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5年はゆったりと構える

先月、私の教室の5年生は月例テストで全員が4教科偏差値60以上をとりました。

えらいなあ、と思いつつ、結果を眺めていたのですが、まあ、その子、その子で科目のばらつきもありますが、大方算数はまとまってきているように思えました。

5年の壁という話があります。

特に5年生の2期からカリキュラムの進行、難度ともかなり厳しくなってくる。ここで、うまくスケジュールがこなせなくなる、テストの成績が悪くなる、ということになります。

だから、私の教室はあせらない。

算数だけはしっかり、がんばろう。あとは授業をしっかり聞いて、復習する。やるべき家庭学習を絞りきっていますから、終わらないということはあまりない。

その週の内容が全部終われば、あとは遊ぼうと習い事をしようと自由。

「他の塾のお母さんの話を聞いていると、うちはこんなでいいのでしょうか。」

という妙な相談を受けたりするのですが、まあ、今のところうまくいっているのだから、このペースでいいのです。

例えば理科の計算問題はある程度、比がわからないとうまくいかない。だから必然5年3学期以降に集中します。すると5年生の間は知識中心のテーマが多く並ぶ。

覚えればいいことだから、後で覚えよう、にしてしまう。

細かい暗記チェックはしません。ただ、ノートに写したり、問題をやったり、で何回か同じことを書かせます。それでおわり。

しかも、今のうちは、

「ここはいらない」

と説明をはしょっています。それでも基礎が十分に固まれば、それ以上何かやらなくてもいいでしょう。

クラス分けなんか、ないからできるワザですが、先先忙しくなるのだから、やらなくてもいい時期は、もう少しゆったり構えた方が、子どもの意欲をそがなくていいと私は思います。



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