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最後をゆっくり

子どもたちが算数の問題を解いているのを、良くご覧になってみてください。

最初は、やり方をいろいろ考えている。図形の問題で言えば補助線ひいたり。解らない数を文字に置き換えたり、あるいは表を書いてみたり。

しかし、あるとき、やり方が見えてくる。

そうすると、どんどん動きが速くなる。表を書いていたときに比べれば、格段に速い。

式が躍るというか、ひっ算がぐんぐん進むというか。

そして、最後、ファンファーレとともに答え。

「ちがうね。」

そこで間髪入れず、冷たく言う。

「え、なに?合ってるでしょ?」

「間違えている。どこで間違えたでしょうか?」

「え、うそ、合ってるよ。」

「うそは言わない。合っていれば、合っていると言う。」

「えー、うそだあ。」

って、人をウソつき呼ばわりしているが、

「あ、ここだ。」

「そう。そこ。なんで、次の繰上りが2なんだ?」

「3だあ。」

みたいな、話です。

概ね、これは最後の式のところで起こる。第三コーナーを回った、あとは直線だああ、というときに、ポロっとやるのです。

だから、この時期、子どもたちにはこんな注意をしています。

「最後のところはゆっくりやるんだ。もうやり方はわかっているんだから、ここでミスをしないように、ゆっくりやる。そして最後に?」

「もう一度問題を見る!」

「その通り」

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今日の田中貴.com

第118回 自立へ一歩一歩
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中学受験 算数オンライン塾

1月15日の問題
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