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過去問を2段階で解く


過去問の勉強が進んでいると思いますが、特に算数についてはこんなやり方もあります。

まず、時間を計って解く。

この時は、難しい問題は避ける。つまり自分が解けそうだ、と思う問題を先行させる。難しい問題は後回しにして、正確にていねいに解き、時間以内にできる限り点数をとるようにします。

次に答え合わせ。

自分が手を付けた問題は、基本的に○でなければいけない。

ただ、そう簡単にはいかないので、ミスが出ているでしょう。そのミスの原因をまずしっかり反省する。どうして、そういう勘違いをしたのか。計算間違いはなぜ起きたのか。

ミスをした以上、それを防ぐ方法を考えます。具体的に、計算を見直すとか、問題の条件に線を引くとか、まあ、そういった具体的な方法を考えて、これもノートに書いておき、次にやるときは実行するようにします。

その次に今度はできなかった問題を、時間を気にせずに解く。

解いてみると、「なんだ、簡単だった。」という場合があるかもしれません。

しかし、問題を解いている際にはそうは思わなかった。逆に言えば、それに手を付けていれば、もっと点数が取れたかもしれない。

逆に、解説を読んでみても、やはりよくわからない、という問題があるかもしれません。この場合は、深追いはしない。

むしろそれに時間を使わなかったことが正しかった、ということなので、それはそれで良し、としてください。

これを繰り返すと、

1 自分が取れる問題を確実に得点する練習

2 自分が取れる問題だと判断する練習

の2つができることになります。

入試においてはこの2つがしっかりすることが大事。みんなができなかった問題はできなくても大きな問題ではないが、みんなができる問題を落とすと合格ラインから遠ざかってしまいます。これは模擬試験も同じようにやっていくと良いでしょう。

模擬試験の本番では、とにかくできる限り自分が取れる問題に集中する。手をつけない問題はあってもいい。

その代わり帰ってきたら、しっかりすべての問題に時間をかけてみる。でも「これはなかなかできないな」という問題があれば、それはもう放置してかまいません。

放置する、という経験が自分が取れる問題だと判断できる根拠になっていくわけです。後でじっくりやり直すことで、できる範囲は確実に広がっていきますから、試験後のやり直しの時間を大切にしてください。


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