goo

たかが中学受験

最近のお父さんは、子どもたちの勉強の面倒を良くみる方が多い。

子どもの成績も良く知っているし、学校情報も詳しい。塾の先生ともいろいろ情報交換をし、子どもたちの弱点もよく知っている。

いや、うちの夫はそうではない、という方もいらっしゃるでしょうが、昔に比べれば断然増えたと思うのです。

それはそれで大変良いことだ、と私は思っています。

昔はとにかく、子どもの受験の負担をお母さんが背負った。お父さんは外で忙しい。だから、子どもの受験勉強の世話はお母さんの仕事だった。しかし、今は働くお母さんも増えたし、お父さん、お母さんが協力して負担を分担していく。お母さん一人で背負ってしまうと、お母さん自身のストレスがたまる。解決しなければいけない問題がウチにこもってしまって、なかなか解決できなくなる。しかし、お父さん、お母さんがコミュニケーションをしながら受験準備をしていくのであれば、お互いにいろいろな話ができる分、解決方法も見つかりやすくなると思うからです。

ただ、どこかで「たかが中学受験」と思っていてほしいのです。

だんだん、お父さんもお母さんも熱心に子どもと向き合っていくと、みんなで息をつめてしまう。

昔のお父さんは子どもの受験には役に立たなかったが、たったひとつ、良いことをしていた。

「えー、小学生でこんな難しいことするのか。そんなのできなくたって、いいさ。外で遊んで来い!」とお母さんのひんしゅくを買っていたこと。

そのことで、子どもたちはどんなに「ほっ」とできたか。真面目に「何言ってんの。勉強しないと合格しないんだよ。」と言っていたかもしれないが、それでもなにかほのぼのとしたものを感じていたはずなのです。

だから、どこかでたかが中学受験とは思っていてください。

そうすれば、子どもたちも息を詰まらせることなく、受験ができるでしょう。そういう雰囲気になると、自分で勉強する力が伸びるのです。

===========================================================
今日の田中貴.com

浮力の問題
==============================================================
今日の慶應義塾進学情報

三田綱町グランド
==============================================================
慶應進学オンライン
==============================================================
お知らせ
算数5年前期第18回 算数オンライン塾「旅人算とグラフ(1)」をリリースしました。
詳しくはこちらから
==============================================================



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秀でる 馴染める学校... »