大阪市福島区の関西将棋会館で15日始まった藤井聡太四段(14)と瀬川晶司五段(47)の第76期名人戦順位戦C級2組(毎日新聞社、朝日新聞社主催)1回戦は同日午後10時53分、藤井四段が瀬川五段を108手で降し、デビュー戦以来の公式戦連勝記録を26に更新した。全体の連勝記録でも、神谷広志八段(56)が持つ歴代1位の28連勝にあと2勝と迫った。次戦は17日、同所である朝日杯将棋オープン戦1次予選で東京大1年の学生名人、藤岡隼太アマ(19)と対局する。

 藤井四段の順位戦初戦となった対局は、瀬川五段の先手番で角換わりに進んだ。瀬川五段が序盤から攻勢をかけ、藤井四段が受ける展開。藤井四段は昼食休憩直後の42手目にプロ入り後、最長となる1時間16分の考慮時間を使うなど慎重に指し進めた。

 中盤以降は藤井四段が主導権を握ったが、瀬川五段も粘りを見せ、持ち時間の長い(各6時間)順位戦らしい熱戦に。最後は藤井四段が深い読みで激闘を制した。【新土居仁昌】