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自分で考える力

テストの問題を大きく分けてみると、「知識の問題」と「考える問題」に分かれます。

もちろん、知識を知らないと考えられない、という問題もあるわけですが、往々にしてテストの点数を上げる方法としては「知識を増やす」ことが早道でしょう。

例えば組み分けテストで社会の知識を覚えれば、社会の点数は取れる。

一方で漢字は覚えて漢字のテストは満点がとれても、文章読解の問題はそうはいかない。

ということは、時間をかけて点数が上がりやすいものを考えると知識になるのです。

しかし、その知識は、やはり忘れてしまうものでもあります。

新中学1年生が遊びに来たついでに、1年前のテストをやらせてみたりすると、

「あ、知ってた!これ、できたよ。」

と過去形で良く話をします。つまり、「今は忘れた」ということです。だから細かい知識はなるべく、本番の入試前にしっかり覚えられればいいと考えた方が良い。

しかし、この新中学1年生はやはり、国語の読解問題は楽々解いていくわけです。

当然、文章を読み解く力があり、論理的に考える力があり、文中に根拠を見つけ出せるからですが、それは忘れるものではない。身についているものなのです。

で、組み分けテストの点数の取り方として、私は、あまり知識に重きを置くべきではない、と思っています。

「そんなの、覚えればできるよ」

ぐらいで、いいのではないか。(というといろいろ問題になりそうですが。)

それよりも、自分で考えることで答えがしっかり出せるように訓練を積んでいく方が、今のところの勉強としては大事なのです。これは直前に詰め込めない。

中学に入ってから、やはりその子の学力を支えるのは、「自分で考える力」なので、まずはここを鍛えることを考えていくべきだと思います。

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