池さんで働くおばさんの日記

デイサービス池さんを通して、夢の持てる地域づくりに情熱を傾けているおばさんのブログです。

都会へ

2017-05-05 21:51:52 | デイサービス池さん

急に蒸し暑くなってから本日「立夏」だと知り、ワタクシは苦手な夏を感じてヘトヘトになってしまった連休の一日。

世の中4月29日からの大型連休らしいのですが、皆様ご存じのように、介護職はなかなかそういうわけにもいかない所がありまして、池さんは介護保険利用はお休みですが、どうしても家で看れないという人に限り自主事業で連休の利用を行っておりまして、スタッフもばらばら変則出勤の連休となっております。

ワタクシ、夜勤もお休みさせていただいていたりなんかして・・・ブログ更新も久しぶりです。

先週都会へ行って参りました。

松山~羽田~千葉県へと1泊2日のお見舞い旅行。

今回感じた都会と田舎の違い。

都会に行って感じたことは、地下鉄での「スマホ三昧」。

皆がみんな、下を向いてスマホをいじっている。

上を向いているのは、路線図と次の駅を真剣に一生懸命チェックしている田舎者だけ・・・ってか!

感じたのは、すごい違和感。

そして到着した超有名な大学病院。

もちろん受付で認証パスを貰わなければ入ることができず、各階のドアの横でいちいちピッとしないとだめ。

関係者はステーションでパソコンだけ見てて、廊下もすごく静かでだれもいない。

部屋の中はものすごいチューブと機械の数で、注意して動かないとぶつかったり踏んでしまうほどのコードの束。

おそらく一か所で全てを管理しているのだろうけれど、それこそが最新医療なのだろうけれど、なんだか人がいないようで、そこにはだれもいないように思えて、田舎者には違和感。

松山空港へと帰ってきた時、風の強い日でいきなり花粉にやられて鼻水とくしゃみが止まらんようになったけど、なんかのんびりした空気の心地よさに、やっぱり田舎がええなあと改めて思った次第。

車で移動するのが当たり前だから、もちろん下を向いて運転できないし、みんな顔を上げて暮らしている。

病院はもちろんそれなりに不審者対策はしているけれど、(重病になるほど)よけいに誰かが側に付き添ってあげたいと思うものではないかと、それが許されていいのではないかと思ってしまった。

有名な病院でなされる最新医療は、もちろんやっぱり機械に頼るチューブだらけの医療なのだと。

それが今の進んだ医療なのだと。

最新の医療を前にして文句を言うつもりはないけれど、、私たちが池さんを通してもうひとつ付け加えるなら・・・

残り少ない命なら、身体に張り付いているすべてのチューブを抜いて、呼吸も楽なようにしてあげて、点滴での水分を減らしてあげて、水分による全身のむくみをとってあげて、足の加圧帯もはずしてあげて、綺麗にヒゲをそってあげて、髪も綺麗に梳いてあげて、顔も暖かいタオルでスッキリ拭いてあげて、身体を少し起こしてあげて、よく冷えた美味しいお茶を飲ませてあげたい。温かいおかゆと美味しい茶碗蒸しだと食べられるだろうか。つめたいフルーツなら口に含めるだろうか。

そして、手と足をさすってあげて、悔いのない人生だったかと聞いてあげたい。

子どもたちに残す言葉はないかと聞いてあげたい。

残された時間を、ただじっとベットの上でチューブと共に生きるのは、果たして幸せなのだろうかと。


ここで生きた年寄りたちの幸せな表情と余りにもかけ離れた大病院で眠る人の、
残された時間の重さを、

どうすれば、私は伝えることができるのだろうか。

都会の喧騒の中で、

下を向く人たちに、

命の時間の重さを知って欲しいと思うのだけれど、

都会も科学も医療も、どうも人とは、「人の時間」や「人の暮らし」とはかけ離れていくような気がして、

やっぱり、

池さんがええなあと、

思った連休。

なので連休後半は、

池さんでしっかりお仕事に精をだしております。



5月5日は亡くなった義父の誕生日。

感謝の気持ちを込めて、「池さんものがたり」の第2刷の発行日としました。

(おかげ様で初版は完売に近づいたため、このたび第2刷発行となりました)

もっともっと多くの人に読んでもらいたいと思います。

命を想うために、

死を想うために、

なにより誰もが人として、

生きてゆくために。

 

 

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2 コメント

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病気をみて人間をみない (武田信孝)
2017-05-14 20:59:30
お久しぶりです。
今日の那覇は爽やかな風が吹いています。
今日、ジュンク堂書店でとても感動した本を見つけました。「池さん物語」に続いて連チャンです。
作者は夏刈郁子さん「心病む母が遺してくれたもの 精神科医の回復への道のり」
です。同じ事が書かれていました。現代医療の本質的な問題と自身の壮絶な体験等…娘にも読ませたいと速攻で買いました。また機会があれば読んでみてください。これから暑くなりますがお元気で!
またブログ楽しみにしています。
武田さんへ (大ママ)
2017-05-16 22:31:50
コメ、ありがとうございます。
沖縄は梅雨入りですかね。
医療に正義はもちろんあるでしょうが、介護の現場にも正義があります。
病気を診る医療と人が生活することを回復させる介護は、本来つながっているはずなのですが、どうやら相対する立場にある場合が多いことに失望することが多々あります。
介護の現場でさえ、いろんな現場があるのが現実ですから。(・・・決して池さん的な場所だけではないということですが)
これが現在の時点の現実ではあっても、未来は同じではなく、医療や介護が、同じ方向に向いて行けたらいいなと思っています。
頑張ってくださいね。

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