゆえだったり、
 雪さんの妹・花さんが元気っ子だったりと、様々な面白味があります。

 そして、掃除一つとっても、雪さんの仲居としての覚悟のようなものが見えて、
 そのことに触発された六花さんが、決意を新たにするのもよかった。

 そんなこんなで、連載スタートとなった本作品。
 第1回目から2本立てで期待がたまりつつ、今後も楽しみです!

 

 

●リラのお菓子な魔法 (路那 先生)

  

 魔法使いのいる都市で・・・

 お菓子屋のリラさんは、困っている人を放っておけない少女。
 親友のイキシアさんからは、お人好しが過ぎるとたしなめられますが、やめられない。
 そして、考古学者のルーさんが街へやって来て・・・ と始まるお話。

 この都市には、魔物が存在していて、さらに魔法使いもいるというから不思議空間。
 実はリラさんも「魔法使い」なのですが、魔法を授かる以前のことを覚えてないと
 言います。

 このあたりは謎めいていて、魔法にはどのような秘密があるのか気になる内容でした。
 そして、遺跡調査をしたいルーさんが、遺跡に至るために魔法を欲しがりつつも、
 暴走した魔物に連れ去られ、それをリラさんが取り戻しに行くという内容でありました。

 そんな感じのファンタジーなお話でしたけど、リラさんがお人好し、
 イキシアさんがしっかり者、ルーさんが変わり者という、三者三様のキャラクターが
 面白味になっていて、とくにルーさんの無生物フェチで暴走気味な所が愉快でしたね。

 全体的に、コメディ調が強めな作風で、所々で可笑しかったですけども、
 リラさんの人助けの精神や、魔法に関する事柄では、シリアスムードで、なかなか
 良い感じに楽しめました。

 そんな本作品も、2本立てで連載スタート。
 リラさんの記憶や魔法のことなど気になりつつ・・・ 今後も楽しみです!

 

 

【ゲスト作品】

●プリフリ番長! (す甘 先生)

  

 最強番長が、可愛い姿に!?

 私立魔裏惡高校にいる伝説の3人組。
 デッドエンドリナ、金色のミント、斬鉄桃花は、恐れられる存在でしたが、
 ひょんなことから、可愛い恰好に目覚めてしまい・・・

 といった感じの4コマ作品。
 いかにもレディースといった雰囲気の3人が、語彙力のない会話を繰り広げる様子が
 面白かったりでしたが、リナさんが伝説の集会に呼ばれたことで、何かが変わり始めます。

 集会参加にドレスコードが必要とのことで、懸命に“オシャレ”するリナさん。
 ヒラヒラの服に身を包むも、中身は勇ましいままなのが愉快でした(^^;

 しかし、そこから可愛さに目覚めたリナさんが、他の2人も巻き込んで、可愛い恰好に!
 舎弟の白玉さんがツッコミ役になって、3人の浮きっぷりが可笑しかったですね。
 白玉さんの存在が良い味になっています。

 などなど、可愛くなった番長たちの明日はどっちだ!?
 外見と中身のギャップが面白くなりそうなので、つづきに期待したいですね!

 

 

●ダメイドスクール! (すずきとと 先生)

  

 メイド専門高校に通う少女と、お嬢様と・・・

 相田芽衣さんは、倉糸野メイド専門高校に通うことになった少女。
 同じくメイド志望の真理瑠さんと仲良くなりつつ、メイド修行にはげむことに?

 といったお話。
 芽衣さんのドジっ子ぶりと、それを楽しむ真理瑠さんのコンビが中心と思いきや、
 お嬢様である倉糸野音菜さんも絡んできて、面白い関係になっています。

 芽衣さんがメイド専門学校に通うのは、幼馴染の音菜さんに会うためでしたが、
 久しぶりの再会にも関わらず2人とも気が合って、とくに音菜さんは芽衣さんを大好き。
 なので、芽衣さんと真理瑠さんとが仲良くしていると、不満そうなのがグッドでした(ぇ

 しかし、倉糸野家のメイドになるためには、高校の成績がよくなければダメらしく、
 成績が最下位な芽衣さんには困難な道になりそうですが、1つ希望が出てきていたのは
 今後の展開を期待させる要素になっていましたね~。

 指導員の白滝さんも、しっかり者な良いメイドさんっぽいですし、
 様々なメイドが出てくる可能性に賭けながら、芽衣さんたちの関係も楽しみたい。
 ということで、つづきに期待であります!

 

 

●ご趣味のすすめ (interi 先生)

  

 女学院なのに、男が混ざっている・・・?

