池さんで働くおばさんの日記

デイサービス池さんを通して、夢の持てる地域づくりに情熱を傾けているおばさんのブログです。

上弦の月に

2017-03-06 23:18:12 | デイサービス池さん

本日、上弦の月を過ぎました。

少しだけ満ち始めた月が綺麗に夜空に輝いています。

ヒイちゃんが時々恋しくなります。

車椅子に座って、いつもじっと何かを見つめていました。

私たちはヒイちゃんにいつも話しかけました。

「ヒイちゃん、どう思う?」

もちろんヒイちゃんは何も応えてくれないことが多かったけれど、それでも何も言わないヒイちゃんがかすかに頷いてくれたり、いやいやと言うように首を振ってくれたりするだけで、なぜか安心できたりしていたのだと、日が経つ程に、より強く感じています。

人の存在は、何かをするとかしないとかだけではなく、限りなく曖昧な感覚の中に、私たち自身の心の中にこそあるのだとしみじみと思う毎日です。

悩みの絶えない日々の中で、何かにすがりたいと思ったり、何かに助けを求めたいと思う心の弱さが、かつて一緒に生きた人への想いに繋がってゆくのだとしたら、それは紛れもなく自分自身がその人によって支えられていたということをもう一度見つめることなに他ならないのかもしれません。

亡くなった人を思い返すという行為が、その人ならばどう言っただろうかという価値判断をつくるということに繋がっていくのかもしれないと思うと、それこそが残された人への大きな贈り物に違いないと思えてくるのです。

ここで逝った人たちとの時間こそが、これから私たちが生きる指針となると思う時、もう一度自らの生き方や考え方を見つめ直していくきっかけになるのではないだろうかと。

宗教でもなく哲学でもなく、ただ毎日の暮らしの中で単純に考えてみる時、そうやって心に刻まれたはずの大切なメッセージを見失いたくないと思うのです。

一生懸命生きた先人たちの想いや生き方を思い返して、大切にこれからの時間を生きてゆきたいとつくづく思う上弦の夜です。

 

業務連絡です。

大きな試練が目の前にあります。

ただ何も考えずに一生懸命に走り続けるだけでは、疲れるだけで、この壁は超えられないかもしれません。

でも、かつてここで教わった様々なことを、もう一度心の中で整理して思い返していくと、必ず道は開けるはずです。

ここで過ごした時間は、どの時間も決して無駄な時はなかったはずです。

いろんな人がいろんなことを、その身をもって教えてくれたでしょう。

だとしたら、その命に報いるために、常に前を向いてしっかり考え、謙虚に頑張っていくしかないのだと思っています。

考えることを忘れず、必要な知識を身につけて、池さんの柱を想いながら、頑張ってください。

難しいようだけど、本当は単純なことなのだと思いますよ。

なぜなら、池さんの柱については、もうきっと皆は理解できているはずですから。

しっかり知識を吸収して、よりよい考え方を身につけて、判断を誤らないように毎日を過ごして行きたいものです。

皆で力を合わせて、この壁を乗り越えて行きましょう。

きっと笑って、あんな時があったと言いあえる日が来ると思っています。

一人では無理でも、お互いが補い合いながらやっていけば大丈夫。

今のスタッフ達は、心が通じ合ったメンバーだからね。

大丈夫。

今ここで踏ん張ることは、それは紛れもなく、じいちゃんやばあちゃんのために必要なことなのです。

そして池さんという場の未来のためにも。

時間と共に変化していくこの場所を、ずっと穏やかで安心できる場所にするための頑張り時は、今です。

さ、明日も頑張りましょ!

