goo

僅差の勝負の先

入試結果を後で学校で見せてもらうと、僅差の勝負だということを実感します。

合格点付近には多くの子どもたちがいるし、その数点下の範囲にもたくさんの子どもたちがいる。あと1問か2問で合格だったのに、ということもあり得るでしょう。

しかし、入試が終わると、その僅差の勝負のことを、大方忘れてしまう。

みんな一線に並んでいたのが、たった半年で本当にもろくもそんな状態がなくなっていきます。

まあ、中学生活は勉強ばかりというわけではないのは当然のことなのですが、だからといってあんなに勉強を捨てなくてもいいじゃあないか、と思うほど。

その結果として、中間や期末に悲惨な結果が出て、お母さんが家庭教師や個別に駆け込むことになるのです。

先日文部科学省が発表した家庭学習の費用を見ていたら、私立中学に通っている家庭の学習費が増えていて、「塾や個別指導が増加した」と書かれていましたが、やはり受験が終わってほっと一息しすぎた結果もこの増加に寄与しているのかもしれません。

あまりにハードな勉強をしているから、「入試が終わったら~」という気持ちにもなりやすい。だから、絶対に「はめをはずしすぎない」ように注意してください。

合格したら、みんな僅差の勝負で入学しているわけだから、本当に差がないのです。補欠だってそう変わるものではない。しかし、その先あっという間に差が開いてしまうのです。

毎年同じ光景が繰り返され、その結果としてまた塾や個別指導にお金をかけるのはやはりもったいない。

だから入試が終わっても中学に向けての勉強をやっていってください。

決して遊びばかりの生活を送らせてはいけません。

==============================================================
今日の田中貴.com

国語の過去問の答え
==============================================================
中学受験 算数オンライン塾

1月19日の問題
==============================================================

==============================================================
お知らせ
算数5年後期18回 算数オンライン塾「図形の移動(2)」をリリースしました。
詳しくはこちらから
==============================================================



にほんブログ村 受験ブログ 中学受験(塾・指導・勉強法)へ
にほんブログ村
コメント ( 0 )
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 出願手続きは... 合格発表を自... »