クタビレ爺イの山日記

諸先達の記録などを後追いして高崎近辺の低山中心に歩いています。

北ルートから榛名・雌岳と雄岳を周回 H-27-10-15

2015-10-16 17:48:57 | 榛名山麓
数日続いた秋晴れの好天も今日までと予報されているので榛名・二つ岳周回を
試みた。記録を見たら六年振りの周回なので年数の経過が余りにも早く感じて複雑気分。

ルートは北側の鷹ノ巣から雄岳・雌岳の鞍部に登り上げ、先ず簡単な雌岳を踏んでから
雄岳、西へ降りてオンマ谷を北上して鷹ノ巣に帰ってくる予定。

榛東村のポピー畑の脇から林道・新井盗人越線に入る。


富士見峠の先には吾妻山830.7mの登山口、榛東村に吾妻山とは奇異に感ずるが
この山の東南にかっては吾妻神社が存在していて現在も直線の長い参道と
一の鳥居から三の鳥居までが保存されている。
石段上の鳥居は「中十二社」。



蛇行道を進むと既にお馴染みになったゴルフ場跡に建設された
ソフトバンクのソーラーパークの入り口。此処から先の右折地域は行政区が渋川市伊香保に
変わるので林道名も「上野原林道」となる。



やがて道は水沢山の南を西進、付近の山々の色付きは未だ始まったばかりだが
肉眼で見る限り結構楽しめる。







水沢山を南から眺める。東の肩、西の肩が明確に分かるアングル。



この位置からでは二つ岳は重なってしまい、左奥に一寸だけ雄岳の設備が見える。



北上に転じた林道は水沢山西登山口を過ぎて躑躅ヶ丘のカーブで再び西進。
その角で二つ岳が横並びで見える。これから登るルートはあの二つの山の間にある。



水沢山を通り越しているので今度は北側から。



森林公園管理棟の駐車予定地に来て困惑、大型観光バスが四台で殆どのスペースを
占拠していて片隅に漸く潜り込む。東京の板橋区の小学生5年生の団体だが
巻き込まれたらペースが狂うと心配したがどうやらルートは違う
様子なので安心。(9.56)



管理棟から車道を0.4k程西進すると今日の登山口。鞍部まで標高差は235m。



入り口近くに風穴の看板。





確かにその脇の岩帯などカスカスの隙間だらけ。



近くに人工的に補強された風穴らしきもの。





この道標を過ぎると



一合目と言う合目石。登路途中には幾つも残されているらしいが、足元ばかり
注意して歩いていたので今回見たのはコレと八合目だけ。



蚕種貯蔵庫跡。黒岩の風穴と同じ系統のもの。



やがて数本の遊歩道が集まるコーナー、「二合目へ」の表示に従って南進の斜面に
向かって登山開始。



近くに案内図がある。赤矢印のコースを進む予定。



道は雑木林の中だがこの山特有の露岩が多数。



或る所では岩が人工的にきっちりと階段状に積まれているので相当な時間と
労力・資金を使った道らしい。



斜面登りなので傾斜は半端ではなく、中盤からは一辺の長いジグザグ道。
その途中に道標。残りの距離が書いてない。一本道なんだから
方向は分かるので残りの距離が欲しいところなのに残念。



