ニュースの森に迷い込んだら、時のコメントを探っていく。
誰が事実、真実、嘘、言い訳を言っているか？
よーく、分かる。
時が経てば経つほど、鮮明になってくる。
なので、メディアで報じられた発言を可能な限り拾った。
落着した時のために、少しまとめておこう。
被害者の貴ノ岩だけが沈黙を守っている。
どっか報道された？
▼日馬富士「どっか（報道）に出たの？怖いな。貴乃花親方、貴乃花部屋の後援会の皆様、相撲協会、私の部屋の親方に大変迷惑をかけたことを深くお詫び申し上げます」
「貴ノ岩の礼儀がなっていないので、説諭しながら平手で何回かたたいた。カラオケのリモコンでも軽くたたいた。ビール瓶では殴っていない」（１７日の事情聴取で）
ビール瓶で殴っていない
▼白鵬「「その場にいた。貴乃花部屋、貴ノ岩関が休場したことは、相撲界、そして世間に本当に申し訳ない。手を出したのは事実。報道にあるビール瓶で殴ってはおりません。持ったのは持ちましたけど、滑り落ちた。馬乗りは事実ではありません。どこで（貴ノ岩の）頭が割れたとかは、私も分かりません。ビール瓶が滑り落ちた時に、すぐ止めに入って部屋から連れ出しました。その場で貴ノ岩が日馬富士関に謝っていましたし、次の日（１０月２６日）の巡業でも（日馬富士の）明荷が（自分の）横だったので貴ノ岩も来て、お互い“悪かったね”みたいな感じで終わった。土俵の上でいい相撲を取って頑張っていくしかない」
貴乃花親方が入院させた
▼貴ノ岩兄アディヤ「とても悔しく、強い憤りを感じている。（弟は）テーブルの上のビール瓶を持って、容赦なく何度も殴ったと聞いた。悪いことはしていないのに、いきなりだった。立ったり座ったりすると、気分が悪くなったり、頭が痛くなったりした。１０か所縫って、右耳が炎症。脳しんとうで入院した。（頭部には）針も入っている。今場所は相撲を取るのが厳しい。（入院は）貴乃花親方が入院させたと。部屋に所属すれば貴乃花親方、おかみさん、子供、弟子、皆がファミリー同然。自分の子供のように思われているので、弟子に暴行したことは、私が暴行を受けたと同じだ、と思っている。最後まで戦う気持ちで行く、と言われているそうです。親方は、とても重く受け止めているそうです。弟からは日本の警察に被害届を出しているので待っていてくれ、と言われています。（日馬富士は）反省している、と聞いているので引退せずに相撲を取り続けて欲しい」」
重傷報道ビックリ
▼診断した福岡市の医師「重傷であるように報道されて驚いている。全治２週間は負傷事件から１１月８日まで。退院した９日は相撲を取ることに支障はなかった」
すべて話す
▼伊勢ケ濱親方（旭富士）「（日馬富士は）暴行の事実を素直に認めており、今後も包み隠さず明らかにし、捜査には全面的に協力する」
診断書に書いてある通り
▼貴乃花親方
「転んで怪我をした」（３日）
「巡業の最中のことなので巡業部長である私にも責任がある。事実関係を究明したい」
「ビール瓶で殴られたため貴ノ岩の頭が割れた」
「（被害届を）取り下げるつもりはない」（１４日）
「診断書に書いてある通りです。体調が悪い。これ以上はありません」（１５日）
「協会に聴かれても堂々巡りだから、第三者を立てます」（１８日）
難しい特定
▼鳥取県警幹部「激しい力士の稽古で負傷した可能性も否定できず、特定は難しい」（読売）
白鵬がウソつくと思えぬ
▼小倉智昭キャスター「世紀の大横綱があそこまで言っている。彼自身にも関わってくる問題だけに、白鵬関がウソを言っているとは思いたくないですね」
ビール瓶が一人歩き
