駆け抜けた小さな命

１週間前 ９月１６日　金曜日の夕方、
交通の激しい大通りの路肩で、
仔猫を保護しました。


無我夢中で捕まえて、
近くの動物病院に駆け込みました。
ガリガリに痩せて弱った仔猫は、
体温が３４.４℃しかなく、
（猫の平熱は３８℃）
一晩持たないかもしれないと、
その場で言われました。


交通事故に遭った形跡もありました。
左足先が壊死しているので、
体力が回復したら、
断脚しなくてはならないだろうとも言われました。


まずは延命を最優先し、
入院させて帰宅しました。
その晩遅くまで、私は必死で祈りました。


翌日土曜日の朝一番、お見舞いに行くと、
仔猫は何とか持ちこたえていました。
しかし、点滴の効果はほとんど見られず、
体温は、まだ３４．７℃。
依然、危険な状態のままでした。


日曜日の早朝、私は夢を見ました。
光り輝く女神様が現れ、
「あの子は天に連れて行きました」と
静かに私に告げました。


飛び起きて時計を見たら、朝６時でした。
「そんなはずはない」と、
頭は否定しようとしましたが、
心はどこか穏やかに
女神様の言葉を受け容れていました。


お見舞いに行こうと準備をしていた時、
携帯が鳴りました。
病院からでした。


夜中の１２時に様子を見たときは
異常がなかったのに、
明け方５時に見に行くと、
亡くなっていたとのことでした。


家に連れて帰り、
きれいにしてもらった体を撫でながら、
ここがあなたのおうちだよ、
皆と一緒に遊びたかったね、などと
たくさん話しかけました。


午後、ペット霊園からお迎えが来ました。
名前がないのは不憫なので、
顔がまだとても小さくて
スズラン（Lily of the valley）のように
愛らしかったことから、
リリーちゃんと名づけ、
カリカリやオモチャを持たせて
お見送りしました。



リリーちゃんのことは
ブログに書こうか迷いました。
でも、保護した時点で、
うちの子にすると決めていた子です。
お別れはちょっと早すぎたけれど、
大事な家族の一員として、
書き残すことにしました。



最初から厳しい状態なのはわかっていましたが、
望みは捨てていなかった。
アテナちゃんの時のように
回復するものと信じていたので、
本当に残念です。


見たくない方もいらっしゃると思いますが、
お見送り直前の写真を小さくして、ここに載せます。

２０１６年９月１８日　永眠　

７年前の９月１７日は、
アテナさんを保護した日でした。
（写真は２日後の１９日に撮影）



アテナさんも、大変な目に遭ったのだけれど、
まだ幸運な方だったのだなと
しみじみ思いました。






リリーちゃんも、膝の上で
好きなだけ甘えさせてあげたかった



アテちゃん、今日も一緒にいてくれてありがとう



先輩トッちゃん、リリーちゃんを頼みましたよ



いつかまた、みんな一緒になる日まで、ちょっと待っててね



坊ちゃんは　おかげさまで元気です



最近ますます　私のストーカーになっています






ゆっくり・・・






ゴロン♪






寝顔は　私の大きな癒しです




３年前、マンションのゴミ捨て場で拾った『月下美人』に
初めての蕾がつきまして


９月２２日　開花





感動しました。本当に素敵でした







インコ部屋に置いて鑑賞していたのですが、
ボクも一緒に見たいと、騒ぐ騒ぐ




一緒に鑑賞しました









一晩かぎりの命のお花、見逃さなくてよかった。


まだ、つぼみが５つもあります。
去年までは、咲く兆候が全くなかったのに、命は不思議です




命について、たくさん考え、たくさん泣いた１週間でした。

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