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メディアの片隅に生息する新聞記者OBが、ニュースの裏側を独断偏見勝手気ままに綴ります※文中はすべて敬称略。

32億円左腕カーショー男気!黒田譲りの激投

2016-10-15 | ウェブログ
昔の西鉄ライオンズ稲尾和久、南海ホークス杉浦忠ならいざ知らず。
完投、リリーフ、完投、リリーフ。
42勝した稲尾、38勝した杉浦。
10勝投手なら1シーズンで3年、4年分の白星を重ねた。
今では想像もつかないだろう。

契約社会MLBで鳥肌立つリレーを見た。



メジャーでも、こんなことするんだ!
そう思った。

2勝2敗で迎えたドジャースとナショナルズの地区シリーズ。
勝った方がリーグ優勝決定戦に臨める大一番。

4-3わずか1点リード。
ドジャースは守護神ジャンセンを7回から投入した。
まだ残りのイニングは3回ある。

守護神は1イニング限定。
イニングをまたぐときは、それなりの契約条項がある。
そんな割り切った米国社会。
細かく条項を入れた野球が味気ない、と感じることもある。



100球制限の先発投手なども、そうだ。
イニングの途中であろうが100球に達したら交代。
MLBは中4日。
だが、この悪癖ともいえる条項が日本も右へ倣え。
中6日、つまり1週間に1度しか投げないプロ野球がいつの間にか取り入れた。
ストッパーも1イニング限定がお決まり。

ところがこの日のドジャース。
久しぶりに古き良き時代の野球を見せてもらった。

ド軍の抑え右腕ジャンセンは黙々と7,8回を零封。
1点差をキープ。

最終回もマウンドに上がった。
シーズン中もやったことのない3イニング目。
ヨレヨレの状態。
1死を取ったものの2四球。



ここでエース左腕クレイトン・カーショーがマウンドに上がった。
第1戦と4戦に投げている。
第4戦では110球。
中1日の投入だ。

マー君がツイッターで叫んだ。
「カーショウ投げるのかっっっ!?!?」「キタっっっ」

バトンを渡した守護神ジャンセンも感動。
「俺は……ちょっと待って、夢を見てるのかな?最強の投手が支えてくれるんだ。ほんと素晴らしい」

MLB公式サイトが伝えた。

見るからに、ひげ面長髪カーショーの顔に気迫がみなぎっている。
 「体の状態はとても良かった。アドレナリンが体の中を巡っていた」。
追いすがるナショナルズを振り切った。

素晴らしいアメリカン侍。
あっぱれアメリカンスピリット。



ルーキーの時に黒田博樹がドジャース入り。
黒田とは同期で、20歳のカーショーは慕った。

まるで稲尾さま、カーショー様だ。
楽天時代のマー君もそうだ。
160球完投翌日にリリーフした巨人との2013日本シリーズ第7戦。
米国メディアに酷使を非難されたのは記憶に新しい。

カーショーはマー君の1学年上のまだ28歳。
サイヤング賞3度、年俸32億5500万円。

まだリーグ優勝決定シリーズ、Wシリーズもある。
なんていう批判は横に置いて
おこう。
「今を生きた」ドジャーブルーの血にカンパーイだ。

◆クレイトン・カーショー:1988年3月19日、米国テキサス州ダラス出身。ハイランドパーク高→ドジャース。高校3年当時、13勝無敗、64イニング139三振で超高校級左腕と騒がれる。08年、20歳でメジャーデビュー。14年に総額2億1500万ドル[228億円)7年契約。年俸32億5570万円。サイヤング賞3度。MVP1度。最優秀防御率4度、最多奪三振3度。通算126勝60敗。1918三振。191センチ左腕。

 
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