元ロシア連邦保安庁(FSB)中佐のアレクサンドル・リトビネンコ氏(43)がロンドンで変死した事件は、大量の放射性物質ポロニウム210が検出された。
まるで映画か スパイ小説以上の展開だ。
キツネのような顔をした元KGB長官でロシア大統領のプーチンが「陥れる情報だ」と完全否定の国際会見。
放射性物質がロンドンの「すしバー」というのも 日本になじむ場所。
化学兵器といってもいい、今回の放射性武器。飛行機や列車の検問でもまったくひっかからない とすれば国際テロリストが所持していれば また、今後「ええもんが あるわいな」と気づいたら と思うと末恐ろしい。
そういう意味では、オウム真理教の地下鉄サリン事件の衝撃に匹敵する。
【NEWS引用】英メディアはロシア情報機関犯人説から、反体制派による反プーチン宣伝目的の殺害説まで、さまざまな憶測を伝えている。捜査はロンドン警視庁テロ対策班や英情報局保安部(MI5)、秘密情報局(MI6)が担当。放射能が検出されたロンドン市内のすし店やホテルなどリトビネンコ氏が訪れた場所を調べ、「英国では前例のない事件」(健康保護庁)。25日付英各紙が伝えているのが
▽FSBのかつての同志による「裏切り者」リトビネンコ氏への復しゅう説
▽チェチェン共和国の親ロシア政権による暗殺説
▽ロンドン在住の反プーチン派富豪べレゾフスキー氏の周辺による殺害説――などだ。
先月のアンナ・ポリトコフスカヤ記者殺害事件では、チェチェン共和国の親ロシア政権の関与も疑われている。リトビネンコ氏は同事件の真相に迫る資料を持っていたとされ、ロンドン在住のチェチェン独立派穏健指導者ザカエフ氏とも親しい間柄だった。25日付フィナンシャル・タイムズ紙は「二つの事件はつながっている」とのプーチン側近の言葉を報じた。一方、プーチン氏追い落としを画策しているとされるべレゾフスキー氏の周辺が、プーチン政権の仕業と見せかけてリトビネンコ氏を殺害した可能性もある、との見方も伝えられている。リトビネンコ氏自身が自分で放射性物質を摂取し、プーチン政権のイメージ悪化を狙った可能性も完全には排除できないという。ただ、今回の事件で検出されたほどの大量のポロニウム210を人工的に作るには、原子力施設など大がかりな設備が必要とされ、国家機関以外の犯行説は説得力に乏しい。25日付タイムズ紙は「動機、手段、機会のすべてがFSBの関与を物語っている」と指摘した。その場合、FSBがプーチン大統領の指示・承認がないまま独自に殺害を実行した可能性も浮上しそうだ。
暗殺された元スパイはジョン・ボイト。プーチン大統領は?ロンドン警視庁捜査官はロバート・デニーロ。情報提供者は渡辺謙。チェチェン独立派指導者ザカエフはショーン・コネリー。・・・・。
ハリウッドがすぐに映画化しそうな題材。
9・11が5年ほどで 映画化したから 米国の市民とは無関係の今回の事件の映画化は早いだろうな。推測の範囲が幅広い。
いやはや 原子爆弾ともいえる武器が日常の動きの中で使われるなんて 何とも恐ろしい時代になった。
「いやなヤツは放射能で消せ」
オウムが電子レンジで跡形もなく 殺人をしでかしたのは つい この間の衝撃の事件。未来社会はバラ色どころか 無色暗黒暗闇・・・・どんな社会になるんやろうか?