 たしなみ女学院は、お嬢様学校だったはずなのに、なぜか今では大多数の生徒が、
 女装男子という意味不明な状況になっていて、そんな学院ですごす4人の女生徒と
 1人の少年のお話。

 冒頭、女装男子である立巻いつきくんが、春日つくしさんと歩いていると、
 メアリー・ヘヴンズドッティルさんに声をかけられ、「女子部」に勧誘されます。
 立巻くん、女装男子なのに(^^;

 女子部には、さらに2人の女子、ふみさんとその妹まどかさんがいて、
 ふみさんは常識人でまともなのですが、他の面々が少し変な所が面白味になっています。

 立巻くんは女装男子、春日さんはまともだけど立巻くんを変だと思ってない。
 メアリーさんは言動からして一番おかしいし、まどかさんは明るいけど超天然っぽい。

 そんな4人に対して、最も常識的な反応をするふみさんという構図が、際立ちます。
 けど、この学院に女装男子が大多数いることは、生徒にも知られてないのでしょうかね?
 ふみさんは立巻くんに驚いてましたし、そのせいで、ふみさんの方が浮いているという(^^;

 などなど、女装男子ばかりの女学院にある「女子部」を舞台に、ちょっとおかしな少女たちが
 繰り広げる日常4コマ、ネタ的にも面白かったので、つづき期待です!

 

 

【その他】

●NEW GAME! (得能正太郎 先生)

 今回は、紅葉さんとツバメさんのお話。

 ルームシェアする2人の暮らしっぷりが描かれてましたけど、
 しっかり者っぽい紅葉さんが、家ではツバメさんにおんぶだっこ状態。
 洗濯も料理もツバメさんがやって、紅葉さんのお世話をしているのが面白い。

 そして、道民の2人は「例の黒い虫」が出たことで大混乱!
 2人のあわってぷりが可笑しかったのですが、そのせいでツバメさんが風邪っぴき。
 紅葉さん1人で会社へ行くものの、普段とは違う装いなのを見ていると、どうも
 ツバメさんがお世話しないとダメなタイプみたいですね(´▽`;) そんな所が面白かった。

 

●キルミーベイベー (カヅホ 先生) 

 人形使い、現る!

 帰り道、人形が落ちているのを見つけたソーニャとやすな。
 やすなは人形に興味津々で拾おうとするも、ソーニャは「人形を操る刺客」に思い当って警戒。
 しかし人形はオトリで、背後から刺客が襲ってきたのは笑いました゚(*゚´∀`゚)゚

 やすなに人形を人質にとられて慌てるし、妙な刺客だったのが愉快。
 人形を使った戦法も、思っていた様な使い方と違う(ソーニャ談)で可笑しかったし、
 刺客さんのキャラが面白すぎでしたね、やられ方もアホだったし、オチにも大笑いでした!

 

●ひだまりスケッチ (蒼樹うめ 先生)

 屋上から星を見る話、つづき。

 さっそく、なずなさんが落ちそうになって「夏の大三角形」を作っていたのは冷や冷や(^^;
 それから屋根の上に寝転がって、流れ星を眺めつつ、願い事をするゆのっちが可愛らしい。
 のですが、乃莉さんに願い事を尋ねる茉里さんが、足を絡めてたのは意味深でしたね(ぇ

 また、子供の頃の夢について語る一同の話も、それぞれ興味深く面白かったですし、
 大家さんの述べる「でっかい夢とちっさい夢」の大切さも、じんわり感じられた気がします。
 そして、ゆのっちが最後に願った夢は、きっと叶うのでしょうね。

 

●まちカドまぞく (伊藤いづも 先生) 

 シャミ子、インターネットを使うの巻。

 桃さんがWifiを飛ばしてくれてますが、シャミ子さんには何のことかわかってなくて笑!
 それでも、ミカンさんから聞いた「つぶやいたー」での桃さんのアカウントを探すべく、
 奮闘する様子が、けなげに面白かった!

 けれど、架空請求のシミュレーションに、大真面目に引っかかったりと前途多難(^^;
 ただ、シャミ子さんの言う「桃は・・・導こうとしすぎ」の言葉には、納得できましたね。
 そこで1人で頑張るシャミ子さんでしたけど、最後には真向から桃さんに聞きに行っていたのが
 良い感じで、さらに定番セリフが壁の薄さで丸聞こえのシーンも、桃さんの嫉妬も、すばらでした!

 

●アニマエール! (卯花つかさ 先生)

 コミックス1巻は、2月発売! そんな今回、いよいよ応援本番!

 バスケ部の応援をすることになったこはねさんたち、ユニフォーム姿が可愛らしくて良いですね。
 けれど、こはねさんの発案で、通り名のようなものを宇希さんと有馬さんが付けられていて笑!
 「森の賢人」とか酷くない?(^^;

 それはともかく、おかげで宇希さんの緊張もとけ、本格的に応援が始まると、こはねさんを中心に
 みんなで一緒に盛り上げる応援の雰囲気が、とても明るく快活で、楽しいものに感じられる場面が
 素晴らしかったですね~。 だからこそ、舘島さんも前向きになれていたことが、気持ちよかった。