山崎幹夫の各種センサー

私の裡で常時稼働しているさまざまなセンサーが捕獲したもの

新作は『遊星少年パピイの路地』でいこうかな

2012年03月25日 11時22分06秒 | 映像制作ノート2009年以降
明日3月26日には5月のラ・カメラで新作を出すか出さぬかを決定しなくてはならない。
『赤バット娘』に続くドラマ作品『もうすぐ夜がやってくる』は5月の上映までにつくるのは無理だとあきらめた。次回に持ち越し。
では新作を何か出すか出さぬか、思案していましたが、昨年の秋に撮影した路地の映像を、何の小細工(ナレーションとか音楽とか)を施さず、そのまま「はい作品」と提出することにしようと思う。ランニングタイムを測ってみると12分。ちょうどいいぐらいだろうか。
タイトルをつけなくてはならない。
これまで8ミリで撮ってきた路地シリーズのタイトルは『ロートレックの路地』『表面科学の路地』『青果店裏の路地』『一夫多妻男の路地』という具合。
あとの2つはともかくとして、最初のは路地にあったスナックの名が「ロートレック」だったということ、2つめはやはりその路地に「セキタ表面科学研究所」というのがあったのでつけたのだった。
12分の映像をみて、そのなかに写っているものでいくのがいい。
候補はいくつかあったが、路地にある家の壁に貼ってあったシール(添付画像)が印象的であるので、何と言うアニメ(あるいはマンガ)だかわからなかったけれど、これにしようと思った。
しかしこれは何?
ロボットのかぎ爪のようなものが写っていることでもあるし、最初は『鉄人28号』の正太郎かと思ったのだけれど、正太郎はいつもネクタイしているのでちがう。
いろいろ調べて煮詰まったあと、ふと胸の星のペンダントに気づいて、それをキイワードにして調べてみたら『遊星少年パピイ』というアニメだということがわかった。
ちょっとチャラくなってしまうけれど、それでいいか。
このアニメ、放映は1965年から1966年だとか。自分は6歳から7歳だったわけだけれど、全然覚えてないなぁ。
映像の路地を歩いていたときって、しまだゆきやす君の死のことが頭にこびりついていて、心痛に沈んでいたのだけれど、しまだ君は1964年生まれだから1歳から2歳だったのね。
でも、その頃に貼られたものだったとしたら、日光や雨に当たらない場所だったのだとしても、退色もせずによく残存してたものです。シールじゃなくて、正式に何て言うのだろう、爪でこすって転写するタイプ(その当時よくありました)なので、印刷されたものよりも強かったのかな?
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レール脇の「つけめん」の出自を探る

2012年03月13日 19時15分10秒 | 看板/貼り紙/落書き
JR川越駅のホームで電車を待っていると、線路のレール脇になにか文字の書かれたものがささっていることに気づいた。
よく見ると「つけめん」と書かれている。「ははは、ちょっと面白い」と撮っておいたのだった。
「しかしブログの記事にするほどでもないか」と思いつつ、画像をながめていると「ん、ちょいピンぼけだけど780円か。つーことは、川越駅近くでつけ麺が780円の店を検索すれば、こいつの出自がわかるかも」と思いついた。
検索してみると、川越駅西口に貼り付くようにひとつラーメン店があることがわかる。そこにちがいない。
食べログでその店に関する投稿画像をひとつひとつ調べてみると。ありました。これですね。
見比べてみると、まちがいありません。他の画像で、この品書きの紙がノレンの横に貼ってあるものだということもわかりました。ふふふ。機会があれば、この「鶏塩つけ麺」を食べてみようかな。
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ス ウィ ート@名取市

2012年03月12日 19時00分11秒 | 看板/貼り紙/落書き
撮影の途中にふらふらして見つけたもの。
デリヘルの貼り紙でしょうけれど、どうもこの「ス」と「ウィ」の間の空間が気になる。気にしなければいいわけだろうけれど、気になってしまうとどうも困る。
良く見れば「ウィ」と「ー」の間も合間があるのだけれど「ー」と「ト」の間にはそれがない。なので余計に「ス」と「ウィ」の間が気になってくるという仕掛けになっているようだ。
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壱弐参(いろは)横丁@仙台

2012年03月10日 21時00分35秒 | いい路地ソソる路地
ふたたび仮設住宅の撮影の仕事で仙台へ。
面識ある人は意外に思うだろうけれど、私、めっきり涙もろいので、こらえて生きている人の話を聞いていると涙ぼろぼろ鼻水じゅるじゅるになっちまって、そんなビデオ撮影でした。
すでにいろいろ報道されていると思うけれど、仮設住宅での孤独死、自死は、阪神淡路大震災の時よりも高い頻度で発生してしまうだろうと思う。ビデオカメラを回しながら、どうすることもできないだろうという無力を噛み締めつつ、それでも、こんな自分でも他人の支えになれればいいという思いを抱きつつ…。

