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先生の異動

塾の先生も異動があります。

中学受験の塾だと入試がだいたい終わる2月中旬ぐらい。もう少し頻度が多いと、夏休み前にあることもあるが、普通は、年1回だけです。

ただこの異動は保護者にとっては結構大変です。4年生から通っていて、ようやく先生にも塾にも慣れて、ようやく6年生だと思っていた矢先に異動を知らされる。子どもたちが新しい先生になれるまでには1ヶ月はかかるし、その先生と相性が合うかもわからない。

不安になった保護者が塾の本部に電話をかけて、「異動の撤回」を要求される場合もあります。

確かにずっと見てもらった先生に最後まで指導してほしい、という保護者の気持ちはその通りだと思うのですが、しかし、そうなるとその先生を動かすことができなくなってしまう。

先生も人間ですから、同じ職場に長く、同じように仕事をしているとだんだん飽きてくる。仕事もパターン化してくるから、新しいことに挑戦しなくなる。指導法を研究したり、学校別の傾向を新たに勉強し直すこともなくなってしまいます。だいたい同じ教室にいれば、子どもたちが受験する学校はだいたい決まってくるから、傾向もわかるし、合否の具合も見えてくるから、逆に指導もワンパターンになってしまいやすい。

だから異動は実は子どもたちのためでもあるのです。

大手塾の場合、指導は先生よりもシステムという色彩が強い。テキストもテストもプリントもすべて本部で作って供給されるものだから、先生が替わってもそれなりに対応できるようにはなっています。

逆に地域の個人塾は、先生があまり変わらない。しかし、その分安定感は感じられるでしょう。先生の力が塾の力であることが多いわけです。

どちらが良いかは、お子さんの状況や性格によって異なります。じっくり考えて、お子さんに合う塾を選んでください。これは今の5年生も同じ。これから1年、最後まで面倒をみてもらう塾はどこにするか、しっかり考えるべきでしょう。

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