クタビレ爺イの山日記

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少林山だるま市 H-24-1-7

2012-01-08 19:20:47 | その他
久し振りに昼間の少林山だるま市に行くことにしたが、車では駐車場所に
苦労するのは判っているから、これも何年振りかの信越線の電車。
乗り込みは近くの北高崎駅から。ここからは乗車時間僅かに3分程度で
群馬八幡駅に着く予定。
駅のホームから榛名が見えた。雲の具合を見る限り強い寒風が心配。
ザックの出で立ちの女性集団と一緒、手に手に達磨持参だから少林山行きだな。



電車の混み具合は通学・通勤時間を想像させる様だったが半分以上が八幡下車の感じ。
駅からは徒歩で線路伝いにR-18に向かうが沿道には早くも参詣客目当ての
テント張りの店。



陸橋で国道を跨いで達磨の付いた鼻高橋。



ここからは交通規制がされている車道を碓氷川からの寒風に首をすくませて歩く。



西には浅間が見えるが、この寒波でも雪は少ない。



振り返っての榛名、南面だけなので積雪の痕跡は全くなし。



時計回りのルートに従って、山内に入ってから古達磨納め所を通過して
総門方面へ進む。



これが総門。平成9年10月5日に開創300年を記念して建立された門なので古刹にしては
新品同然。見たところ、中央の屋根を高くし、左右を低くした中国の様式で漢門とも
言われる牌楼式と云うんだそうだ。
屋根の上の鯱に似たものは聖域を守るために守護神として屋根で見張っているそうで
摩伽羅というインドの伝説上の動物とのことで名古屋のとは違って尾が無い。



総門を潜ると長い石段で招福の鐘へ。近頃の運動不足解消に役立つかな?



御自由にお撞き下さいとあつて何人かが鐘楼に上がって撞いていた。



寺務所になっている瑞雲閣や講堂の間を通って霊符堂と云われる本堂前。ここには
北辰鎮宅霊符尊・達磨大師・開山心越禅師を祀ってあるのだそうだ。
北辰鎮宅霊符尊は北極星と北斗七星を神格化した神で、妙見菩薩ともいうとは
恥ずかしながら初耳。





達磨の販売の店はこの辺に集中している。テレビで見たことも有る「お買い上げの
手打ち」の場面を動画に撮りたいと思っていたが、その気配は全く無く
普通の取引で終わってしまっている。あれは前夜の市の場合だけなのかな?





本堂の左側には「達磨堂」。或る篤志家の達磨コレクション寄贈を契機にして
昭和61年の開堂なので新しいし、中に祀られている現在の本尊も昭和28年の寄贈とか。







人の流れに従って達磨堂の裏に廻ると、お客相手の食べ物屋台がずらっと。
流れは一旦、上部の消防本部まで誘導され、車道を下るようになっている。



そのままでは帰路になってしまうので途中で右に廻って観音堂へ。
少林山では最古の建物で、創建当時の姿を今に伝える茅葺きのお堂。300年前は
無尽法蔵という一切経を納める経蔵だったが、9代目の東嶽和尚の頃、
改築した折に北辰鎮宅霊符尊をお祀りして霊符堂。その後、明治末新たな本堂が
完成すると霊符尊は本堂に遷座し、このお堂は十一面観世音菩薩を祀る観音堂。
現在の観音様は明治42年に地元板鼻の大仏師・千木良法橋祐慶の作。



観音堂の周辺には130体程の庚申塔が建っているとのこと。





庚申信仰は庚申の日の晩に眠りに就いている間に体の中に入る「三尸の虫」が
天帝・帝釈天にその人の罪過を告げて、人間が本来生まれながらに持っている
120歳という天寿からその罪過の分だけ差引かれ早死にさせられるという
中国道教の説が元になっているとされ、その晩には帝釈天・青面金剛・猿田彦を
祀り寝ないで過ごすのだそうだ。

庚申文字塔以外を少々。











ここから再び車道に戻ると「関東ふれ合いの道」の案内。



少し下って再び右折してさっきの瑞雲閣の前。ここの石段脇に高遠石工作の灯篭。



正面は「御神燈」の深彫りだが右側面に「北辰堂三丁・妙義五里・榛名六里」とある。
多分此れは中仙道に設置されていた「道しるべ」かもしれない。



背面には文化六年(1809)と刻まれ講中・願主とともに「信州中伊那郡荒町伊藤将顕」
との石工名がある。市内での他の将顕作品は倉賀野養報寺の常夜燈。



左側面には俳句が四句、名前を見ると「雪賀・玉柳・玉山・玉川」と爺イは
全く知らない俳人。文字も薄くて部分的にしか読み取れない。



(後日、少林山住職より読みを教えて戴いた)

川風の こすからたのし 時鳥(ホトトギス) 雪賀
 
花の香の むらたつくもの 入日哉     玉柳

名月や ここの流れも  六玉川      玉川

雪の戸や 人のこころの 鏡山       玉山

さて近くの階段の両脇には妙見信仰の象徴がある。北極星や北斗七星の化身、
妙見菩薩の神使は、北の守護神の玄武(亀蛇)とされるが先ず、右は「亀」。
位置が高くて脚立でも無いと上手く撮れないのでこれで精一杯。



そして写真ではハッキリしないが「蛇」。それらが洋風の灯篭を支えている。
左右一対で妙見菩薩の神使「玄武(亀蛇)」を表わしているらしい。



本堂でもある霊符堂には北辰鎮宅霊符尊が祀られそれは北極星と北斗七星を
神格化した方位除けの守護神。
東西南北の方位の四神(守護神)のうち、北は玄武。 その北方の守護神・玄武は、
中国の想像上の神獣で、足・首の長い亀に蛇が巻きついた形をしているので玄武は
亀蛇(キダ)とも呼ばれるらしい。

見物を終わって周回路に戻ると大きな「寺標」



そこを過ぎると又店が並ぶ。



この辺は飾り物が多くてキンキラキンの華やかさ。





鼻高橋を渡ったら運良くR-18に高崎駅ー少林山間のピストン輸送のバス停。
並榎下まで金240也で下車してブラブラ歩きで帰宅。全てで2.5H。7000歩。

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十一面観世音菩薩
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