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入れようと思ったら


1学年が現在100万人ぐらいいて、その集団である程度偏差値的に上に行き、上位の学校に入れる、ということを子どもにさせようと思うならば、やはりそれなりの準備が必要です。

これはそれが子どもの幸せにつながるか、というような議論ではなく、自分の子を上位の学校に入れる、と決めた場合の話です。

で、能力も高く、子ども自身の意識も高いのであれば、子ども自身ががんばってくれて親は何もしなくていい、ということがあるかもしれませんが、まず、そういうのは稀です。

今まで多くの子どもたちを見てきましたが、まあ、最後の方はある程度本人もがんばっている子が多くなるが、親が何もしなくてよかった、などという子はあまり見たことがない。

ので、それなりにやはり戦略を持っていないといけないと思うのです。

で、その大事なステップのひとつに「自尊心を持たせる」があります、本人に自分には力がある、と「思わせる」必要があるのです。

学校の勉強は基礎的なものなので、基礎をまずしっかり固めれば良いのだから、きちんと家で勉強する習慣をつけ、その基本的な繰り返しがきっちりできるように仕向けていけばいい。

本を読み、漢字を書き、計算ができる、とまあ、このぐらいのことを小学校1年生から積み上げていく。

ここでよく人が間違えるのは、「英才教育的」なものをやらせすぎてしまうことです。

確かに子どもたちにとって、おもしろいものではあるが、それをやらせすぎてしまうと、基本が積みあがらない。結構、勉強というのは地道な努力の積み重ねが利くのであって、あまり難しいことを最初から求めない方が子どもの自尊心や自信をしっかり創り上げることができます。

例えば、決められた算数のドリルをきちんとこなしていれば、思いっきりほめる。

小さい時は本当にほめられると、子どもたちはうれしいのです。もっとやっちゃう、みたいなところがある。これが反抗期に入るとこうならない。だから、その前にやはりそれなりに自尊心や自信ができるようにしておくのです。

で、基礎的なことがしっかりできれば、当然、学校の勉強はできるから、学校でも勉強ができるという存在になれるので、これもまた自然に自尊心や自信を培うわけです。

でも、その後塾に入ると、組み分けテストや模擬試験で自尊心をずたずたにされる可能性がある。

そこで、何か戦略を考えないといけない。戦って勝てると思う時に初めて試験やテストは受けさせるべきなのです。

そう何回も負け続けると、厳しい。

一つの方法が飛び級です。これはすべての塾でできるとは限らないし、万人に薦められる方法ではありません。

ただ、飛び級をすれば、ひとつ上の生徒と比べるわけだから、偏差値が悪かろうと、親は「よくがんばった」と素直に言える。まだ1年早いから。

で、原級にもどったとき、さすがに1年先にやっているから春先は上に出てこれるでしょう。それを維持できれば、本人の自尊心がしっかり努力に結びつくことになる。できると言われれば、がんばれる子は多いものです。

別に飛び級をせずとも、テストと距離を置き、自尊心と努力が結びつきそうな段階になったところで、テストを受けさせるという方法も考えられます。

最近、多くの方が多少無防備にテストを受けすぎているのではないかと思うのです。

例えば毎月人事評定をもらい、上司からクレームをつけられたら、仕事は楽しくないでしょう。それが自尊心に結びつくか? むしろずたずたになってしまう可能性があるのではないでしょうか。

それをまだ心の準備が充分でない小学生にさせることが、戦略として正しいかを考えないといけない。

自分の子を入れるための戦略として今、子どもたちがやっていることは本当に良いのかをもっと検証しなければいけないと思います。

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