今日の散歩

愛「人」との散歩日記

爺さん

2017年04月05日 | 日記・エッセイ・コラム

「爺さん、灰を撒いたようだな」とご主人さま。
「え、爺さんて誰のことですか」
「花咲か爺さんだよ」
「灰を撒いて、花を咲かせる名人なんだ」
「毎年、南から北に向かって出張してくるんだ」
「この時期になると、目が回るほど忙しくてな犬の手も借りたいとこぼしてたな」
「それ、猫の手と違うんですか」

「毎年のことながらこのあたりの桜、ほんとにきれいですね」
「ここは散歩道随一の桜の名所だからな」
「見事なもんだ。天気の良い日には花見の人もたくさん来ることだろう」
「よく花より団子っていうがな」
「日本人にとって桜は特別なものなんだ」
「華やかに咲いたかと思うと、はかなくも散り行くその姿に、自分を重ね合わせたんだろうな」
「まさに日本人の心根、日本人を象徴する花だな」
「今日は随分と高尚なことをおっしゃいますね」
「うん、たまにはな」

「お、あちらの方で赤井さんところのシロがいやにワンワン吠えているぞ」
「なんて言ってんだ」
「どうも ここ掘れ,ここ掘れ」と言ってるみたいですよ」
「ひよっとして小判がザクザクかも知れんぞ、行ってみよう」

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