疲れたら、満ちゆく上弦の月の光を浴びてください。

きっと新しい気持ちで、むくむくとやる気が湧いてくるはずです。

湧き上がってくる気持ちに正直に、前に進んでみてください。

皆の成長を、応援していますよ。

 

 

 

 

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4 コメント

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『池さん新聞』と『こりゃどーでや』届きました。 (びすたーり)
2017-03-10 20:34:42
こんばんは。しょっちゅうご無沙汰していますびすたーりです。
『こりゃどーでや』読ませていただきました。
日常の生活の中の自然に老いと死に添うこと
家族さんと池さんのやりとり
胸にどんと届きました。
言葉にまだうまくできないですが、胸な届いたことだけまずはお伝えしたくてコメントしました。
池さんの皆さん、どうぞお体大切にお過ごしください。
ぴすたー (大ママ)
2017-03-10 22:01:22
ご無沙汰してます。
いつもありがとうね。
ど~でや読んでくれてありがと。
ものすごく、大きなようで当たり前のようで、普通のようでめったにない経験でした。
またぜひ感想聞かせてくださいね。
まってま~す。
Unknown (びすたーり)
2017-03-11 11:22:24
おはようございます。またまたびすたーりです。

自分自身が最近職員に言ったこと
私たちはお年寄りと家族の生活を支えてる。
血圧を何回も測るのは職員の安心のためになっていないか。
その人の顔、表情、笑顔、体の動き、歩き方、いつもとどこか違うか。自分たちの目を信じよう。
熱があっても大丈夫だし、熱がなくても心配せなあかん時もある。
私たちがいざという時の判断と分けて、毎日をおおらかにしていかんと、変な細かさが家族に伝わる。

最近のできごと。
93歳の〇〇さん、元バスガイドで陽気で歌はよく歌うし、いつも『ごはん美味しいー!あの世さ行ったらみんなに言うからね。』としゃべってた。
風邪と食べられなくなって入院して退院して、ごはん食べられなくて『胸苦しい』『吐きけする』『こんなにくるしいんだったら死にたい』って今まで言ったことない言葉いっぱいしゃべって。
職員たちはまだ閻魔様来るの早いって言ってるよって返事して、
すこしずつ口から食べられるようにいろいろ試行さくごして、ちょっとずつ起きて。
病院で胸に大きな抑制帯をしていたのが胸の苦しさや吐気、死にたいっていう言葉に関係してるじゃないかと考えて、ハグとか愛情もいっぱいやるべしとかかわってきた。
息子さんがおかゆとか作るの難しいって素直に晩ごはんも頼んでくれて、退院翌日からしばらく晩ごはん食べて薬飲んでから家に送ってた。

なかなか厳しいなあ、死にたい言ってるなあって思いながら毎日重ねてたら、1ヶ月たったらなんか元気になってきた。
普通の生活を重ねると今回も報われたなあと本当に嬉しい!

家族さんと本人を真ん中にして応援する仲間になろう。
家族さんがやれることをとらない、ふやしていくようにしよう。
家族さんが柱で私たちは副。などいつも伝えている。

どうにならないこともある。
泊まりだけでずっとの住まいを今していないので、最後まで添えるかなあと何度も思い、悩んで、どこかにつないできた。
グループホームに決まったと涙で話してくれる家族さんと、お互い乗り切ったね、ばあちゃんみんなと楽しめるようになったねと話したり。
みとりの時期が近づいて訪問看護や往診につなげた後も、家族さんがお風呂は最後まで大好きな職員がいるデイに行きたいって言ってくれたけど、実現しなかったことも。ただ、亡くなってすぐに夜の10時半に電話をくださつて家族さんと一緒にお見送りができたことも。

長々とすみません。
ふだんの日常の生活に添っていくことも、最期まで伴走することも、家族さんと関係を太くしていくことも
あきらめないでやっていこうと心さわやかにしてもらいました。
いつも池さんファミリーの皆さん、ありがとうございます。
ぴすたーり様 (大ママ)
2017-03-13 22:04:04
いろんな経験してますね~。お互い。
からだに気をつけて。
信念は、油断したらすぐ曲がる!
これ、ワタクシの経験からね。
だって、人間って、いつも信念を語り生きれるほど、強いもんじゃないです。
本当は迷って、困って、すねて。
でも、だからこそ、いいんですよ。
そのたびに、考えることが大切なのだと思うのです。
弱いところばかりの人間で、いいのだと思いますよ。
信念が簡単に貫けたら、だれも苦労しませんからね。
身体に気をつけて、頑張ってね。

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