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合格鉛筆を持つとなぜ解けるのか?

多くの塾が受験前に合格鉛筆を配ります。

まあ、漢字を印刷してカンニングなどと言われても困るから、非常にシンプルなものにするわけですが、過去、いろいろな伝説があって

「合格鉛筆に変えたら、問題が解けた」

とか

「合格鉛筆を握ったところで、思い出した」

みたいな話があるから、先生の方も

「ここぞと思うときに使ってください。」

という話になるわけです。

で、これは別に合格鉛筆でなくても起こることなのです。ある問題を解いていて、思いつかない、あるいは思い出せない、というようなことは良くある。ずっと考えていてもなかなか埒があかない。で、違うことをやったり、違うことを思ったりするうちに、ふと「あ、こうかな」というアイデアがでてくる。これは考えていないようで実は脳が考えている部分があるからです。ただ、意識をそこに持たないだけであって、課題はすでに与えられている。だから、ふとした瞬間にその答えが出てきたりする。それがたまたま「合格鉛筆」になる、ということです。

だから、要は試験中、視点を変えるということが大事なのです。同じ問題ばかりをずーっと考えていたってそう簡単に答えはでない。あっちをやり、こっちをやりしているうちに、「あ、もしかして」みたいなことがポンと出てくる。
出てこなければまあ、仕方がないわけですが、しかしそうやって視点を変えているうちにできる問題もあるでしょう。

ということで合格鉛筆はやはりききます。ここぞという勝負鉛筆でもいいかもしれない。上手に活用してください。


1年間読んでいただいて、ありがとうございました。良いお年をお迎えください。

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今日の田中貴.com

第168回 「合格点をとる」と「問題解くのがおもしろい」の間
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中学受験 算数オンライン塾

12月31日の問題
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