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noble というエステティックサロンのエステティシャンが更新する日々のサロンのようす

脇谷みどりさんという人

2010年05月21日 | 日記
今日は私のお友達「脇谷みどりさん」について書いてみたいと思います。



脇谷みどりさんとはもうかれこれ17年位前に知り合いました。

次男が小さい時小児喘息でしょっちゅう入退院を繰り返していたのですが

その病室でいっしょになった女の子のお母さんが脇谷みどりさんだったのです。

女の子は脇谷かのこさん。11歳くらいだったと思います。(今28歳だからね)

かのこさんは重度の脳性まひで、食事・排泄も意思疎通もできませんでした。

約1週間の入院期間中知り合った脇谷さん親子。

その後もずっとご縁があったのにはわけがあります。


それは、お母さんのみどりさんが起こした奇跡です

これは後に数々の新聞やテレビ(エチカの鏡)でも取り上げられ、

それが評判になり、

いまやサクラFM(西宮のローカルFM)でレギュラー番組を持つほどになりました


その奇跡というのは・・・

離れて暮らしていたみどりさんのお母さんマスさんが認知症と診断されたものの

重度障害を持つかのこちゃんのお世話で離れられない。

代わりに、認知症の治療に効果的と聞いた「笑える話」の絵葉書を綴って毎日送り続けました。

送ると決めてからは日に5枚書いても、投函は毎日1通ずつ。

そしてお母さんのマスさんには、面白ければ「○」、

つまらなければ「×」を書いた紙をファクスで送り返してもらったのです。

3ヶ月たつと、マスさんからのファクスには「面白かった」「もう一つ」などと

○×以外にも感想が書き添えられるようになり、

そして4年後、マスさんの認知症は分からないほどに改善され、

自伝的小説「終わりなき生命」(新風舎)を出版するまでにこれは続編も出版されました



みどりさんはマスさんへの絵葉書のネタをダイジェスト版にして

返事のいらない気楽な手紙という意味から「風のような手紙」と名づけて

かのこちゃんの日常を綴った「かのこMEMO」と一緒に

私や周囲の人にも毎月毎月1日に送ってくれ、それは今でも続いています。もう15年にもなります


そしてサクラFMのレギュラー番組タイトルも「風のような手紙」

これは介護に疲れて絶望している人や子育てに自信を失いかけていたお母さんたちに

大きな反響があり、着々と支持を集めています。






かのこさんも、18歳までは自宅でみどりさんが介護する日が続いたのですが

19歳から通所施設で訓練を始め、イエス・ノーの意思表示ができるようになったのです

意外だったのは、かのこさんのこと。

お母さんにとっては「純真でつつましい優しい女の子」のイメージでしたが

意思疎通できるようになってみると、意外に頑固で意志強固なお嬢さんだったとか



今ではご両親はみどりさんのマンションのすぐお隣の部屋にお引越しされ

仲良く楽しく西宮の暮らしをエンジョイされているようです



かのこさんにはお兄さんがいますが、このお兄さん(お名前忘れちゃった!)、

障害児教育や介護の現場をよくする為、アメリカに留学。

今はカンザスの高校で先生をしています。

アメリカでは障害児もその家族も、健常者と同じような暮らしを楽しんでいるそうです。



みどりさんが絵手紙を書き始めた頃、

通所施設や病院と家との往復しか世界がなかったみどりさんに

果たしてマスさんを励ますような、笑わせるような楽しいネタが見つけられるか

こんなに世界が狭いのに、続けられるかという一抹の不安があったそうです。

障害のある人やその家族は様々な我慢を強いられて暮らしています。

障害者なんだから、障害者の親なんだから当たり前 という世間の偏見。



アメリカでは障害者のお母さんも、日々仕事をしたり、ダンス教室に通ったり

ごくごく普通の暮らしを楽しんでいるそうです。



かのこちゃんが通所施設に通うようになる前は本当に大変な毎日。

夜もいつ呼吸困難を起こすか分からないから

みどりさんはめがねをはずして寝たことがなかったと聞きます。



そんなお母さんの姿を見て大きくなった心の優しいお兄ちゃん。

そして、いつまで続けられるか分からないけど、とにかくマスさんを励ましたい一心で

絵手紙を始めたみどりさん。

そしてその愛の輪が、じわじわと延々と時間と空間を広げていった

これは奇跡と思いませんか
ジャンル:
美容
キーワード
障害児教育 エチカの鏡
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