▼横野レイコ（相撲リポーター）「貴乃花親方と白鵬関の関係が良くないのは事実です。でも、その中で証言したことは重要。ビール瓶（で殴った）が一人歩きしている現状はどうなのか」
警察に任せている
▼春日野広報部長（元関脇・栃乃和歌）「（白鵬は）今頃のタイミングで言っても…。警察が入っている限り、お任せしている。警察が乗り出したからには、私たちが警察より先（に話を聴く）というのは常識的にどうかな」
厳しい処置を求める
▼横綱審議委員会・北村正任委員長「全力士の模範となる高い品格を持つはずの横綱が暴力沙汰を起こしたのであれば、大相撲全体に対する評価にも大きく影響する。協会の厳しい処置を求めることになるだろう」
説教中にスマホで怒った
▼元旭鷲山（元小結）「クラブのＶＩＰルームで貴ノ岩は横綱がしゃべっているのに、スマホを出し見てたから激怒した。ビール瓶で１回だけ思いっきり殴ったらしい。みんなビビって怖くなったって。みんなやめてくださいって止めて、そこで血が出ちゃったから病院へ行っちゃった。それでその会は終わり。自分で病院行ったらしい、針で縫ったらしい」人としては（日馬富士は）悪くない。飲むと酒癖が悪いと聞いている」
警察に任せる程の事
▼花田虎上（元横綱・若乃花）「ニュースは日馬富士からの暴行を受け貴ノ岩が大怪我を負ったという内容でしたが、これが本当であれば、協会が判断するうんぬんではなく、刑事事件として警察に任せる程の事だと私は思いました。今後の動向に心穏やかではありません。急な騒ぎとなりましたが、 他の力士には平常心を保ち頑張ってくれる事を願っています」
伝統の重みしっかり
▼菅義偉官房長官「相撲協会において、危機管理委員会がしっかり調査を行う、との報告を受けている。迅速に事実関係を解明することが大事だ。その結果を踏まえて、文部科学省において適切に対応していく。力士は土俵の外でも、長い伝統の重みをしっかり受け止めながら稽古に精進し、心技体を極め行動していくことが国民から求められている」
品格求められる横綱の事件は残念
▼鈴木大地スポーツ庁長官「スポーツの現場を預かるものとして、暴力は断固反対で、根絶していく必要がある。暴力は好ましくないということは間違いなく言えることだ。これまで相撲界では、好ましくない事件が起きてきて、コンプライアンスや品行を是正し、今後起こらないようにするために毎年関係者を集めて研修会を開いてきた。横綱というのは品格が求められると聞いており、範となるべき方が事件を起こしたのは非常に残念だ。古いしきたりが影響しているのかどうかを含めて、検証していく必要がある。誰がどこまで知っていたかも含めて情報を待ちたい」
日馬富士は引退に発展か
▼やくみつる（漫画家）「事実とすればアウトでしょう。（日馬富士は）身を引かなければならない事態に発展するのではないか。貴ノ岩の休場理由が釈然としなくて憶測を呼んでいたんですけど、こういうことが原因だったのか、とちょっと驚いている。本場所が始まって３日目まで詳らかにしていなかった協会側の対応も責められる」
▼深澤真紀（コメンテータ）「本当に残念。たとえ、後輩に何を言われようと、スマホを触られようと、酒に酔っていようと、ビール瓶は、お互い鍛えあっている仲でも、かばえない」。
▼デーブ・スペクター「一般の人だったら、まず、店が連絡してパトカー、警察が絶対に来る。隠ぺいということではなく、いろんなことがありすぎて、浮上しなかったと思う。 他のモンゴル出身の人にも迷惑がかかけるし、残念でならない」
後で気づくこともある
▼山口芳裕教授（杏林大救急医学）「頭蓋底骨折は、よほどひどい場合を除けば後から気付くこともある」