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まずは国語の過去問から

6年生でも塾によって進行にばらつきがあり、まだ習っていないところがあるかもしれません。

志望校は決まったし、過去問も手に入ったので、そろそろ始めようか、と思っても、

「力試しにも必要だから、もう少し後でもいいかしら。」
「できなくて、自信をなくしてもいけないし。」

という気持ちもあって、なかなかスタートできないことが多いかもしれません。

しかし、第一志望が決まっているなら、過去問はどんどん勉強していった方が良い。私は「基礎を固めて学校別傾向で応用の枝葉を伸ばす」という考え方をしているのですが、問題の演習をしていくことで、応用力や考える力は伸びていくので、過去問は遠慮せず、進めてください。

とはいっても、塾の宿題や課題もあるし、なかなか時間が見つけられない場合もあるでしょうね。それにカリキュラムの問題もある。

だったら、国語からスタートすれば良いのではないでしょうか。

国語の読解は、特に何を習ったからできる、できないというのはあまり関係がない。むしろ文章の読解練習をテキストでやるぐらいなら、自分が第一志望と思っている学校の問題に取り組んだ方がよほど効果があります。

どういう問題が出るのか、を知るのにも良いチャンス。

例えば記述式の学校であるならば、記述の練習をしていかないといけないわけで、それに過去問はうってつけでしょう。

今から始めて、やるものがなくなる、なんて心配は全く無用です。いくらでも教材や問題集はあるし、それに、どんな問題を選ぶか、ということに関して言えば、第一志望の傾向を知らなければ選びようがない。

だから、過去問から始めるのが正しい順序なのです。

1週間に1度か2度、読解の練習を組み込んだら良いのですが、その題材を第一志望や第二志望の過去問にしていくと、子どもたちの勉強の動機のプラスにもなりますから、スタートしていくと良いでしょう。

できなかったとしても、今のうちだから、当然よ、という話にはなるし、入試問題との相性をはかるのにも良い時期だと思います。


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