心痛を持て余しながら、夜にふらりと仙台の街をうろつきます。

壱弐参(いろは)横丁という場所に初見参。
タイプとしては自分は「戦後闇市タイプ」と名づけているんだけれど、ゴールデン街とか、しょんべん横丁などの類いですな。
って、グーグルストリートビューを貼付けようとしたら、凄いっ! 自動車が入れないような、こんな路地まで最近は入ってるのね。知りませんでしたっ!
とりあえずこちら。
↑の場所を入っていって、さらに奥が添付画像。
基本的にはふたつの路地が平行しているのだけれど、途中で、このように横に入れていけて、そこがいい雰囲気なんですよ。添付画像もいつもより大きめにしちゃおう。
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亀裂とゾーン

2012年03月09日 08時12分06秒 | 亀裂
ちょっと前の「被災地に行ってきた」の記事のなかで「自然災害による廃墟・廃屋化にはカメラを向けようと思う気持ちがそそられない」というようなことを書いた。
書いたあと「ちょっと、いや、かなりちがうな」という思いがあって、しかしどう言葉にしたらいいかわからなかった。
そうして画像フォルダをなんとなくながめていると、福岡市内で撮った画像が目についた。添付画像がそれです。
カラスによるいたずらだろう。べつに福岡市特有のものではない。住宅地ならばどこでだって起こること。
しかしこのありさまを目にして、思わずカメラを取り出し、一枚画像を撮ったということは、この光景に「ソソられた」わけだ。何に「ソソられた」のか。
言葉で説明をつけるとすれば、それは「カラスのいたずらによって、日常に小さなひびが入ったから」と言うことができるだろう。ものの10分ほどで復旧されてしまうような「亀裂」だけど。

いっぽう、廃墟・廃屋はそこに「亀裂」があるわけではなく、そこにあるのは「ゾーン」(タルコフスキー監督の『ストーカー』をイメージしてます)と呼びたいものだ。
人間によってつくられた建造物があるが、なんらかの理由で放棄されたままになっているもの。そこでは、いったんは人間によって介入された「建物の存在する意味」が、宙吊りにされている。
そこに足を踏み入れ、目的もなくうろつきまわっているうちに、自分にもいっぱい貼り付いている「意味」が、多少なりとも剥がれていくわけでして、それを自覚するのは快感なのね。
被災地のものもろのものは、宙吊りにはされていない。瓦礫は片づけられるべき存在であり。そのあとの土地にはドデンと「復興すべし」という意味が貼り付いているわけだから。
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スカイリム(PS3)その2

2012年03月02日 18時27分02秒 | ゲーム
プレイ時間は135時間超え。
なんとなく気持ち的に煮詰まってきたので、メインクエストに手をつけ、クリア。
それでもクレジットが流れることなくゲームは続けられる。
手をつけてないクエストはまだまだある。しかし、倦怠期と言いますか「もうやり込んだ」という気持ちでだれてきたというか。
そこで息抜きに山登り。道なき山をなんとか登って、頂上に立ったのが添付画像。こんな、プレーヤーのうち何人も来ないような場所まで、地形がつくられているのがいいところ。
まー、もちろん手描きではなく自動生成なのだろうけれど、それが『オブリビオン』では進めていくうちになんとなくわかってきてしまって、急に箱庭世界探索に飽きてしまう要因になった。しかし、今回はその点ではよくできています。いわゆる「世界のコピペ感」がありません。
もちろんマップは広大とは言えども限界があって、そこに達すると「これ以上進めません」という無情のテロップが出る。
しかしマップの範囲内であれば、高さに阻まれていない限りはこのように足を運べる、これはいいところ。だらだらと、勝手きままに世界を放浪することができる。

『オブリビオン』はじつに新鮮な驚きのあるゲームだった。
その続きである本作は、前の記事で書いたように「読み込み長過ぎ」「バグでクエスト進行不能なことがある」という欠陥はそのままだったが、細かい不満点はだいぶ解消されていた。
しかーし、新規に盛り込まれた要素がことごとくつまらなかった。
『オブリビオン』では、異世界への亀裂が発生すると、そこからは炎に似た赤い光がめらめらと吹き出していて、不安でもあり、しかし恍惚でもある不思議な感情を呼び起こしてくれていた。
それがなかったな『スカイリム』は。
それと『オブリビオン』では絵画の世界に入るというクエストがあって、そこではホントに絵筆で描いたように世界が描画されていたのだけれど、そういう変化球もなかったな。
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