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できた!と言って帰ってきたが


組み分けテストや月例テストから帰ってきた子どもたちに、「どうだった?」と聞くと、たまに「できた!」という子がいます。

しかし、実際に帰ってきた点数を見るとそうでもない。というか、あちこち×だらけ。

子どもたちの感覚はそういうものです。

つまり「できた!」というのは「解けた!」であって「正解した!」ではない。

答えを書いた以上、本人としては正解を書いた、と思うのは当たり前のことで、だから「できた!」と答えるわけです。

しかし実際には問題文を読み違えたり、計算ミスをしたり、まあ、いろいろやっている。

ただ、私はそれが普通だと思います。

だからテスト直しは非常に大事で、実際にやり直してみると、やっぱりできることは多いのです。ただ初見で正解にならない。これは入試ではやはりだめなので、少しずつ「正確さ」「ていねいさ」というものを身につけていくように、練習していけばいいのです。

「どうだった?」と聞かれて

「まあまあ」とか「普通」とか答える子も多いでしょう。

実際に本人としては自信がない。でも「できなかった」と答えるのもいやだし、「まあまあ」と言っておけばいいか、という感じでしょう。だから、聞いても仕方がない部分はあるわけですが、最近はテストが帰ってくるのも早くなったし、しっかしWEBで答案が見られる塾も増えたので、聞かずに答案を精査しましょう。

親は細かいことはさておき、つい点数や順位、偏差値、ということに眼が行きがちですが、やはり大事なのは答案。

空欄が多くてだめなのか、答えは書いているが×が多いのか、でも対策は違ってきます。

同じ点数でも解いている過程にある問題はさまざまなので、今の時期は点数や偏差値よりも、答案を気にしてください。

理想形は、手を付けた問題は全部合っている、です。

空欄はあっていいが、答えを書いたら正解、というタイプは合格しやすい。正解率が高くなれば、あとはできる問題の幅を広げていけばいいだけですが、この時期はなかなかそうならない。

だからまずは正解率を気にしてください。答えを書いた問題のうち、どれだけ○がついたか。

100%であればたとえ60点しか取れなくとも、良い感じだと思います。



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