急登が終わった模様で二つ岳二山の間の沢筋を殆ど平坦に近い道で進む。



このコースで始めてみた目印テープ。



避難小屋へ200mの看板が出た。避難小屋とは二山を結ぶ遊歩道に在るんだから
二つ岳の鞍部と言う事と同じ。



その200mの間も簡単ではなく変化に富む。二三の脇道も在るので本筋を
しっかり見極めないと、もう近いことで気が緩んでいるから迷いの危険も。





左の沢の対岸は巨岩が積み重なっているが如何にもバラバラで崩壊しそう。



相変わらず障害物の多い道を進むと





漸くにして遊歩道に合流。この地点の標高は1220m位(11.16)。



左折して東に向かい僅かの距離で雌岳登山口。頂上までの標高差は僅かに90m弱。



最初は実に歩き易い木段、



斜面の斜め登りになるとやや滑りやすいザラ場。



周囲の山腹には無数のように岩の割れ目、



時々は足元の登山道に深い穴が開いていて吃驚。



今度は木枠段、これは全く歩幅が合わずに歩きにくい。各段の土砂部分には
流失止めが施されているが深くえぐれてしまっているので一段を二歩。



こんな土橋のような処を渡ると



正面の見晴らしから見事な水沢山がどーんと。此処がもう頂上だ(11.38)。



後の小野子三山やその他の山は薄い影しか映らない。
屏風岩から来た単独行の御仁と暫し雑談。





1306mと表示の標識と石宮が一基。それ以外には何も無い頂上を早々に退去。





登山口に降りて付近の薄い紅葉を見ながら西の合流点に引き返す(11.57)。



今度はこの道標で雄岳八合目を目指して岩場の斜面登り。歩行距離は
200mの所に標高差は123mで100%の岩場なので爺イは慎重に構える。



出だしは緩やかで紅葉具合をチェックする余裕もたっぷりだったが



いきなりこんな所を歩く羽目に。道とは云えない程だが岩の筋が
川のようにはっきりしていて登路になっていると云う事は
岩を並べてルートを造ったか?或いは自然の窪を利用してルートに
したのか?



こんな所でも迷わず進めるのは





所々の岩に古い目印が残っているので安心だから。



八合目の表示物の地点に着く。写真左奥に映っている道標がオンマ谷ルートとの
合流点(12.15)。



道標の示す雄岳に向かうが



こちらも結構な岩場。但し今迄との比較では傾斜も緩いし整備が完璧なので遥かに楽。



この辺の紅葉具合も余り替わり映えしない。





頂上台地の一角に着いたがどうやら数棟あった昔の設備は撤去されて
巨大なものが一棟在るだけで少々勝手が違って山頂探しにウロウロ(12.29-12.42)。



山頂は建屋の横に回りこんで細道を発見、



あの高みの小突起が山頂らしい。



建屋を裏からもう一度見直して表示を確認。





1340mの山頂標識(12.45)。



石灯籠と石宮が夫々一基。



頂上からの展望を数枚。









本日の爺イ。此処で漸く昼食休憩。



帰り際に振り返ると建屋の脇のホンの小さな突起が頂上(13.09)。



ゆっくり降りて合流点通過でも(13.18)



岩畳のような道は延々と続く。



おっと孫岳の案内、寄ろうかと思って途中まで行って見たが意外に
落差が在るので今日は確認だけで引き返す。だが、この山も漸く認知されたかと思うと
10年来の付き合いだから嬉しくなる(13.22)。



再び岩道が続く、殆ど土を踏むことなく岩の頭を渡り歩く。



何とか、オンマ谷駐車場前に到着(13.45)。



こっちの道は孫岳の南を大きく回って雌岳の東で遊歩道に合流する。
或る時期にはコマドリの撮影隊が巨大三脚と巨大カメラの放列を敷くところ。
爺イの感じでは道具自慢の示威行為にも見える。



木陰の東屋で大休止して残り物を腹に詰め込む。



北への車道を数百m登るが傾斜が緩やかなので楽。この車道はヤセオネ峠に出る。



途中のヘアピンカーブで車道と分かれてこの道標に従う(13.58)。



北上しながら1k弱の道を標高で120m下りつつ雄岳裾を西から北へ通り越すのだ。



最近は見ることも珍しいマムシ草。



途中の道標は兎に角直進。





やがて今朝の登山口の少し西で車道着。駐車場所まで0.7k(14.22)。



今朝の入り口通過。



そして観光バスも居なくなりひっそりの駐車場所の管理棟前に
今日も無事の帰着(14.31)。10.300歩。



















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2 コメント

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3つのピークをまとめて (toboketa G)
2015-10-18 14:18:14
こんにちは。
いつの日か雌雄ならびに孫岳を登ろうとおもいます。雄岳はすでに登っていますが、ついでなので一緒に。国土地理院図には孫岳への登山道は明示されていないようですが、登山道入り口が明示されているようなので安心しました。
三山ともに寄生火山特有のすり鉢状で尾根がないので既成の山道を忠実にたどらないと大変なことになりそうです。冒険心があるわけではありませんが、最近ルートを外れてしまうか、地図上の点線が完全に廃道になっていて苦労するケースを何度も経験しているので。
孫岳 (爺イ)
2015-10-19 13:10:49
かって孫岳には南のまゆみの原から二度ばかり
行っています。あの標識は最近のものと思われますが
孫岳から適当に雄岳に向かうと自然にその位置で
登山道と合流するはず。あれで孫岳も賑やかに
なるでしょう。
http://blog.goo.ne.jp/gooyamachuu/e/ee8a328213d62033895c24a1c78a7fe8

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